AMDのリサ・スーCEOは2017年度第4四半期決算報告でCPUの脆弱性について下記のように述べました。
弊社のプロセッサでSpectre Varian 2の悪用は困難であると考えていますが、マイクロコードとOSパッチを組み合わせた追加の緩和策を提供します。長期的には、Spectreのような潜在的脅威にさらに対処するため、Zen 2のデザインからプロセッサコアに変更を加えます。 (Source:PCWorld) |
Zen 2アーキテクチャを採用したプロセッサは2019年登場といわれており、そこでハードウェアレベルでの対応がされるようです。ただし、Intelと同様に、リサ・スーCEOのこの発言は 「完全な解決」 とも 「緩和策」 とも明言していないため、どこまで対処しているのかは明確になっていません。
リサ・スーCEOは 「変更を加える」 と言うにとどめていますが、 「さらに対処するため」 という流れから 「緩和策」 である可能性は高そうです。なお、ソース元のPCWorldでは 「Spectreの緩和策はZen 2から組み込まれる」 と題して報じられています。