Windows10 v1903 May 2019 Update環境でタスクマネージャから高負荷なアプリケーションの表示が消えるという不具合が発生しています。例えば、OCCTをぶん回してCPU使用率を100%にすると、
< ストレステスト実行前 >
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Windows10 v1903 May 2019 Update環境でタスクマネージャから高負荷なアプリケーションの表示が消えるという不具合が発生しています。例えば、OCCTをぶん回してCPU使用率を100%にすると、
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これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。
【Win10】 悲報 Windows10 v1809 October 2018 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 April 2018 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 Fall Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 Windows10Anniversary Updateの注意点
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2019年5月22日に公開された『v1903 May 2019 Update』ではこの問題は解決しているでしょうか。答えはNoです。いつものごとく自分の環境で軽く調べたところ、下記の初期化を確認しました。
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Windows10が発売されてからそろそろ4年になろうとしていますが、未だにこの初期化問題は改善されていません。これからアップデートをされる方で、初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。
Windows10 v1903 May 2019 Updateの不具合情報等の記事一覧です。記事が増えた際は随時追加いたします。
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【アプデ/10】 古いPC環境にv1903を適用するとリモートデスクトップに不具合 [Update 1: 修正]
【アプデ/10】 GeForce搭載Surface Book 2にv1903を適用するとグラフィックス機能を多用するアプリに不具合
【アプデ/10】 v1903にKB4497935が配信。公開当初からの不具合がいくつか修正
【アプデ/10】 v1903に新たな既知の不具合が2件追加。Windows Sandboxとdynabook PCに問題 [Update 1: 修正]
【アプデ/10】 dynabook、NEC、富士通、v1903へアップデート時の注意事項等を公開
【アプデ/10】 v1903でもタスクマネージャの不具合は完治せず
【Win10】 悲報 Windows10 v1903 May 2019 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【アプデ/10】 Win10 v1903、既に多数の既知の不具合がリストアップ
【アプデ/10】 Microsoft、Windows10 v1903 May 2019 Updateの提供を開始 | ISOファイル直リンク
MicrosoftはWindows10 v1903 May 2019 Updateの提供を開始しました。試してみたい方は下記の直リンクからISOファイルをどうぞ。
Windows10 64bit用 v1903 May 2019 Update
https://software-download.microsoft.com/db/Win10_1903_V1_Japanese_x64.iso?t=4e668b33-b37b-409f-8bf8-9fcc2d52925b&e=1558550949&h=8913197b5cae15217a2124a30830e44f
Windows10 32bit用 v1903 May 2019 Update
https://software-download.microsoft.com/db/Win10_1903_V1_Japanese_x32.iso?t=4e668b33-b37b-409f-8bf8-9fcc2d52925b&e=1558550949&h=f0054e4f37c175e53bee372c0d6a8710
この直リンクは2019年5月23日AM03:49まで有効です。
それ以降はMS公式ページからどうぞ。Windowsからアクセスすると直接ISOのダウンロードはできず、Media Creation Toolのダウンロードを案内されますが、ブラウザのユーザーエージェントをMAC等にすれば直接ISOのダウンロードができます。
MACのユーザーエージェント Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_12_6) AppleWebKit/604.1.38 (KHTML. like Gecko) Version/11.0 Safari/604.1.38 |
以下、大型アップデート時の注意点になります。
2019年5月15日にWindows10 v1809に配信されたKB4494441に、環境によっては2回インストールされるという既知の不具合が追加されました。
しかしながら、Microsoftによると、更新プログラムの適用には環境によって複数回のダウンロードおよび再起動が必要になることもあり、インストール自体は正常に行われるため、特に何もする必要はないとのこと。悪影響はないようで一安心です。
ユーザーからすれば更新履歴に『(2)』と書かれていれば 「何か問題があったのか」 と気になってしまうところです。Microsoftは更新履歴を正しく反映するよう(詳細は書かれていないものの、おそらく『(2)』と表示されないよう)改善作業を進めているとのことです。
2019年5月4日に配信されたWindows10 v1809用更新プログラムKB4495667に新たな既知の不具合が追加されました。Microsoftによると、この更新プログラムを適用後、 ExcelでMS UI GothicまたはMS PGothicフォントを使用しているとレイアウトが崩れる場合があるとのこと。
