Western Digital、SSD市場から撤退。HDDに注力。SSDはSanDiskが引き継ぐ。遠くない未来、市場からWD製SSDが消えることに

SSD

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Western Digital (WD)がSSD市場から撤退して、ハードディスクドライブ(HDD)に注力すると報じられました。海外メディアのTechSpotが報じました。

WD、SSD市場から撤退

Western Digitalはストレージ業界の大御所だ。SSDやHDDで名を馳せてきた。そんなWestern Digitalだが、NANDフラッシュメモリ事業を分離し、SSDの製造・販売から手を引くこととなった。

この動きは以前から進められていたが、2025年2月24日付けでWestern Digitalから正式に発表された。SSD部門は完全にSanDiskへと移行され、Western DigitalはHDDの技術開発に専念することになる。

一部のPCゲーマーにとってこの発表は、複雑な気持ちを抱くだろう。Western Digitalは、ゲームコミュニティで人気のあるSSDをいくつも製造してきた。

これまでWestern DigitalはKIOXIA (旧東芝)の製造施設を利用していたが、SanDiskでもそのまま継続して利用されることが見込まれる。場合によっては需要を満たすために、Samsungなどほかのメーカーと提携する可能性も考えられる。

― TechSpot

2024年12月にSanDiskは、「まもなく新しいSanDiskへと変わります」とアナウンスし、SanDiskがWestern Digitalから分離されることを示唆していました。そして、ついにそのときが来たようです。

今後、Western Digital製のSSDが市場から消えていくとなると少し寂しいものがあります。その分、SanDiskにがんばってもらって、これからも良い製品を作っていってもらいたいですね。

Posted by にっち