ブラウザがクラッシュする不具合。Windows Server 2022にて、KB5034129インストール環境で発生。対処方法あり
Windows Server 2022環境において、2024年1月のセキュリティ更新プログラムKB5034129をインストールするとブラウザがクラッシュするという不具合が複数件報告されています。
不具合概要
日本時間で2024年1月10日にリリースされたWindows Server 2022用セキュリティ更新プログラムKB5034129をインストールすると、Microsoft EdgeやGoogle Chrome、Firefoxなどのブラウザがクラッシュするとの報告が複数件出ています。
Microsoft EdgeやGoogle ChromeといったChromium系ブラウザを起動させると白い画面が表示されてクラッシュ、Firefoxは新しいタブを表示させるとクラッシュします。
対処方法・回避策
この不具合の対処方法・回避策はいくつかあります。
対処方法A
KB5034129をアンインストールすれば本不具合は発生しません。アンインストールしても問題ないのであれば、Microsoftが本不具合を認識して修正するまでの間、一時的な対処方法としてご検討ください。
しかし、多くの場合、サーバー環境でセキュリティ更新プログラムをアンインストールして運用したくはないでしょう。その場合、以下の対処方法Bをご検討ください。
対処方法B
Google Chromeコミュニティの報告によると、レジストリエディターを起動して([Windows] + [R]キーを押して『regedit』と入力してエンター)、レジストリの『HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options』にある『chrome.exe』を削除するか、リネーム(例えば『chrome_test.exe』などに)することで、ブラウザがクラッシュしなくなるとのことです。
本不具合にお困りの方はお試しください。何かあっても元に戻せるようにレジストリのバックアップ(エクスポート)を取っておくか、削除ではなくリネームをおすすめいたします。