対処方法としては、別のフォントを使用するか、KB4495667をアンインストールすることでこの不具合を回避できます。アンインストールした場合は再び入ってこないようにKB4495667を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。
Microsoftは修正に取り組んでおり、5月中旬に解決策を提供予定とのことです。
< Update 1:修正 > [2019/5/15更新]
2019年5月15日に配信されたKB4494441にて修正されました。KB4494441(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。
2019年3月13日以降にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムを適用後、Internet Explorerからリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない不具合が発生していました。
2019年5月4日にv1809に配信されたKB4495667で、全てOSバージョンで修正されました。下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。
Win10 バージョン | 不具合発生KB | 修正KB | 不具合内容 | |
v1809 (修正済) |
KB4501835 (2019年5月1日公開) KB4493509 (2019年4月10日公開) KB4490481 (2019年4月3日公開) KB4489899 (2019年3月13日公開) | KB4495667 (2019年5月4日公開) | 【不具合概要】 【回避策】 または、Internet Explorerでローカルイントラネットおよび信頼済みサイトに対して保護モードを有効にします。
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v1803 (修正済) |
KB4493464 (2019年4月10日公開) KB4489894 (2019年3月20日公開) KB4489868 (2019年3月13日公開) | KB4493437 (2019年4月26日公開) | ||
v1709 (修正済) |
KB4493441 (2019年4月10日公開) KB4489890 (2019年3月20日公開) KB4489886 (2019年3月13日公開) | KB4493440 (2019年4月26日公開) | ||
v1703 (修正済) |
KB4493474 (2019年4月10日公開) KB4489888 (2019年3月20日公開) KB4489871 (2019年3月13日公開) | KB4493436 (2019年4月26日公開) | ||
v1607 (修正済) |
KB4493470 (2019年4月10日公開) KB4489889 (2019年3月20日公開) KB4489882 (2019年3月13日公開) | KB4493473 (2019年4月26日公開) | ||
v1507 (修正済) | KB4489872 (2019年3月13日公開) | KB4493475 (2019年4月10日公開) |
更新履歴 ① 2019年4月10日、4月3日、3月20日分の更新プログラムを加筆。MicrosoftのKBページ内容変更につきタイトルおよび本文を変更・修正。v1507以外は未だ修正されず。 ② 2019年4月26日分の更新プログラムを加筆。 ③ v1809用2019年5月1日分の更新プログラムKB4501835を加筆。 ④ v1809用2019年5月4日分の更新プログラムKB4495667を加筆。それに伴い本文を修正。 |
Avira社のアンチウイルスソフトをインストールしている環境に2019年4月10日配信のWindows Updateを適用すると、PCが数分間フリーズするといった報告が出ています。Avira社によると、以下のソフトウェアをインストールしている環境が影響を受けるとのことです。
全ての環境で発症するとは限りませんが、もし、この症状が出た場合、以下のいずれかの方法で対処が可能です。
OS | 2019年4月10日配信KB |
Windows7 | KB4493448(セキュのみ)、KB4493472(ロールアップ) |
Windows8.1 | KB4493467(セキュのみ)、KB4493446(ロールアップ) |
Windows10 | KB4493509(v1809)、KB4493464(v1803)、KB4493441(v1709)、KB4493474(v1703)、KB4493470(v1607)、KB4493475(v1507) |
(※ただし、2019年4月10日配信の更新プログラムはセキュリティパッチのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です)
より詳細な情報および続報はAvira社のページにてご確認ください。
この他にもWindows7 / 8.1ではSophos社のアンチウイルスソフトがインストールされていると、OSが起動しなくなるといった致命的な不具合報告も出ています。
どうも2019年4月度のWindowsUpdateは一部のアンチウイルスソフトと相性が悪いようです。同様の症状が出た場合、アンチウイルスソフトとの相性を疑ってみてください。
更新履歴 ① Avira社の公式発表に伴い、内容の修正・加筆。 ② Avira社のページのリンク先間違いを修正。 |
Windows7のサポート終了を通知し、Windows10への移行を促すKB4493132について、Microsoftが新たに情報を公開しました。
法人のお客様向けの注意事項 この更新プログラムは管理対象の組織のデバイスには適用されません。 具体的には、この更新プログラムは、ProfessionalおよびEnterpriseエディションのWindows7とWindows Server製品を実行しているデバイス上にはインストールされません。組織には通常、IT技術者が管理しているシステム構成とWindows10展開があることを認識しています。2020年1月より前に、組織がWindows10に移行することが重要です。– こちらで詳細を確認できます。 |
MicrosoftによるとKB4493132はProfessionalとEnterpriseには配信されてこないそうです。
MicrosoftはWindows10の次期大型アップデートの名称を『May 2019 Update』に決定したことを発表しました。『May 2019 Update』は2019年5月下旬より提供が予定されています。
以下、大型アップデート時の注意点になります。
