Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年11月22日、Microsoft UpdateカタログとWSUSにWindows10 v1709 Fall Creators Update用パッチKB9999786が公開されました。しかし、このパッチの情報は公開されず、謎のまま翌日には取り下げられました。

このパッチについて、MSフォーラムで下記の案内がされました。

テストパッケージとなるKB9999786が誤ってMicrosoft UpdateカタログとWSUSに公開されました。現在、このパッケージは削除されています。KB9999786をダウンロードしたお客様は、このパッケージを削除・アンインストールしてください。

はい、誤って公開したようです。インストールした場合、何がどうなるのか、具体的な情報は何も公開されておらず、ただ、削除するようにとだけ案内されています。

今回の場合、WindowsUpdateには配信されなかったため、インストールした人は少ないと思いますが、Microsoftはたびたび誤配信をすることがあるためお気をつけくださいませ。

 2017年3月
 【アプデ】 『Microsoft - WPD - 2/22/2016 12:00:00 AM - 5.2.5326.4762』はMicrosoftの配信ミス
 2015年10月
 【Win】 32bit版Office2010に64bit版のアップデートが誤配信される
 2015年10月
 【Win7】 WindowsUpdateにgYxseNjwafVPfgs~とかいう糞パッチが公開

最悪の場合、システムに異常をきたすこともあります。不審なパッチかどうか見分けるのは難しいかもしれませんが、おかしなファイル名やKB番号、古い日付のパッチには十分ご注意ください。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1703 Creators UpdateでWindowsUpdateをCBBに設定していても 「2017年11月度の月例でv1709 Fall Creators Update(以下、FCU)にされた」 「WUがFCUをインストールしようとしていた」 といった報告が国内のMSフォーラム海外フォーラムなどで出ています。

CBBにしていてもFCUが降ってくる条件など、ハッキリしたことは判明していませんが、しばらくFCUにしたくない場合はしっかりと延期日数を指定しておくことが、国内外どちらのフォーラムでも推奨されています。

まだFCUを適用したくない人はお気をつけくださいませ。

< Update 1 >
Microsoftが2017年11月15日に配信されたKB4048954 (v1703 Creators Update用)のページを更新し、新たに既知の問題を書き加えました。

  • Current Branch for Business (CBB)上のWindows Proデバイスが予期せずアップグレードします。

はい、犯人はKB4048954のバグです。勝手にFCUにされて困る人はお気をつけくださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2017年11月15日に配信されたWindowsUpdateを適用すると、EPSON製の一部プリンタで印刷ができなくなるという不具合が出ています。この問題を解消するには下記の更新プログラムをアンインストールする必要があります。

    Windows7
    KB4048960 (『セキュリティのみの品質更新プログラム』)
    KB4048957 (『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』)
    Windows8.1
    KB4048961 (『セキュリティのみの品質更新プログラム』)
    KB4048958 (『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』)
    Windows10
    KB4048955 (v1709 Fall Creators Update用)
    KB4048954 (v1703 Creators Update用)
    KB4048953 (v1607 Anniversary Update用)
    KB4048952 (v1511)
    KB4048956 (v1507)

これらの更新プログラムをアンインストールすることで印刷ができるようになりますが、更新プログラムに含まれている脆弱性の修正は放置されることになります。

なお、この問題について、EPSONが下記のページで詳しく案内をしています。

MicrosoftとEPSONは解決に取り組んでおり、今後のWindowsUpdateで修正パッチをリリース予定とのことです。

< Update 3 >
修正パッチが公開されました。詳細は下記の記事をご覧ください。

関連記事
【アプデ】 WindowsUpdate 2017年11月度 注意事項と各KBメモと直リンク

Windows,WindowsUpdate

2017年10月11日以降に配信されたWindowsUpdateの各種パッチAccessとExcelで連携ができなくなる不具合が出ていましたが、2017年11月15日に配信されたWindows7 / 8.1 / 10用の各パッチに、この問題の修正が含まれました。

Windows10ユーザの方は普通にWindowsUpdateを行って2017年11月度のパッチの適用を、Windows7 / 8.1ユーザの方は下記の記事をご覧くださいませ。

なお、この問題を

上記方法を用いて手動修正済みの方は、パッチを適用する前にレジストリの値を

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Jet\4.0\Engines\Excel\Win32

C:\Windows\SysWOW64\msexcl40.dll

↑に戻しておくのをお忘れなく!

