Windows,WindowsUpdate

KB3102429なるオプションが配信されました。内容は

アゼルバイジャン・マナトのグルジアラリ通貨記号のサポート
(ソース:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102429)

とのこと。

フォントファイルやら各種DLL等の置き換えのようです。アゼルバイジャンの通貨記号を使いたい人はインストールしてどうぞ。んなもんいらん、って人はインストール不要です。

追記
Windows8.1には他にもいくつか来ております。

2016/01/20追記
中のファイルに更新があったのか、2016/01/20に再度来ました。アゼルバイジャンの通貨記号を引き続き使いたい人はインストールしてどうぞ。んなもんいらん、って人は以下略。

Windows,WindowsUpdate

問題となる一文がこちら。

<Windows7>
MS15-121 の更新プログラム 3081320 と MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-115 の更新プログラム 3101746 と同時にリリースされます。Windows 7 Service Pack 1 または Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 上でこの 3 つのすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、次の順序で更新プログラムをインストールする必要があります。最初に 3101246、2 番目に 3081320、3 番目に 3101746 をインストールします (自動更新を有効にしているお客様の場合は自動的にこのように処理されます)。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

<Windows8/8.1>
MS15-121 の更新プログラム 3081320 と MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-115 の更新プログラム 3101746 と同時にリリースされます。Windows 8 または Windows Server 2012 上でこの 3 つのすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、次の順序で更新プログラムをインストールする必要があります。最初に 3101246、2 番目に 3101746、3 番目に 3081320 をインストールします (自動更新を有効にしているお客様の場合は自動的にこのように処理されます)。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

(ソース:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-115.aspx)

要約するとWin7はKB3101246⇒KB3081320⇒KB3101746、Win8系はKB3101246⇒KB3101746⇒KB3081320の順番でアップデートしないといけない、とのこと。

ここで問題となってくるのが「手動でインストールするお客様」という表現。これはWindowsUpdateを手動設定にしている人のことを指しているか、それともパッチを個別に落としてきて文字通りに手動でインストールをしている人のことを指しているのか。

この表現方法ではどちらとも捉えることが出来ます。では、どっちなのか。わかりません。そして順番通りにインストールしなければどうなるのか。わかりません。

各3パッチのファイルを見比べてみたら、被っているファイル名がありました。そしてそれぞれバージョンが異なります。Win7なら3つ目のKB3101746に使われているファイルのバージョンになっていれば問題ないと思います。が、そんなのをいちいち調べるのも面倒臭いでしょう。

自動だと問題が無いと言うことは、WUクライアントからこの3つを選択して同時に入れた場合、最新バージョンを優先的に残す挙動をしそうな気もしますが、「MSがそんな気の利く奴だと思う?」と言われれば「絶対に大丈夫」と胸を張って言い返すことは出来ません。不安なようでしたら該当KBを一度アンインストールして、

Win7なら
KB3101246を入れる⇒再起動⇒KB3081320を入れる⇒再起動⇒KB3101746を入れる⇒再起動

Win8系なら
KB3101246を入れる⇒再起動⇒KB3101746を入れる⇒再起動⇒KB3081320を入れる⇒再起動

ってやっておけば確実かと思われます。面倒くさ…

Windows,WindowsUpdate

ザックリ翻訳
Windows10TH2と互換性が無いものや、信頼出来ないと分類されるアプリケーションは、アップデートの際に自動的にアンインストールされます。

(ソース:Windows 10 Update 1511: Nutzer berichten über Probleme mit Threshold 2)


これは酷い。

割とゴミ仕様なんじゃないかな、って思います。CPU-Z等がアンインストールされるのはこれが原因のようです。ソース元の報告によるとドライバやVPN系も消される場合があるとか。

PCゲーム全般


(ソース:SteamOS gaming performs significantly worse than Windows)

その元凶となっているグラフが↑こちら。SHADOW OF MORDORをG3220/RAM8GB/GTX660のUltra設定でやるとSteamOSはAvg14.6FPS、Windows10は34.5FPS。

