Thermal Grizzly、サーマルパテ『TG Putty』を発売。サーマルパッドの代替品。厚さを気にせず使用可能
Thermal Grizzlyは、サーマルパッドに代わる新製品『TG Putty』(または『TG Thermal Putty』とも呼ばれる)を発売しました。
本製品はサーマルペーストやサーマルパッドならぬ、サーマルパテ。例えば、グラボのVRAM用サーマルパッドや、その他、サーマルパッドで冷却を行っているコンポーネントへの使用に好適とれています。つまるところ、サーマルパッドの代替品です。
通常、サーマルパッドを交換する際、元の厚さに合わせたものを使用する必要があります。コンポーネントとヒートシンクとの隙間が何mmあいていて、何mmのサーマルパッドが良いか調べるのは中々に骨が折れます。
しかし、本製品は粘度のあるパテのため、0.2~3.0mmの範囲内で自由に使用できます。サーマルパッドであれば厚みに気を使いますが、本製品であれば、あまり気を使うことなく少々多めに盛っても問題ありません。
Thermal Grizzlyのサイトでは、『TG Putty』『TG Thermal Putty』両方の製品名が使用されていてどちらが正式名称かは不明です。(カートに入れたところ『TG Putty』と表示されましたので、以下、『TG Putty』と呼びます)
『TG Putty』のラインナップは以下の3モデル
- TG Putty Basic: 中程度の熱伝導率
- TG Putty Advance: 良好な熱伝導率
- TG Putty Pro: 非常に優れた熱伝導率
具体的にどれくらい冷えるかといった数字は書かれていませんが、性能は、Pro > Advence > Basicとなるとのこと。販売価格はTG Putty Basicが16.24ドル、TG Putty Advanceが27.14ドル、TG Putty Proが43.49ドル。内容量はすべて30g。非導電性。
現時点では、日本国内での取り扱いに関するアナウンスは行われていませんが、Thermal Grizzly直販サイトでは日本への発送も行っています。