Intel Laminar RM1の冷却性能が明らかに。新しいリテールクーラーはAlder Lake-Sを冷やせるのか
Intel第12世代Alder Lake-S Core 12000シリーズの特定モデルに付属するLGA1700用Intel純正CPUクーラー『Laminar RM1』のレビューが公開されました。中国語圏メディアの163.com(网易)が報じました。
Intelは長年使用してきた純正CPUクーラーのデザインを変更した。LGA1700では新たに3つCPUクーラーが用意されており、PentiumやCeleron向けの『Laminar RS1』、i3 / i5 / i7向けの『Laminar RM1』、i9向けでLEDを備えた『Laminar RH1』がある。 今回、この真ん中に位置するRM1を入手できた。 取り付け方法はこれまでと同様にプッシュピン方式が採用されている。ファンの周りには青いリングがあるが、RM1では光らない。 TDP65WのCore i5-12400(6P+0E / 12T)を使用してRM1の動作をチェックしてみたところ、まず、アイドル時は1300rpm程度の回転数で、体感では非常に静かだった。近づいても風の音はほとんど聞こえない。 次にAIDA64を使用して8分間のストレステスト(室温20度)を行ったところ、ファンの回転数は3100rpmまで上がり、非常に大きな風切り音を伴った。プロセッサーはフルロードで85Wほど消費しており、CPU温度は最大75度で、73度前後を推移した。この温度はIntelが定める許容範囲内の温度だ。CPU温度が100度に達するとサーマルスロットリングによりクロックが低下する。 RM1は、純正CPUクーラーとしては妥当なレベルで、同じ6P+0E/12TのCore i5-12500やCore i5-12600も問題なく冷やせるだろう。しかし、8P+4E/20TのCore i7-12700を冷やすとなるとあまり余裕がないかもしれない。 [Source: 163.com] |
163.comによると、Core i5-12400環境においてはアイドル時は静かでフルロード時の冷却にも問題ないものの、高負荷時は結構な騒音になるそうです。静音志向の方は別途CPUクーラーの購入を検討した方が良さそうです。