Windows,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年4月より、Windows7マシンにWindows10への移行を促す通知を表示させることを発表しました。Microsoftによると、今回の通知は、

  • 2020年1月14日のWindows7サポート終了日が迫っているため、Windows10に移行するための情報提供のみを目的としている
  • 再度通知しないオプションを用意している

とのことです。

しかしながら、Microsoftは、過去にWindows7上にWindows10への無料アップグレードを促す通知を表示し、望んでもいないのにWindows10へと勝手にアップグレードさせた前科があります。

今回は以前のような愚行は犯さないものと思いたいところですが、どこまでMicrosoftを信じられるかは人によるでしょう。本当にただの通知『だけ』であれば良いのですが。

気になるのは通知機能が仕込まれた年月。2019年3月度のWindowsUpdateに仕込まれているのか、それとももっと以前から仕込んでいたのか、どの段階で仕込まれているのかは不明です。一応、警戒するなら直近の2019年3月度のWindowsUpdateは様子見しておいた方が良いかもしれません。しかし、脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

2019/3/20追記
2019年3月20日にWin10への移行を促す通知表示パッチKB4493132が配信されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887には、Spectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策『Retpoline』が含まれており、今後、有効化されることでパフォーマンスアップが謳われていましたが、皮肉なことにパフォーマンスアップとは正反対の新たな不具合が見つかりました。

Microsoftによると、この更新プログラムをインストール後、『Destiny 2』など、一部のゲームにおいてグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下する場合があるとのことです。

2019年3月9日時点で、この不具合に対する回避策はKB4482887のアンインストール以外にありません。もし、ゲームが重くなったと感じたらKB4482887のアンインストールをお試しくださいませ。

アンインストール後は再び入ってこないようにKB4482887を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

備考:
メッセージで頂いた情報によると以下のゲームでもフレームレートの低下や、マウスカーソルの吹っ飛びが発生したそうです。

  • オーバーウォッチ
  • Goat simulator
  • LEFT ALIVE

これらのゲームをされている方はご注意くださいませ。

2019/3/13追記
この不具合は2019年3月13日配信のKB4489899にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 適用対象CPUを加筆。

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887ですが、Microsoftによると、この更新プログラムにはSpectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策として、『Retpoline』と呼ばれるGoogleが開発した技術が含まれており、これを有効にすることでパフォーマンスアップが見込めるとのことです。

これまでのSpectre Variant 2への緩和策だと、酷い場合でストレージに対して約40%ものパフォーマンスダウンが見られました。しかし、『Retpoline』を使用した場合、Googleによれば 「パフォーマンスへの影響は無視できるレベル」 と伝えられており、最大でも1.5%程度のパフォーマンスダウンに留まるそうです。

MicrosoftはKB4482887のページで 「『Retpoline』を有効にすることでパフォーマンスが向上する可能性があります」 と案内していますが、肝心の有効化の方法は書かれていません。Microsoftのブログでは 「現在、『Retpoline』はデフォルトで無効になっています。今後、数ヶ月の間に、クラウド設定を通じて段階的に『Retpoline』を有効にします」 と案内しているため、ユーザー側では制御できないのかもしれません。 (機能自体は実装されているものの無効化されており、今後、Microsoftの判断で有効化される感じでしょうか)

なお、Microsoftによると、『Retpoline』のWindowsへの実装は難しく、Windows10 v1809以降のみが実装対象になるとのことです。また、『Retpoline』の適用対象となるCPUは、全てのAMD CPUと、Broadwell以前のIntel CPUのみとなり、Skylake以降では安全に使用できないことから適用対象外とされています。

2019/3/8追記
KB4482887を適用後、ゲームが重くなるという不具合が発生しています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 2019年3月1日にv1809用KB4482887が配信されたので加筆。

2019年2月20日・3月1日に配信されたWindows10用更新プログラムにて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

