Win10チューニング,WindowsUpdate

先日、MicrosoftはIntel CPUの脆弱性(Spectre Variant 2)に対応したWindows10 v1803 April 2018 Update(A2U)専用マイクロコードアップデートKB4100347を公開しましたが、他のバージョン用のマイクロコードアップデートも公開しました。

新たなマイクロコードアップデートがリリースされたときは、下記のページで案内が予定されています。

以下、これらのパッチとBIOSアップデートとの違いの簡単な説明になります。

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Windows10 v1803 April 2018 Update(A2U)へアップデート中、再起動後に下記の問題が発生する場合があります。

    [ 症状① ] 再起動後にサインインしてもデスクトップにはごみ箱とタスクバーだけしか表示されず、スタートメニューが機能しない。CTRL + ALT + DELでタスクマージャを起動してもタスクマネージャも機能しない。
    [ 症状② ] 再起動後にキーボードレイアウトの選択画面に戻ってしまいそこから進まなくなる。トラブルシューティングを選択しても問題は解決しない。

< Update 1 >
この問題はアンチウイルスソフトのAvastとの競合によって発生することが判明しました。Avastはこの問題が発生しないよう、アップデートの配信を行いました。『設定』 → 『更新』に書かれている『現在のバージョン』(VPS番号)が180524-08以降になっていれば、A2Uにアップデートしてもこの問題は発生しないとのことです。

もし、既にこの状態に陥ってしまっている場合は、下記リンク先で復旧方法が案内されています。

: Microsoftの案内とAvastの案内とでは手順が異なります。どちらがベストなのかはわかりません。

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(Source:Piriform Communitiy Forums)

Windows10 v1803 April 2018 Update環境でCCleanerを使ってフォントキャッシュを削除すると、Windowsが起動しなくなる問題が発生しています。CCleanerをお使いの方はお気をつけくださいませ。

もし、この問題に遭った場合はセーフモードで起動して、『コントロールパネル』 → 『回復』からシステムの復元を行うことでWindowsが起動するようになるとのことです。

Piriformはこの問題が発生しないよう、フォントキャッシュのクリーン機能を削除したCCleaner v5.43をリリースしました。

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Windows10 v1803 April 2018 Updateでは、設定 → プライバシー → バックグラウンドアプリで『アプリのバックグラウンド実行を許可する』をオフにしても、再起動後にはオンに戻されるという現象が発生しています。現状、オフのまま維持する方法は不明です。

< Update 1 >
メッセージにてこの問題の対処方法を教えていただきました。

レジストリ『HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BackgroundAccessApplications』に『Migrated』というDWORD(32ビット)値を追加して『4』に設定することで再起動後にオンに戻されなくなります。

他にも有益な情報をご提供いただきましたので、内容を掲載させていただきます。

海外サイトに有効な対処方法が掲載されていましたのご報告。
https://www.tenforums.com/tutorials/7225-turn-off-background-apps-windows-10-a.html

//////////////////////////////////////////////////
『HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BackgroundAccessApplications』に 『Migrated』の値(DWORD『4』)を追加することで再起動後にも反映された状態が維持されました。

また自分の場合は、『バックグラウンドでの実行を許可するアプリを選んでください』のアプリ一覧が空白になっていたので設定したいアプリをレジストリに追加しました。

; バックグラウンドでの実行を許可するアプリを選択 個別(0:許可 1:禁止)
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BackgroundAccessApplications\Microsoft.Windows.Cortana_cw5n1h2txyewy]
"Disabled"=dword:00000001
"DisabledByUser"=dword:00000001

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BackgroundAccessApplications\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe]
"DisabledByUser"=dword:00000001
"Disabled"=dword:00000001

など以上です。

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2018年5月24日、Windows10 v1803 April 2018 Update(A2U)にKB4100403が配信されました。この更新プログラムにはA2Uから発生したIntelのSSDで再起動ループが発生する不具合TOSHIBAのSSDを使用するとバッテリー駆動時間が低下する不具合の修正が含まれています。

KB4100403は機能修正のみの更新プログラムとなっており、セキュリティアップデートは含まれていないため適用しなくてもセキュリティ上の支障はありません。

この更新プログラムはいわゆる早期公開版的なもののため、半期チャネル(旧:CBB)に設定していると自動では配信されません。特に問題がなければ次の月例に累積されます。半期チャネル設定でもすぐに適用したい場合は、『Windows Update』から手動で『更新プログラムのチェック』を行えば降ってきます。

< Update 1 >
KB4100403を適用するとネットワークに接続できなくなって、アンインストールすると直ったとのメッセージをいただきました。もし、KB4100403の適用後にネットワークの挙動がおかしくなった場合はアンインストールをお試しくださいませ。

