Windows Server 2025の既知の不具合
2024年11月1日に正式リリースとなったWindows Server 2025には、以下の既知の不具合がアナウンスされています。導入を検討されている方はお気をつけくだささい。
Windows Server 2025 既知の不具合
CPUのコア数が多すぎると正常に動作しない
256コア以上の論理プロセッサーを搭載するサーバーにおいて、Windows Server 2025の実行中に以下のような不具合が発生する恐れがあります。
- Windows Server 2025のインストールやアップグレードプロセスに失敗したり応答しなくなったりする場合があります
- サーバーの起動または再起動に3時間以上かかる場合があります
- アプリケーションの起動、再起動、実行時にブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生する場合があります
しかし、環境によっては上記のような不具合は発生せず、何の問題もなく動作する場合もあります。
もし、この不具合が発生する場合は、サーバーのBIOS / UEFIから一時的に、1ソケットあたりの論理コアが256コア未満になるように設定してください。
インストール時の問題
Windows Server 2025をDVDやUSBメモリなど、特定のメディアからインストールする際、インストール時に選択した言語に関係なく、インストール処理中の一部テキストが英語で表示される場合があります。
この不具合はMultilanguage User Interface (MUI)を使用するWindows Serverメディア25100.1742以降で発生します。
iSCSI環境に問題
iSCSI (Internet Small Computer Systems Interface)テクノロジーを使用するサーバーにおいて、起動時に「boot device inaccessible」(ブートデバイスにアクセスできません)というエラーメッセージが表示される場合があります。
この不具合は、iSCSI LUNから起動するNDIS Poll Modeで動作するサーバーで発生します。