Win10チューニング,WindowsUpdate

2017/11/15追記
Windows10は2017年11月15日にWindowsUpdateに配信された月例パッチを適用することで、AccessとExcelバグは解決します。

Windows7/8.1も同様に2017年11月15日の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』及び『セキュリティのみの品質更新プログラム』で解決します。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

以下、2017/10/18に公開した記事になります。


2017年10月11日に配信された10月度の月例パッチAccessとExcelで連携ができなくなる不具合が話題になりました。当初、この問題はWindows7でだけで報告されていましたが、Microsoftが新たに公開した情報によるとWindows7だけでなく、8.1や10でも同じ不具合を抱えていることが判明しました。

以下、この不具合を抱えているパッチのリストになります。

 KB4041678 2017/10/11配信 Win7系用『セキュリティのみの品質更新プログラム
 KB4041681 2017/10/11配信 Win7系用『セキュリティマンスリー品質ロールアップ
 KB4041686 2017/10/18配信 Win7系用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー

 KB4041687 2017/10/11配信 Win8.1系用『セキュリティのみの品質更新プログラム
 KB4041693 2017/10/11配信 Win8.1系用『セキュリティマンスリー品質ロールアップ
 KB4041685 2017/10/18配信 Win8.1系用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー

 KB4041691 2017/10/11配信 Win10Anniversary Update(Ver.1607)用
 KB4041676 2017/10/11配信 Win10Creators Update(Ver.1703)用
 KB4041688 2017/10/18配信 Win10Anniversary Update(Ver.1607)用
 KB4041689 2017/10/11配信 Win10TH2(Ver.1511)用

この不具合の手動での修正方法は上記KBのリンク先で案内されていますが、今後のパッチでいずれ修正予定とのことです。

< Update 2 >
MicrosoftはAccessとExcelバグの修正パッチを公開しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
【アプデ】 Microsoft、AccessとExcelのバグ修正パッチを公開

関連記事
【アプデ】 2017年10月18日、.NET KB4042076 / KB4042078、『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4041686 / KB4041685(テレメトリ入り)、Flash KB4049179が配信
【アプデ】 WindowsUpdate 2017年10月度 注意事項と各KBメモと直リンク
【アプデ】 Windows10にWSUS用KB4041691 or KB4041676を適用後、PCが起動しなくなる致命的な不具合が発生
【アプデ】 Windows10 Creators Update(Ver.1703)用パッチKB4041676に不具合、シャットダウンが始まるとブルースクリーンの危険性

Win10チューニング,WindowsUpdate


質問
Win10 Pro にて 2017/10/10 のWindows Update後から正常に起動できないPCが4台同時発生しました。

表題のとおりなのですが、Win10 Pro にて2017/10/10 のWindows Update適用後⇒再起動のタイミングで起動出来なくなるPCが4台同時発生しました。
セーフモードでの起動も、復元ポイントを使っての復元も正常に完了せず、途方にくれています。
当然ながらWindows Updateが未だ適用されていないWin10 ProのPCは正常に動作してくれています。
何か、回復させるための手掛かりのようなものはありませんでしょうか?
4台同時なので今回のWindows Updateが何らかの要因になっているのかな・・・という気はするのですが。

同じことが知りたい (400)

MSコミュニティにて、Windows10に2017年10月度のアップデートを適用した人から上記の不具合報告が出ています。セーフモードでも起動することができず、かなり致命的な不具合となっています。

Microsoftによると、Anniversary Update(Ver.1607)用パッチKB4041691とCreators Update(Ver.1703)用パッチKB4041676がこの問題を抱えています。なお、この問題の影響を受けるのはWSUS用のパッチだけで、WindowsUpdateとWindows Update for Businessからインストールした場合は影響を受けないとのことです。

個人PCは影響を受けず、企業は影響を受ける、といった感じですね。被害に遭った企業が多いのか、MSコミュニティの『同じことが知りたい』数は400件にもなっています。Microsoftはこの問題への対処方法を公開しましたので、お悩みの方は下記リンク先を参考にどうぞ。

日本語ページ
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2017/10/12/nobootissue_wsus/
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4049094/windows-devices-may-fail-to-boot-after-installing-october-10-version-o
英語ページ
https://support.microsoft.com/en-us/help/4049094/windows-devices-may-fail-to-boot-after-installing-october-10-version-o

また、redditで上記とは違った対処方法も紹介されていますので、こちらも掲載しておきます。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年10月11日に配信されたWindows10 Creators Update(Ver.1703)用パッチKB4041676割と深刻な不具合が出ています。

USB Typc-Cコネクタシステムソフトウェアインターフェイス(UCSI)を搭載する環境にKB4041676を適用すると、OSのシャットダウン時にブルースクリーンやブラックスクリーンが表示される場合があるとの情報がKB4041676のページに掲載されました。

RAMディスクを使っている人なんかは特に要注意ですね。OS終了時にRAMの内容をストレージに書き込むタイプのRAMディスクソフト(SoftPerfect RAM Diskなど)だと、この不具合のせいでRAMディスクの中身が吹っ飛ぶ危険性があります。