これだけを見ると大変残念なOSに見えてしまいます。他のゲームや環境ではどうなのかと申しますと、下記の記事をご参照くださいませ。

【ゲーム】 Linux vs Windows のゲームパフォーマンス対決
【ゲーム】 SteamOSとLinuxの逆襲、Windows超えをする場面も

「面倒くせぇ!」という人向けに一言で説明しますと、多くのゲームタイトルでWindowsが勝っていますがSteamOS(Linux)が稀に勝つこともあります。

万人にLinuxをオススメ出来ませんが、特定のゲームをやりこんでいて、そのゲームがLinux有利で1FPSでも多く稼ぎたい、という人には選択肢に入ってくるかもしれません。

しかし、多くのゲームタイトルでWindows有利なのは間違いなく、2015年時点ではまだまだWindowsさんのド安定っぷりは揺るがないでしょう。

Windows,WindowsUpdate

2015/11/11に配信されたKBザックリまとめです。

KB3100773
IEの脆弱性の修正。

KB3081320 (:手動だと入れる順番があるようです。詳細はこちらをご参照ください)
中間者攻撃を防ぐための修正。TLSの強化。

KB3092601
特別に細工されたコードを実行した場合、特権が昇格される脆弱性の修正。

KB3097877(※初回配信分に不具合報告有。11/12版を適用すること)
特別に細工されたドキュメントを開いたり、埋め込みフォントが含まれるWebサイトにアクセスすると、リモートでコードが実行される脆弱性の修正。

(備考:初回版は色々と不具合がありまくりましたが、日付が11/12の再配信分では不具合が解消した模様。ワコムのペンタブだけでなくガジェット関連の問題も無事解消したようです)
(ソース:https://twitter.com/SP48K/status/664761059060781056)
(ソース:https://twitter.com/53narukami/status/664746521460535296)

KB3100213
特別に細工されたジャーナルファイルを開くと、リモードでコードが実行される脆弱性の修正。

KB3101246 (:手動だと入れる順番があるようです。詳細はこちらをご参照ください)
Windowsのセキュリティがバイパスされる脆弱性の修正。

KB3101722
特別に細工されたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される脆弱性の修正。

KB3101746 (:手動だと入れる順番があるようです。詳細はこちらをご参照ください)
特別に細工されたドキュメントを開いたり、埋め込みフォントが含まれるWebサイトにアクセスすると、リモートでコードが実行される脆弱性の修正。

KB3107998
Lenovo USB Blockerを使っているとBSoDが発生する問題の修正。KB3088195の置き換え。

(備考:KB3097877と同様にペンタブとの相性が悪いという噂)
(備考2:このパッチが原因という噂はあれど、具体的なソースは見当たらず。少なくとも海外では問題になっていません。どちらにしても、このパッチはオプションなので、Lenovo USB Blockerを使っていない人は無理に入れる必要はありません)

KB2899516(※このパッチが原因の不具合報告有)
MSオフィス用の脆弱性の修正。オフィスを使っていない人には来ません。これを入れてIEでブラウジングをすると環境によっては

1
(ソース:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/win/1446192391/583)

↑こんな窓が表示されるそうです。「今後、このプログラムに関する警告を表示しない」にチェックを入れて「許可」を押せば基本的に今後は表示されなくなるそうですが、環境によってはずっと出る場合もあるとか。もし、ずっと出る場合はKB2899516をアンインストールで表示されなくなるそうですが、こちら、セキュリティの更新プログラムなのでどうされるかの判断はお任せいたします。

KB3097877問題は11/12配信分で収まったようです。ペンタブだけでなくガジェット系も大丈夫なようなので、その他、このパッチに関連する不具合は解消されたものと思われます。が、万が一、まだ挙動がおかしければこのパッチを疑ってみると良いかもしれません。

今のところ11/11分で入れなくても良いKBリスト入り(Win10関連やテレメトリ関連)はありません。Win10にアップグレードする気がなく、MSにPCリソースを割かれたくない人は下記の記事をご参照くださいませ。

【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト

Windows

taskkill /f /im プロセス名.exe

↑このbatファイルを作って実行。「プロセス名.exe」は任意で変更してどうぞ。おわり。

発展途上でたまに固まるものの、どうしても使いたいソフトがあって、毎回タスクマネージャからGUI操作で終了させるのも面倒、そういったときなどにこのコマンドを書いたbatファイルを作っておけば楽ちんです。