備考: 不具合に該当するIntel / TOSHIBA SSDを搭載したA2Uより前のバージョン環境には、A2U自体が適用されないようになっていますが、今回、修正されたことで2018年6月13日以降にA2Uが配信されるようになるとのことです。また、すぐにA2Uを適用したい場合は『Windows Update』から手動で『更新プログラムのチェック』を行えばA2Uが降ってくるとMicrosoftは案内しています。

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Windows10 v1803 April 2018 Update環境で日本語版Microsoft IMEを無効にすると、タッチキーボードが起動しなくなる不具合が発生しています。

現状、タッチキーボードを使用するには日本語版Microsoft IMEを有効にするか、どうしても無効にしておきたい場合はOSを前のバージョンに戻すしかありません。タッチキーボードをお使いの方はお気をつけくださいませ。

Microsoftはこの不具合を調査しており、進展があり次第下記の公式ブログにて案内を予定しています。

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Surface StudioにWindows10 v1803 April 2018 Updateを適用すると、不意にマウスとキーボードが動作しなくなる不具合が発生しています。画面にタッチすることで数秒後にはマウスとキーボードが復活しますが、またいつ動作しなくなるかはわかりません。

この不具合はMicrosoft Communityで報告されており、他の使用者たちからも同じ現象に悩まされているとの声が出ています。Surface Studioをお使いの方は、April 2018 Updateの適用にはお気をつけくださいませ。

修正が公開されたら下記のMicrosoft Communityでアナウンスがあるそうなので、ユーザーの方は適宜チェックしておいた方が良いでしょう。

「OSを作っている企業のハードウェアだからきっと動作はバッチリだろう」 なんて思ってSurfaceを買う人もいるのではないでしょうか。残念ながらそんなことはまったくありません。

これまでSurfaceは、Web上の仕様と異なる製品を出荷したり、WUに配信されたファームウェア適用でバッテリを大量消費するようになったり、電源コードが異常過熱でリコールになったり、液晶がチラつくようになったり、WUに配信されたファームウェアの適用で何回もBSoDになったり(自分の知ってる範囲で3回)WU後OS起動時に5~10分間ブラックスクリーンになる不具合の修正に2ヶ月かけたり液晶の表示が乱れる物理的欠陥を発売から約2年半も放置し続けたり様々な不具合と手間と放置をユーザーに提供してきました。

自社製品の動作確認すらろくに行わず、まともに動かせないのがMicrosoftの品質です。Surfaceを買おうと思っている人は、こういったことがあることを念頭に置いてご検討ください。

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Windows10 v1803 April 2018 Updateにアップデート後、EPSONのドットインパクトプリンターで印刷を行うと、印刷はできるものの通信エラーが発生する場合があります。原因はプリンターのプロパティの『双方向サポートを有効にする』のチェックが外れてしまっているためで、チェックを入れ直すことで通信エラーが発生しなくなります。

『スタート』 → 『Windows システムツール』 → 『コントロールパネル』 → 『デバイスとプリンターの表示』 → 通信エラーの出るプリンターを右クリックして『プリンターのプロパティ』を選択。『双方向サポートを有効にする』にチェックを入れて『OK』。以上でエラーは出なくなります。

この問題が発生する条件や機種等の詳細な情報は、下記EPSONのページでご確認くださいませ。

< Update 1 >

備考: v1709 Fall Creators Updateのときもこの問題が発生しており、そのときはEPSONだけに言及されていませんでした。他メーカーのプリンターでも同様の現象が起こるかもしれませんので、その際は同じように『双方向サポートを有効にする』にチェックが入っているかご確認くださいませ。

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Windows10 v1803 April 2018 Update(A2U)にて、ジャストシステムの一太郎や、ワードパッドなどで縦書きを行った際、ダッシュ(―)や3点リーダー(…)が横書きで表示される不具合が発生しています。

一太郎においては画面では横書きになっていても、通常印刷はこの不具合の影響を受けずに出力されます。しかし、折り本印刷では不具合の影響を受けて横書きで出力されるため注意が必要です。

この不具合はA2Uの問題であり、現在、Microsoftは調査を行っています。現状、この不具合の回避策はなく、A2Uより前のバージョンに戻すしかありません。

以下、ジャストシステムのアナウンスになります。

Q.
Windows 10 April 2018 Update環境で、縦書きのダッシュやリーダーなどが横書きで表示されてしまう

A.
Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803)を適用した環境で、縦書き文書に入力したダッシュ(―)やリーダー(…)などが横書きで表示される現象を確認しています。

  • Windows 10 April 2018 Update適用前の環境では発生しません。
  • 本現象は一太郎固有の問題ではなく、Microsoft IMEやWindows ワードパッドなどの複数のアプリケーションでも縦書きフォントを利用すると同じ現象が発生します。
  • ご利用のフォントによっては本現象が発生しない場合もあります。