大型アップデートの初公開時には過去例外なく何かしらの不具合が付いて回っています。大事なことなので繰り返しますが過去例外なくです。不具合に悩まされたくない場合は、すぐに適用せずに遅らせることを推奨します。参考までに、v1809 October 2018 Updateのときはこんな有様でした。
また、これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。
今回も例に漏れず何かしらの設定が初期化されるでしょう。Microsoftがこの問題を解決しないかぎり、年2回の大型アップデートが予定されているWindows10は、約半年毎に再設定が必要になってきます。初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。
2019年4月3日にリリースされたWindows10 v1809用更新プログラムKB4490481にて、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる不具合が修正されました。
KB4490481(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。
備考: 2019年4月3日時点ではリリースされはしたものの、WindowsUpdateには降ってこない様子です。試してみたい方はMicrosoft Updateカタログよりどうぞ。 |
なお、2019年3月13日配信のKB4489899より発生している、Internet Explorerからリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない不具合は未だ修正されず、依然として継続しているため注意が必要です。この不具合の回避策は非常に簡単で、リンクを右クリックして新しいウィンドウ、または新しいタブで開くことアプリケーションを起動できます。
対処方法を知っていればどうということはありませんが、知らなかったらハマるかもしれませんので頭の片隅に留めておいた方が良いかもしれません。
更新履歴 ① 備考を加筆。 |
2019年3月20日に配信されたWin10への移行を促す通知表示パッチKB4493132ですが、本日、3月27日に再度配信されてきています。通知を表示させたくない場合はインストールしないようお気をつけくださいませ。サクッと非表示入りにしておきましょう。
とはいえ、こんなハイペースで再配信してくるあたり、GWX同様にしつこく度々再配信されそうな予感がします。不幸中の幸いなのは、今のところ有害なものではなさそうということでしょうか。
(ただ、今後のバージョンアップで有害なものに変わらないとも限りませんが……)
Windows7のサポート終了を通知し、Windows10への移行を促すKB4493132を適用するとどうなるのか。海外メディアのBleeping Computerが調査を行ったところ、KB4493132をインストールすると『C:\Windows\System32\sipnotify.exe』というファイルが作成されて、上記のような通知ウィンドウが表示されるようになるとのことです。
また、ウィンドウ右下『microsoft.com/windows7』のリンク先は、Windows10への移行を促すページになっています。
このウィンドウが表示されるタイミングはタスクスケジューラにスケジュールが登録されており、
2019年3月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4489899にて、2019年3月1日配信のKB4482887で発生していたゲームパフォーマンスが低下する不具合が修正されました。KB4489899(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。
しかし、Microsoftによると、KB4489899を適用後、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる場合があるとのこと。判明している範囲で動作しなくなる可能性のあるアプリケーションは以下になります。
Microsoftは一般的な解決策として、[設定] → [システム] → [サウンド] → [アプリの音量とデバイスの設定]で、アプリケーションごとのオーディオ設定を『既定』に変更するか、または各アプリケーションごとの設定で使用するオーディオデバイスを『デフォルトのオーディオデバイス』に変更するよう案内しています。
また、Microsoftによると、この不具合は2019年3月1日配信のKB4482887から発生していたとのこと。以前はKB4482887のページにこの不具合は掲載されていませんでしたが、ページの最終更新日が2019年3月13日になっており、この不具合が追加されていました。
過去にKB4482887を入れてこの不具合が発生した方は、今回のKB4489899でも同様の不具合が発生するものと思われます。DTMerの方や複数のオーディオデバイスを搭載されている方はお気をつけくださいませ。
2019/4/3追記
オーディオアプリが動作しなくなる不具合は2019年4月3日配信のKB4490481にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
更新履歴 ① 上記不具合は以前はKB4482887のページには掲載されていませんでしたが、MicrosoftによりKB4482887でも発生する旨が加筆されました。それに伴い、記事内容を修正いたしました。 |
MicrosoftはWindows7でDirectX 12が使用可能となったことを発表しました。最初の対応タイトルとなるのはWorld of Warcraft 8.1.5で、今後もいくつかの『DirectX 12 for Windows7』タイトルが登場予定とのことです。
Microsoftによると『DirectX 12 for Windows7』によってフレームレートの向上が謳われています。しかし、より高速にDirectX 12の最高パフォーマンスを発揮できるのはWindows 10であることも主張しています。今回の唐突な対応は、おそらく、Windows7からWindows10への移行を促すための宣伝も含めた対応かと思われます。
以下、ちょっと不確かな部分ですが、どうも『DirectX 12 for Windows7』は全てのDirectX 12アプリケーションが動くといったわけではなく、アプリケーション側が『DirectX 12 for Windows7』に対応している必要があるようなニュアンスに受け取れます。(だとすれば、Windows7ユーザーにDirectX 12の良さを知ってもらうための『体験版』といったような感じでしょうか)
ハッキリとはわかりませんが、いずれにしても、いくつかのゲームでパフォーマンスアップの可能性があるなら非常に歓迎される対応と言えるでしょう。