Windows

ザックリ翻訳
MicrosoftはWindowsライフサイクルのファクトシートを更新しました。これによりOEMは2016年10月31日以降、新規にWindows7Pro、Windows8.1搭載のPCを製造・販売することが出来なくなりました。

(ソース:Microsoft ends Windows 7 Pro reprieve on new PCs)


2016年11月からはメーカー製のPCは全てWin10になるんでしょうかね。Win7は2020年1月でサポート終了なのでまだわかりますが、Win8.1は2023年1月までサポートがあります。7も8.1も販売させたくないのは、MSとしては何が何でも消費者には10に移行してもらいたいのでしょう。

Windows10一本となったメーカー製PCの販売台数は加速するのか、それともますます冷え込むのか。多分後者と予想。近い将来にWin10が、OSシェアの過半数を占める既存のWin7ユーザにも好まれるOSになっていれば話は変わってくるのかもしれませんが、果たしてそれは期待出来るのでしょうか。

Windows,WindowsUpdate

2015/11/4にWindows7にKB3102810、Windows8.1にKB3102812が配信されました。このアップデートはなんじゃらほいと調べるとWindowsUpdateクライアント関係のようで、以下の変更が加えられております。

・System Center Configuration Manager(SCCM)を使って更新プログラムをインストールするとき、長い時間が掛かり、SCCMが高負荷になる問題の修正
・WindowsUpdateからWindows10にアップグレードするときにCPU使用率が100%になる問題の修正

(ソース:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102810 / https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102812)

SCCMってなんだろうと思って調べたら、主に企業や組織用のアップデート/アップグレード関連のサービスのようで、個人で導入している人がいたとしてもごく少数でしょう。

多くの個人ユーザにSCCMは関係無さそうなので置いといて、個人にも関係するのはWin10に関連するアップデート。近々、Win10にアップグレードする予定の人はCPU使用率が100%になる問題が解決されるそうなので入れておいて良いと思いますが、Win10にアップグレードする気の無い人は入れる必要はありません。

Windows,WindowsUpdate

(ソース:窓の杜)

gYxseNj~という意味不明パッチの配信といい、Win10アプグレチェックボックス入り配信といい、ここ1ヶ月間で3回目のうっかりミス。あまりにもヒューマンエラーが多い。どうしてこうなった。

詳細はソース元の窓の杜へどうぞ。適用されたものは入れてままでも大丈夫なようです。

Windows,レジストリ

そうだ、Quake2をやろう。ということでインストール。パッチを当ててWin98互換モードでquake2.exeをダボォクリック。無事起動。

本来ならこれで終わるはずだったのですが、互換モードにしないで起動すると、同時にrundll32.exeも立ち上がり、何故かMicrosoftに繋ごうとしました。通信先のIPアドレスは65.55.162.27。

試しにこのアドレスをブロックすると、rundll32.exeが延々MSに繋ごうとしてゲームが起動せず。ブロックを解くとゲームが起動。は?Quake2の起動にMSとの通信が必要とか意味わからん。

この挙動は一体なんじゃらほい、と調べてみるとゲームエクスプローラなるWindowsVISTAからある機能で、特定の古いゲームは何故かゲームエクスプローラと連動する場合があるようです。

ゲームエクスプローラを無効にする方法は無いものかと調べても見つからず、設定の問題かと思いゲームエクスプローラのオプションを見ても (各画像はクリックで拡大)

↑こんな感じで通信する要素はまったく無し。

 ゲームエクスプローラを起動して確認したい人はショートカットを新規作成して
 %SystemRoot%\explorer.exe /E,::{ED228FDF-9EA8-4870-83b1-96b02CFE0D52}
 ↑をコピペしてください。あとはショトカを実行すれば起動します。

不要な物は無効にしたい症候群が発症したので、なんとか意地でも無効にしようと、ゲームエクスプローラが使っているレジストリをアクセス拒否してみることに。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GameUX

上記のGameUXの中身を全削除して↓のように全拒否。

このレジストリの変更で互換モードを適用せずにquake2.exeをダボォクリック、無事起動。えええ…。rundll32.exeが起動することもなく、通信も発生しませんでした。互換モードじゃないと、Quake2の起動をさせるのにMSさんの許可がいるってのか、なんなんだこの糞機能は。