本現象はWindows 10 April 2018 Updateの問題であり、現在マイクロソフト社で調査を行っています。

    ※本件についての最新情報は随時このページでご案内します。

◆補足
上記のような画面表示となっていても、以下の機能では本来の縦書き方向で出力されることを確認しています。

  • 一太郎文書保存
  • テキスト形式保存
  • 通常印刷
  • PDF保存
  • EPUB保存

また、以下の機能に関しては、本現象の影響を受けることを確認しています。ご注意ください。

  • 画像に変換して保存
  • 折り本印刷

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MicrosoftはIntel CPUの脆弱性に対応したWindows10 v1803 April 2018 Update(A2U)専用マイクロコードアップデートKB4100347をMicrosoft Updateカタログに公開しました。

このパッチを適用することでSpectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への対策が施されます。詳細なCPU対応リストはKB4100347のページをご覧くださいませ。v1709 Fall Creators Update(FCU)の方はFCU専用のKB4090007をご利用ください。

適用時の注意点として、過去にレジストリ操作等でSpectre対策を無効にしている場合は、適用前に有効にしておく必要があります。

以下、このパッチとBIOSアップデートとの違いの簡単な説明になります。

マザーボードメーカーが提供するBIOSアップデートの場合はPC起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、全てのOSにマイクロコードが適用されます。KB4100347やKB4090007の場合はWindows起動時にマイクロコードがCPUに読み込まれるため、Windowsでのみマイクロコードが適用されます。

マイクロコードを含むパッケージマイクロコードの読み込み適用範囲
KB41003477 (A2U) / KB4090007 (FCU)
Windows起動時KB4100347やKB4090007を適用しているWindowsのみ
マザーボードのBIOSアップデートPC起動時 (OS起動前)全てのOS

つまり、BIOSアップデートを既に適用済みの場合はKB4100347やKB4090007を適用する必要はありません。

KB4100347やKB4090007は技術的にはWindowsのパッチのひとつとして動作しているため、もし、マイクロコードに何かしらの不具合があった場合は、Windows上から普通にアンインストールができます。マザーボードにBIOSアップデートを行う前に、問題がないかどうか確認しておく手段としてもお使いいただけます。

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Windows10でファイルの拡張子単位で『既定のアプリ』を設定する方法をご紹介。mp3ファイルを例に行います。

まず、『スタート』 → 『設定』 → 『アプリ』 → 『既定のアプリ』 → 『ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ』を開きます。『.mp3』の項目の現在の『既定のアプリ』をクリックしてください。そこに使用したいプログラムは表示されているでしょうか。表示されていればそれを選択すれば設定完了です。

表示されていない場合は別の方法で設定します。適当なmp3ファイルを右クリックして、

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(Source:Softpedia)

一部環境のWindows10 v1803 April 2018 Updateにて、『設定』の『アプリ』画面で、主に『アプリと機能』から『既定のアプリ』へと移動した際にランダムで『設定』がクラッシュするという不具合が発生しています。

海外メディアのSoftpediaによると、一部の古いプログラムがトリガーとなっており、それらをアンインストールすることでこの問題が発生しなくなると伝えています。例えばSumatraPDFをインストールしている場合、このプログラムをアンインストールすることでクラッシュは発生しなくなったとのことです。

ただ、自環境にSumatraPDFをインストールしてみましたが、どれだけ『アプリと機能』から『既定のアプリ』へ移動してもクラッシュは発生しませんでした。クラッシュの発生には他にも何かしらのトリガーがありそうです。

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Windows,ハードウェア全般

Surface Pro 4の液晶の欠陥について覚えているでしょうか。

上記動画を再生していただければわかりますが、Surface Pro 4は液晶の表示が乱れるという欠陥を抱えており、冷凍庫に入れると表示の乱れがピタリと収まることから、Surface Pro 4内のチップの過熱が乱れの原因と考えられています。

これまでの経緯は下記の記事を時系列順にご覧くださいませ。

この欠陥は2017年1月にMSフォーラムに報告されて以降、『同じことが知りたい』数は2018年5月12日時点で2878件にもなっており、非常に多くの被害者がいることが窺えます。Microsoftはこの欠陥をずっと放置していましたが、ついに欠陥を認め、対応することをやっと発表しました。

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TOSHIBAのSSD、XG4、XG5、BG3シリーズを搭載した環境にWindows10 v1803 April 2018 Update(A2U)をインストールすると、ノートPC等のバッテリー駆動時間が短くなる場合があるとMicrosoftはアナウンスしました。

この不具合は2018年6月上旬に修正が予定されており、現時点での回避策はA2Uより前のバージョンに戻すしかありません。該当するストレージをお使いの方はお気をつけくださいませ。

今後は修正まで、これらのストレージを搭載した環境にはA2Uがインストールされないようブロックするとのことです。

< Update 1 >
この不具合は2018年5月24日に配信されたKB4100403で修正されました。KB4100403以降の更新プログラムが適用されていればこの不具合は発生しません。

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