OSバージョン
該当KB
『元号関連の不具合』の修正『IEで相対パスに『\』が含まれている画像を読み込めなくなる不具合』の修正『Access 95ファイル形式のデータベースがランダムに動作を停止する不具合』の修正
v1809
KB4482887 [New]
(2019年3月1日配信)
v1803
KB4487017
(2019年2月20日配信)
v1709
KB4486996
(2019年2月20日配信)
v1703
KB4487020
(2019年2月20日配信)
v1607
KB4487026
(2019年2月20日配信)
v1503
2019年2月20日時点で未配信
---

該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは2019年2月度のWindowsUpdateに新たな既知の不具合を2点追加しました。2019年2月度のWindowsUpdateを適用後、全てのバージョンのWindows10にて以下の不具合が発生するようになります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年2月13日に配信されたWindowsUpdateを適用後、ほぼ全てのバージョンのWindows10で元号関連に不具合が生じる可能性があることを発表しました。該当KBおよび詳細は以下になります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年2月13日に配信されたWindows10用更新プログラムにて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

OSバージョン
該当KB
『ローカルIPアドレスのページが見られなくなる不具合』の修正『Access 97形式のファイルが読み込めなくなる不具合』の修正
v1809
KB4487044
×
v1803
KB4487017
v1709
KB4486996
v1703
KB4487020
v1607
KB4487026

(※v1607でこの不具合は発生しないものの『修正済み』と書かれています)
v1503
KB4487018
-

該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年1月30日頃から環境によってはWindows10のWindowsUpdateに繋がらなくなっている問題に対し、Microsoftは日本時間で2019年2月5日14時45分付けにて以下のアナウンスを行いました。

    WindowsUpdateサービスは、2019年1月29日に外部のDNSサービスプロバイダが停止したことによるデータ破損による影響を受けました。この問題は同日に解決し、WindowsUpdateサービス自体は正常に動作しています。しかし、引き続き問題が発生している報告も受けています。各DNSサーバーが更新されればこの問題は解消する見込みです。

一言でいえば 「放っておけばそのうち直る」 とのことです。

この問題の影響を受けているものの、どうしても今すぐにWindowsUpdateを行いたい場合は、GoogleのDNSサーバー『8.8.8.8』などを使用すればWindowsUpdateができるようになります。設定方法の詳細は、下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年1月16日に配信されたWindows10 v1803 April 2018 Update用更新プログラムKB4480976を適用後、Cドライブ(OSドライブ)にページングファイル(仮想メモリ)を作らず、Cドライブ以外にページングファイルを作っていると、PC起動時にエラーが表示される場合があります。

例えば、以下のような設定をしているとアウトです。

この不具合にお困りの方はKB4480976をアンインストールすることで回避できます。KB4480976はセキュリティアップデートではないため、アンインストールしてもセキュリティに支障はありません。アンインストール後は再び配信されてこないように非表示にしておきましょう。

非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

関連記事

【アプデ】 2019年1月度、WindowsUpdateの不具合まとめ

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年1月30日頃からWinddows10にて、環境によってはWindowsUpdateに繋がらなくなる現象が発生しています。MicrosoftのWindowsUpdateサーバー自体は動いているのですが、多くのDNSサーバーがWindowsUpdateサーバーに正しく接続を行えていません。 (WU鯖のアドレスが変わった?)

そのため、何日か放っておけばDNSサーバーに正しいアドレスが反映されてWindowsUpdateが行えるようになると思います。

どうしても今すぐWindowsUpdateを実行したい場合は、Google等のDNSサーバーを使用すればWindowsUpdateができるようになります。GoogleのDNSサーバーの使用方法は以下になります。

Windows

Microsoftは2019年1月26日付けでWindows Media PlayerおよびWindows Media Centerでのメタデータ配信サービスの中止を発表しました。

Microsoftによると、今後、曲のタイトル、ジャンル、アーティスト、映画監督、俳優、カバーアート、テレビガイドなどの各種情報(メタデータ)を、Windows Media PlayerやWindows Media Centerから新たに取得できなくなるとのことです。影響範囲は以下になります。