とりあえずこれで古いゲームを起動したときに、意味不明にMSに繋ごうとしたり、MSとの通信がブロックされるとゲームが起動しない、というようなことは回避されましたが、根本的にゲームエクスプローラを無効化する方法って無いもんすかね。

大人しく互換モードでやるか、MSと通信すれば良いだけの話ではありますが。モヤッとして完。

以下、余談。「ゲームエクスプローラのせいで古いゲームがオフラインで起動出来なかったり、rundll32.exeがCPUを爆食いするよ!」という投稿が海外でありました。

MS公式フォーラム (海外)
Older games causes rundll32.exe to open and 100% CPU usage

↑の人はレジストリの削除で上手くいったようですが、管理人環境ではレジストリを削除しても新たに作成されました。互換モードで大体解決しそうなものですが、互換モードが上手く働かなかった場合は、レジストリのGameUXの全拒否化をお試しあれ。もちろん自己責任で。

Win7のサポートが終了する2020年くらいに、オフラインゲームマシンと化したWin7機をお使いの人に、この記事が役に立つ日がきっとくる。のだろうか。

ただ、互換モードだと動かなくて、互換モードでないときは動く、それでいてゲームエクスプローラと連動する、そんな古いゲームがこの世にどれだけあるのかは知りません…

ゲームエクスプローラと連動する古いゲームの挙動ぷちまとめ
・互換モードで起動
 ⇒ 何の問題もなく動く(Quake2は)
・互換モードを使わずに起動&MSと通信
 ⇒ ちょっとの時間後に起動
・互換モードを使わずに起動&MSとの通信をブロック
 ⇒ 起動せず。rundll32.exeが延々MSと通信しようとする
・レジストリでGameUXをアクセス拒否化で起動
 ⇒ 互換モードだろうがなかろうが問題なく動く。通信もなし

Windows,WindowsUpdate

以下の内容は主にWin8系で発生している問題です。

KB3088195+Lenovo製PCの組み合わせでBSoDが発生する場合があるようです。原因はLenovo USB Blocker 1.0.0.37なるソフトとの相性問題のようです。

KB3088195を当てる前に、Lenovo USB BlockerをアンインストールしてKB3088195を適用、その後Lenovo USB BlockerをインストールすることでBSoDは回避出来るそうです。詳細は下記Lenovoサイトをご参照くださいませ。

Windows patch KB3088195 will cause BSOD on certain Lenovo products
↑をGoogle翻訳を通したページ

綺麗な英語なのでGoogle翻訳を通したページでもわかりやすいと思います。

以下、その他のプチ不具合報告。

Win8.1環境でCドライブのクリーンアップのボタンがグレーアウトしていてクリーンアップ出来なくなっていたり(cleanmgrからは出来るそうです。同様の報告2件有。犯人は不明)、IE11でFlashの立ち上がりが激遅になっていたりといった報告が2chでありました。

(ソース:Microsoft Updateしたらageるスレ 135)

ところで、Win8以降ってIE用FlashはMSが配布していたんですね。知らなかった。しかも配布が遅く8系ユーザはお怒りのご様子。バラだったらAdobeが配布後にサクッと当てられるでしょうに…わざわざ統合(?)することになんの意味があるんだろう…

Windows,WindowsUpdate

Windows10のアップデートは各KBがひとまとめになって配信されます。その中の特定のKBが動作不良を招いたり、不要であっても省いてアップデートすることは標準仕様では出来ません。この仕様についてMicrosoft副社長のJoe Belfiore氏は以下の回答を示しました。

ザックリ意訳
我々は比較的試験されていないパッチの組み合わせのせいで、低い信頼性や予測不能なシステムパフォーマンスを見てきました。我々は皆様のために全体的な品質を向上させることを目的としております。

一言でいうと遠まわしに「従来のアップデート方式に戻す気は無い」ってところでしょう。

ソース
InfoWorld
Why you should worry about Windows 10 cumulative updates
ComputerWorld
Microsoft exec defends cumulative Windows 10 updates