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更新履歴
① 初版ではWin10v1703用パッチKB4049370も書いていましたが、このパッチでAccessとExcelのバグは修正しません。誤りでした。すみません。KB4049370はSurface起動時のブラックスクリーン問題のみを修正します。
② Win7用KB4052234とWin8.1用KB4052233が不具合により取り下げられた旨を追記。
③ 2017年11月度の月例パッチに修正が含まれたので記事内容を大幅に修正。
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SSD,マザーボード

Ivy Bridge世代でもNVMeからOSブートが可能ってご存知でしょうか。

そう、ASRockならね。

IvyでもNVMeからOSブートが可能なのかぐぐっていたらヒットしました。てか、BIOS更新日が2017年9月21日て! このマザーボード、2012年発売ですよ! なんという変態長期サポート……。ASRock Z77 Extreme4ユーザでNVMeからOSブートを考えている人は、下記よりBIOSのダウンロードをどうぞ。

 ASRock > Z77 Extreme4
 http://www.asrock.com/mb/Intel/Z77%20Extreme4/index.jp.asp#BIOS

Windows7をインストールする場合はNVMeドライバとなるKB2990941のご用意をお忘れなく。Windows10のインストールは下記のお方の記事が参考になりますのでぜひご一読を。

 クアッドコアですよ
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 1.BIOS(UEFI)更新編
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 2. SSDを取り付ける
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 3.OSブート編

Windows,WindowsUpdate

一部環境のWindowsUpdateに『Intel - System - 4-12-2017 12-00-00 AM - 14.28.47.630』が配信されました。

ファイルの中身を見てみるとIntel Extreme Tuning Utility(以下、XTU)のドライバでした。おそらくXTUをインストールしている環境に配信されているものと思われます。現状、XTUの使用に問題がなければわざわざインストールする必要はないでしょう。

なお、WindowsUpdate経由でのドライバインストールは過去の『INTEL - System ~』系でロクでもないことをやらかしているため、何も考えずに全入れするのはおすすめしません。 「このドライバは自分にとって本当に必要か」 をしっかり調べた上で、必要であれば公式サイトから拾ってくる癖をつけておくことをおすすめします。

XTUの場合、新しいバージョンが必要でしたら下記の公式サイトよりダウンロードをどうぞ。

 インテル エクストリーム・チューニング・ユーティリティー (インテル XTU) 用のダウンロード
 https://downloadcenter.intel.com/ja/product/66427/-XTU-

Windows,ハードウェア全般

これまでSurfaceは、Web上の仕様と異なる製品を出荷したり、ファームウェア適用でバッテリを大量消費するようになったり、電源コードが異常過熱でリコールになったり、液晶がチラつくようになったり、WUに配信されたファームウェアの適用で何回もBSoDになったり(自分の知ってる範囲で3回)、様々な不具合と手間をユーザに提供してきました。

また、つい先日、OS起動時のブラックスクリーン問題が修正されましたが、修正までに約2ヶ月もかけており、自社製品に対してやる気のないサポート体制を見せ付けたのは記憶に新しいでしょう。

そんなSurfaceシリーズですが、Surface Pro 4には未解決の致命的な問題があります。下記の動画をなるべく大きなサイズでご覧ください。

おわかりいただけたでしょうか。画面下半分くらい、表示が小刻みに揺れています。これはカメラのせいでこう映っているのではなく、実際にSurface Pro 4の表示が揺れているのです。

この問題は2017年1月にMSフォーラムで報告されて、2017年11月4日現在、『同じことが知りたい』数は1215件にもなっています。ユーザからは 「Surfaceで雑誌や記事を読むことができません。テキストを読むには外部モニタを接続する必要があります」 といった深い悲しみに包まれたコメントなども出ています。そして、この問題は未だ解決しておらず、放置されたままとなっています。

Surfaceシリーズは複数あるため、全部が全部、何かしらの問題を抱えているわけではないと思います。しかし、これからSurfaceを買おうと思っているなら 「何かあったとき」 Microsoftはこういうサポート体制であることはしっかりと念頭に置いて検討すべきでしょう。

2018/2/4追記
ついにこの問題の原因が判明しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年9月13日に配信されたWindows10 Creators Update用パッチKB4038788をインストール後、OS起動時に5~10分間、ブラックスクリーンになる問題が出ていました。この問題は、後日公開されたKB4043292で解決したかに思われました。

しかし、Microsoftの自社製品となるSurfaceでは未だにブラックスクリーンになっていたようで、今回、やっとSurface向けの修正パッチとなるKB4049370が公開されました。このパッチはWindowsUpdateに配信されないため、Surfaceユーザでお困りの方は下記直リンクからダウンロードをどうぞ。

<Windows10 v1703 Creators Update系用>
KB4049370ファイル直リンク:64bit / 32bit / 10系その他のエディション

Win10チューニング,レジストリ

Windows7 ⇔ Windows10間でUSBメモリや外付けSSDなどを使ってファイルのやりとりをすると、使用したUSBメモリやストレージが読み込めなくなる場合があります。Windows7とWindows10ではNTFSが使用するLFS(ログファイルシステム)のバージョンが違うため、このような問題が生じます。