この問題の回避策は下記のいずれかになります。

  • KB4041676をアンインストールする
    (:ただしKB4041676で修正された脆弱性が放置されることになる)
  • BIOSでUCSIを無効にする

セキュリティ面を考えれば後者が無難な選択でしょう。

Win10チューニング,WindowsUpdate

この記事は2017年9月2日に書いたものです。『Fall Creators Update』の1週間前ということでageておきます。


Microsoftは2017年2回目のWindows10大型アップデート『Fall Creators Update』を、10月17日(現地時間。日本時間だと10月18日?)より配信することを発表しました。これまでの経緯から考えるに、10月17日にすぐ配信されるのではなく、順次配信されるものと思われます。

今回の大型アップデートではMRヘッドセットのサポートや、新しいデザインのUI『Fluent Design System』の採用などが予定されています。

注意点として、これまでにTH2、Anniversary Update、Creators Updateと大型アップデートがありましたが、その全てでWindows10のレジストリや各種設定が初期化されました。

 【Win10】 悲報 Windows10 Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
 【Win10】 Windows10Anniversary Updateの注意点
 【Win10】 Windows10TH2へのアップデート問題

大型アップデートを経験したWindows10ユーザの方には今更ですが、勝手に初期化されては困る変更箇所は、元に戻せるようにメモしておくことをおすすめいたします。変更箇所が多いと覚えておくのも大変でしょうし、約半年毎に大型アップデートが来ますしね……。

あと、バグに悩まされたくない方は大型アップデートのインストールはしばらく様子見することをおすすめいたします。詳しくは下記の記事を是非ともご一読くださいませ。

 【Win10】 Windows10 Creators Updateのインストールに関する留意事項

↑はCreators Updateのときの記事ですが、全大型アップデートで同じことが言えます。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年9月13日に配信されたWindows10 Creators Update用パッチKB4038788割と深刻な不具合が出ています。主に2点。

PCゲーム全般,WindowsUpdate

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(Source:Microsoft finally gets ...)

Windows10 Creators Update以降、一部の環境でOverwatch、Battlefield 1、Rocket Leagueなどのゲームでランダムにスタッターが発生したり、フレームレートが低下する問題が発生しているようです。

詳しい原因などは明らかにされていませんが、Microsoftはやっとこの問題を特定し、Insider Preview Build 16273で修正されるとのことです。なお、製品版のWindows10は2017年10月17日から配信されるFall Creators Updateで修正予定となっています。

Windows,WindowsUpdate


(Source:Windows-Update: Microsoft gibt Unterlassungserklärung ab)

1~2年前のあらすじ。Microsoftは『Get Windows 10』という大多数の人に望まれていないキャンペーンを展開し、Win7/8.1でWindowsUpdateの設定が自動のままだと、Windows 10本体を勝手にダウンロードしたりインストールして世界を混乱させました。

 【Win】 WUを自動にしているとWin10を勝手にDLされることが判明
 【Win】 WU自動設定ユーザにWin10が勝手にDLされる件 続報
 【Win】 悲報 各所で勝手にWindows10になる現象が多発している模様
 【Win】 悲報 各所で勝手にWindows10になる現象が多発している模様 2nd season

覚えていますでしょうか。転送量に制限のあるWi-Fiユーザがこれをくらって即死したり、あまりにも卑劣なやり方をしたりと、Microsoftに対して最悪の印象を与えてくれたキャンペーンでした。

この件について、今更と言いますか、やっとと言いますか、ドイツで大きな動きがありました。

Microsoftはこの件でドイツのバーデン=ヴュルテンベルク消費者センターに訴えられており、2回の敗訴を経て 「ユーザの同意を得ずに新しいOSをインストールしない」 ことに同意しました。これによりMicrosoftは、今後ドイツでは『Get Windows 10』に類する狂った行動が制限されることになります。

ドイツさんグッジョブ!

ただしこれはあくまでもドイツだけでの措置になります。Microsoftが他国でもこの同意に則った行動を取るかは定かではありません。

Windows,WindowsUpdate


(Source:Microsoft cuts off ... / Microsoft agrees to extend support ...)

2013~2014年に発売されたAtom Clover Trail(Z2760、Z2520、Z2560、Z2580)を搭載した2in1PCにWindows 10 Creators Update(以下、CU)を適用しようすると

Windows 10はこのPCでサポートされなくなりました。このアプリはWindows 10と互換性がないため、アンインストールしてください。

と表示されてCUの適用ができないことが問題になっています。 「アプリ」 と表示されていますが、これはただの表記ミスで、このメッセージはハードウェアがWindows 10の最新リリースと互換性がない場合に表示されます。

Windows


(Source:24-core CPU and I can't move my mouse)

Google社員のBruce Dawson氏は24C48T環境でWindows 10を使ってChromeのビルドをしていたところ、マウスカーソルがカクカクして正常に動かなくなるという不具合に遭遇しました。また、CPU使用率を見ても50%しか使用しておらず、そのパフォーマンスを発揮していませんでした。