Windows MediaOS影響の有無
Windows Media CenterWindows7Yes
Windows8Yes
Windows8.1Yes
Windows Media PlayerWindows7Yes
Windows8No
Windows8.1No
Windows10No

なお、あくまでメタデータの配信サービスが中止となるだけで、プレーヤーの再生機能などには影響はなく、また、既にダウンロード済みのメタデータは引き続き利用できるとのことです。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年1月23日に配信されたWindows10 v1809 October 2018 Update用更新プログラムKB4476976にて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

KB4476976(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

なお、2019年1月9日配信のKB4480116から発生している以下の不具合は、引き続きKB4476976でも発生するためご注意くださいませ。

関連記事
【Win10】 Windows10 v1809 October 2018 Updateの不具合情報等の記事一覧

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年1月9日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムを適用後、全てのOSバージョンで、サードパーティアプリケーションでのホットスポット(無線LAN)の認証が上手くいかなくなる不具合が発生しています。

Microsoftはこの不具合の修正を含む更新プログラムを配信しました。

Windows10
OSバージョン
2019年1月9日配信
不具合発生KB
不具合内容不具合修正KB
v1809
October 2018 Update
KB4480116左記のこの更新プログラムをインストールすると、サードパーティアプリケーションでのホットスポットの認証が上手くいかなくなる場合があります。

右記の更新プログラム(またはそれ以降)をインストールすることでこの不具合は修正されます。

KB4476976 [New]
(2019年1月23日配信)
v1803
April 2018 Update
KB4480966KB4480976
(2019年1月16日配信)
v1709
Fall Creators Update
KB4480978KB4480967
(2019年1月16日配信)
v1703
Creators Update
KB4480973KB4480959
(2019年1月16日配信)
v1607
Anniversary Update
KB4480961KB4480977 [New]
(2019年1月19日配信)
v1507
Threshold 1
KB4480962-
(v1507用は2月上旬に延期)

2019年1月16日時点で配信されたのはv1703、v1709、v1803用のみとなります。当初、Microsoftは全てのバージョンを2019年1月中旬に修正すると告知していましたが、間に合わなかったようです。

< Update 2: 修正配信2 > [2019/1/23更新]
2019年1月23日にv1809用KB4476976、2019年1月19日にv1607用KB4480977も配信されました。

更新履歴
① 不具合修正KBを加筆。
② v1809用KB4476976、v1607用KB4480977を加筆。

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【アプデ】 2019年1月度、WindowsUpdateの不具合まとめ

Windows,WindowsUpdate

2019年1月9日に配信されたOffice 2010用更新プログラムKB4461614を適用すると、環境によってはMicrosoft Excel 2010がクラッシュする不具合が発生しています。ただ、今のところWindowsXP環境での発生報告しか見かけないため、Windows7以降では発生しないかもしれません。

お困りの方はKB4461614をアンインストールすることでこの不具合は発生しなくなります。ただしKB4461614はセキュリティパッチのためアンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

なお、KB4461614はAccess 2010をクラッシュさせる原因にもなっています。こちらはOS問わずです。

また、現在は配信が停止されていますが、2019年1月3日に配信されたKB4461627もExcel 2010をクラッシュさせます。こちらもOS問わずです。

< Update 1-2: KB4462157で修正 / WUでも配信 >

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2019年1月9日に配信されたOffice 2010用更新プログラムKB4461614を適用すると、Microsoft Access 2010がクラッシュする不具合が発生しています。Access 2010でテキストボックスにカレンダーコントロールを使用し、日付以外を入力してフォーカスを外した場合などにこの現象が発生します。

お困りの方はKB4461614をアンインストールすることでこの不具合は発生しなくなります。ただしKB4461614はセキュリティパッチのためアンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

備考:
KB4461614は環境によってはExcel 2010をクラッシュさせる原因にもなっています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

< Update 1: KB4462157で修正 / WUでも配信 >