打開方法は、Windows10の高速スタートアップを無効にするか、Windows10側の下記のレジストリを編集することで対処可能となっています。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows7のプロダクトキーでWindows10のインストールができる、と、どこかで目にしたので試してみることに。まずは下記ページからWindows10のISOファイルをダウンロード。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO

↑はブラウザのユーザーエージェントを、MACのブラウザに変更にすると直でISOを落とせます。

MACのユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_12_6) AppleWebKit/604.1.38 (KHTML. like Gecko) Version/11.0 Safari/604.1.38

あとはDVDに焼くなりUSBメモリにぶち込むなりして起動。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2016年7月、MicrosoftはWindows7 / 8.1からWindows10へのアップグレードキャンペーンを終了しましたが、障碍者向け支援の一環として、手動によるアップグレードの提供は引き続き行っていました。Microsoftは、この障碍者向け支援を2017年12月31日に終了することを発表しました。

『障碍者向け支援』と称していますが、事実上、この手動アップグレードは誰でも使用することが可能となっています。試してみたい方は、下記ページの『UPGRADE NOW』からアップグレード用exeファイルのダウンロードをどうぞ。

 Customers who use assistive technologies can upgrade to Windows 10 at no cost
 https://www.microsoft.com/en-us/accessibility/windows10upgrade

注意点として、一度アップグレードすると、やっぱり気に入らなくて元のOSに戻した際は綺麗に戻らない場合があるので、今のシステムを綺麗に残しておきたい人はお気をつけくださいませ。クローンを取っておくなり、慎重に下準備をしてから実行しましょう。

なお、『障碍者向け支援』との関連性は不明ですが、Windows7のプロダクトキーを使ってISOから新規にインストールといったこともできます。詳細は下記の記事へどうぞ。

【Win10】 Windows7のプロダクトキーでWindows10のインストールはできるの?

Win10チューニング,WindowsUpdate

海外メディアのThe INQUIRERは、Razer製ノートPCにWindows10 Fall Creators Updateを適用すると不具合が生じることを報じました。

Razer製ノートPCで使用されているドライバがFall Creators Update向けに更新されていないため、スリープから復帰後にトラックパッドやキーボード、USBが使用不能になるとのことです。なお、この不具合はバッテリー駆動時にのみ発生し、電源駆動時には発生しません。

ユーザの方はRazerのサイトや公式フォーラムの当該スレッドなどで情報を追って、この問題が修正されるまではFall Creators Updateの適用は避けておいた方が良いでしょう。

< Update 1 >
この問題についてMSフォーラムでMicrosoftから告知がありました。 「2017年11月15日のWindowsUpdateでのリリースを目標に修正作業を進めている」 とのことです。

Win10チューニング,WindowsUpdate

X299またはX99 + NVMe SSD環境でWindows10 Fall Creators Updateへアップデートすると、エラーコード『0xc00000bb』と表示されたBSoDになるという不具合報告が複数出ています。

この問題は、2017年春のCreators UpdateのときにMSフォーラムで報告されましたが、Fall Creators Updateでも同じ問題が出るとのことで、再び同スレッドに書き込みが増えています。X299 / X99ユーザの方はお気をつけくださいませ。

なお、既存のシステムからのアップデートではなく、クリーンインストールの場合は上手くいくようです。

この問題についてCNETの取材に応じたMicrosoftは 「この問題を認識しており、できるだけ早く解決するためにデバイスパートナーと協力しています」 と語りました。

Win10チューニング,WindowsUpdate

ウイルス対策ソフト『ESET Smart Security Premium』のバージョンアップが公開されています。V10.1.219からV10.1.231にすることで、Windows10 Fall Creators Updateに対応するとのことです。

いただいた情報によると、V10.1.231へは自動更新されず、手動で更新する必要があるそうです。『ESET Smart Security Premium』をお使いの方は、下記のページを参考にアップデートをどうぞ。

 ESET Internet Security V10.1 へのバージョンアップ
 https://eset-info.canon-its.jp/support/versionup/eis.html

Win10チューニング,WindowsUpdate

MicrosoftはMSコミュニティで、Windows10 Fall Creators Updateを適用するとDirectX9ゲームのフレームレートが以前より低下する場合があることをアナウンスしました。

この不具合は、120fps以上出るようなDirectX9ゲームをフルスクリーンでプレイしたときに発生します。現在、Microsoftは修正に取り組んでおり、いずれWindowsUpdateで修正パッチを配信予定とのことです。

現時点での解決策は

  • ウィンドウモードでプレイする
  • ゲームの実行ファイルを右クリックしてプロパティを開き、『互換性』タブ内の『全画面表示の最適化を無効にする』にチェックを入れる

のいずれかで打開可能です。

2017/12/1追記
この問題は2017年12月1日に配信されたKB4051963で修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
【アプデ】 Windows10 v1709 FCU用パッチKB4051963が配信。印刷問題やDX9問題が解決

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