なぜ、ビルド中にマウスカーソルがカクカクになり、パフォーマンスも出なくなるのか、Bruce Dawson氏が調べてみたところ、この問題はWindows 7では発生することはなく、24C48T CPU + Windows 10という条件下で発生する不具合ということが判明しました。

現在のところ、この問題が発生した際の対処方法は 「ビルド中にマウスを使用できるようにして、最高のビルドパフォーマンスを得るためには、数日おきにマシンを再起動する必要がある」 とBruce Dawson氏は述べています。

一般ユーザに24コアCPUはあまり縁のない環境ではありますが、もし、24コアのXeonやEPYCを導入してWindows 10でビルド用途などでの使用を考えている人は注意が必要です。

この問題のより詳細な情報はBruce Dawson氏のブログ『Random ASCII』に掲載されています。

 Random ASCII
 24-core CPU and I can't move my mouse

また、この問題は既にMicrosoftに報告されており、現在調査中とのことです。

Windows,WindowsUpdate

2017年7月度のWindows 10 v1607(Anniversary Update)用パッチ、KB4025339のダウンロードが終わらなかったり、インストールが上手くいかなかったりといった報告がチラホラと出ています。環境によって問題が発生したり、しなかったりするようで現在のところ原因は不明です。

Microsoft側の不手際であればそのうち修正されるかもしれません。すぐにでも適用したい方は、この問題に遭遇したぼくんちのTV 別館さんが気合でインストールした記事を書いていますので参考になるかと思います。詳細は下記のリンク先へどうぞ!

 ぼくんちのTV 別館
 KB4025339 (Windows 10 Anniversary Update)の手元のメモ

Windows

MicrosoftはWindows 7 vs Windows 10という公式ページを公開しています。検証に使われているマシンがこちら。

おわかりいただけただろうか……。

もうこの時点で見る価値はまったくありませんが、このスペックで比較した結果、もちろんWindows 10の全勝。締めのお言葉は 「最終成績: サクサク快適に使いたければ Windows 10 にすぐに乗り換えるべし」 とのこと。

これ、マシンのOSを逆にしたら、 「最終成績: サクサク快適に使いたければ Windows 7 にすぐに乗り換えるべし」 になることは間違いありません。OSの違いによって動作の差に自信があるなら同スペックでやるべきでしょう。少なくとも、Kaby Lake世代ならWindows 10の方がわずかにパフォーマンスは上です。

残念ながら、日本Microsoftの中の人は、これがただのマシンスペック対決にしかなっていないことも理解できないようです。あるいは理解した上でわざと

大きな差が出ると誤解を与える紹介をしているのでしょうか。

これ、景品表示法の優良誤認 「実際のものよりも著しく優良であると示すもの」 に当たるんじゃないですかね。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月28日に配信されたオプションパッチ及びIEの印刷問題だけを修正する単品パッチKB4032782を適用すると、Internet Explorer(以下、IE)が不安定になるという報告が出ていました。

どうやらComodo製品が原因で不安定になる場合があるようです。Comodoはフォーラムで下記の案内をしています。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月度のWindows Updateを適用すると、Internet Explorer(以下、IE)で印刷が正常にできなくなる問題ですが、Microsoftは印刷の修正パッチとなるKB4032782を公開しました。

EdgeデベロッパフォーラムでMicrosoftのJames M.氏はこの問題を『修正しない』とマークしていましたが、内部統制が取れていないのか彼の勝手な独断だったようですね。

それはさておき、印刷の修正パッチKB4032782についてですが、いくつか注意点があります。

Windows,ウイルス


(Source:ZDNet / eTeknix)

<ザックリ意訳>

Microsoftは2017年6月8日にブログで 「Windows 10 Sは既知のランサムウェアの影響を受けない」 と豪語した。これが本当かどうか、ZDNetはセキュリティ研究者のMatthew Hickey氏に依頼してWindows 10 Sをランサムウェアに感染させることが可能か試すことにした。

結果、Matthew Hickey氏はわずか3時間ほどで成功した。Matthew Hickey氏は 「簡単すぎて正直驚いている」 と述べている。

攻撃には悪意のあるマクロベースのWord文書を作成し、Word文書を開くとDLLインジェクションが行われる方法を利用した。そこを起点にクラックを進め、最終的にはシステム特権を得てコンピュータを自由にリモートアクセスできるようになった。

Matthew Hickey氏は 「この状態はアンチマルウェアやファイアウォールなどを無効にしたり、重要なWindowsのファイルを上書きすることができる。ランサムウェアをインストールすることもできる。ゲームオーバーだ」 と述べた。


上記内容がZDNetなどの海外メディア各所で報じられました。

Windows 10 Sは基本的にWindowsストアのアプリケーションしか動作しないため、比較的ウイルスの影響を受けにくい仕様だとは思いますが、Microsoftが主張する 「Windows 10 Sは既知のランサムウェアの影響を受けない」 というのは誇大広告だったようです。