Windows10 20H2の上書きインストール時にファイルとアプリを引き継げない不具合。回避策あり [Update 1: 修正]
Windows10 バージョン20H2でMedia Creation ToolやISOから上書きインストールをしようとすると、ファイルとアプリが引き継げない不具合が発生しています。
更新履歴 ① 2020年12月1日公開のKB4586853にて修正。その旨加筆。 [2020/12/5] [New] |
不具合概要
上書きインストール時は通常なら『個人ファイルとアプリを引き継ぐ』『個人ファイルのみを引き継ぐ』といった選択ができますが、Windows10 バージョン20H2ではそれらがグレーアウトして『何もしない』しか選択できなくなっています。何かしらの理由で上書きインストールを行おうと思っている方はお気をつけください。
引き継ぐ項目を選んでください - 『何もしない』しか選択できない
回避策 [New]
この不具合は、2020年12月1日に公開されたプレビューリリースKB4586853(またはそれ以降KB)にて修正されました。不具合にお困りの場合はKB4586853以降のアップデートの適用することで、『個人ファイルとアプリを引き継ぐ』『個人ファイルのみを引き継ぐ』を選択できるようになります。
または、Windows10 バージョン2004へ戻すことでも不具合を回避できます。WindowsUpdate経由(KB4562830適用)でバージョン2004からバージョン20H2へとアップデートした場合は、KB4562830をアンインストールすればOKです。アンインストール手順は以下になります。
KB4562830のアンインストール手順
- 『スタートメニュー』 → 『Windows システム ツール』 → 『コントロール パネル』を開く。
- コントロールパネルの表示方法を『小さいアイコン』または『大きいアイコン』にして(わかりやすくするためです)、『プログラムと機能』を選択。
- 『インストールされた更新プログラムを表示』を選択。
- 『Feature Update to Windows 10 20H2 via Enablement Package (KB4562830)』を右クリックして『アンインストール』を選択。
- PCを再起動する。
これでISO等からインストールする際に、引き継ぐ項目が選択できるようになります。お疲れ様でした。