Core Ultra 200 Arrow Lake-SにNPUは搭載される?Copilot+ PCには対応する?
Intel Core Ultra 200シリーズデスクトップCPUことArrow Lake (Arrow Lake-S)にNPUは搭載されるのでしょうか。
Arrow Lake-SにNPUは搭載されるのか
ハードウェアリーカーのJaykihn氏によると、Arrow LakeデスクトップCPUの仕様は以下のようになるとのこと。
Jaykihn氏が公開したスペックシートにはNPUの項目があり、Arrow LakeデスクトップCPUにはNPUが搭載されるそうです。しかしながら、その性能は13TOPSに留まります。
MicrosoftはCopilot+ PCのシステム要件として、以下のスペックを要求しています。
- Microsoftが承認した40TOPS以上の性能を有するNPUを搭載したプロセッサーまたはSoC
- 16GB DDR5 / LPDDR5メモリ
- 256GB以上のSSDまたはUFSストレージ
Copilot+ PC専用のAI機能を利用するには40TOPSのNPUが必要とされています。Arrow LakeデスクトップCPUは13TOPSのため、この要求を満たしていません。つまり、Arrow LakeデスクトップCPUでは、今後、Windows11に搭載されるCopilot+ PC専用のAI機能は利用できないことを意味します。
余談ですが、Zen 5 / Ryzen 9000シリーズデスクトップCPUもCopilot+ PCのシステム要件を満たしていません。(こっちはNPU自体搭載されていません) 一方、Intel Lunar LakeやAMD Strix Point (Ryzen AI 300シリーズ)といったモバイル向けCPU / APUはCopilot+ PCのシステム要件を満たした40TOPS以上のNPUが搭載されています。
いつCopilot+ PCに対応したデスクトップCPUが登場するのか
Jaykihn氏は「Arrow Lake Refreshが登場すれば、Arrow Lakeより2.8mm長いダイで、SOCタイル上にアップグレードされたNPUが搭載される」と述べています。
Arrow Lake Refreshは2025年発売予定のIntelのデスクトップCPUと噂されており、Jaykihn氏によると、Arrow Lake RefreshでNPUにテコ入れが入る模様です。Jaykihn氏の情報が正しければ、Copilot+ PCに対応したIntelのデスクトップCPUは2025年まで待つ必要がありそうです。