ASUSのZ390マザーボード環境にWindows10をインストールすると、勝手に『AsusUpdateCheck』というサービスが登録されて、『ASUS Armory Crate』というソフトウェアをインストールしようとする機能があることが判明しました。
この機能はBIOS側に組み込まれており、特別な操作を必要とせずWindowsのサービスに登録されます。
ASUSのZ390マザーボード環境にWindows10をインストールすると、勝手に『AsusUpdateCheck』というサービスが登録されて、『ASUS Armory Crate』というソフトウェアをインストールしようとする機能があることが判明しました。
この機能はBIOS側に組み込まれており、特別な操作を必要とせずWindowsのサービスに登録されます。
(Source:Microsoft)
Microsoftは新たにSecurity Update Validation Program (SUVP)と呼ばれるWindowsUpdateの検証プログラムを発表しました。SUVPとは毎月第2火曜日(米国時間)にリリースされるセキュリティアップデートの品質テストプログラムで、Microsoftに選ばれた信頼できるユーザーに対して公式リリースの3週間前までに提供されます。
Insider Programよりもさらに緊密なボランティアのテストチームを発足し、早期公開版セキュリティアップデートを配信して公式リリース前に品質テストを行うといった感じのようです。
この新テストチームの発足により、サティア・ナデラ氏のCEO就任以降、急激に不具合まみれとなったWindowsUpdateははたして改善に向かうのでしょうか。
Windows10 v1803 April 2018 Update用KB4462919を適用後、Bluetoothや各種周辺機器が正常に認識しなくなるという不具合が発生しています。ただ、発生件数は非常に少ないため、環境依存の可能性が高いものと思われます。
2018年10月22日時点で有効な回避策はKB4462919のアンインストールくらいしかありません。不具合にお困りの方は、修正されるまで該当KBをアンインストール&非表示入りにしましょう。アンインストールすることでこの不具合は発生しなくなります。
非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。
< Update 1: 2018年11月度KB4467708にて修正 >
この記事の不具合は2018年11月度のKB4467708にて修正されました。2018年11月度以降のWindowsUpdateを適用していればこの不具合は発生しません。
以下、初出時の内容になります。
Windows v1809 October 2018 Updateを適用後、圧縮ファイルから同名のファイルに対して解凍・上書きをすると確実に失敗するという不具合が発生しています。
< Update 1: 修正 >
この記事の不具合は2018年11月14日に公開されたISOファイルにて修正されました。それ以降のISOファイル、もしくはWindowsUpdate経由でv1809 October 2018 Updateを適用した場合にはこの不具合は発生しません。
以下、初出時の内容になります。
Windows10 v1809 October 2018 Updateにて『%USERNAME%』などの環境変数を利用したユーザープロファイルを構成すると、移動ユーザープロファイルが正常に利用できない不具合が発生しています。
『%USERNAME%』などの環境変数がユーザー名に置き換わることなく、そのまま文字列として『%USERNAME%』が認識されることが原因となっています。
グループポリシーで移動ユーザープロファイルを設定している場合、回避策はありません。Active Directory上のユーザーオブジェクトのプロパティに直接設定している場合には環境変数を利用せず、直接実ユーザー名や実サーバー名を入力することで回避が可能とのことです。
Microsoftはこの不具合を重大な問題と認識しており、修正プログラムのリリース次期が決定次第、下記の公式ブログにて案内を予定しています。
2018年10月19日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。
本来、2018年10月17日(水)が配信予定日ですが、2日遅れでの配信となりました。2018年度は1月度、2月度、3月度、5月度、6月度、7月度、8月度、9月度と遅刻をしており、4月以外全遅刻というもはや間に合わせる気なんて皆無の様相を見せています。
そして、Win7用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には2018年5月度、6月度、7月度、8月度、9月度、10月度に引き続き、未だにネットワークドライバが死亡する不具合入りです。過去にこの不具合にやられた人はこのパッチでも発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。
以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。
(Source:BleepingComputer / Microsoft Community)
2018年10月度のWindows10 v1803 April 2018 Update用更新プログラムKB4462919およびv1809 October 2018 Update用更新プログラムKB4464330を適用すると、HPのPCでOS起動時にStop code: WDF_VIOLATIONのBSoDが発生し、Windowsが起動不能になるとの報告が複数出ています。
< Update 1 >
MicrosoftはHPと協力してこの問題を特定したことを発表しました。下記ページにて、まだ手遅れでない場合と、既にBSoDになって手遅れの場合の対処方法が書かれています。お困りの方はリンク先へどうぞ。
更新履歴 ① Microsoft公式対処方法へのリンクを加筆。 ② MSコミュニティでMSサポートと話した人曰く、MSサポートは当初 「DELLなどのマシンにも影響がある」 と答えたものの、後日掲載されたMSの対処方法がHPだけにしか言及されていないため、記事からDELLに関する文言を一時削除しました。DELLは影響しない? |
2018年9月度および10月度のWindows7 / Server 2008のWindowsUpdateではKB3177467の適用が前提条件となっています。KB3177467を適用していない場合、マシンによっては『0x8000FFFF』エラーが出て更新プログラムのインストールに失敗する場合があります。
それに伴い、MicrosoftはKB3177467を適用するよう呼びかけています。
未適用の方は下記のファイル直リンクよりダウンロードをどうぞ。
KB3177467 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit | その他のエディション Win7に配信、2018年10月版サービススタックアップデート。このパッチを入れていないと更新プログラム適用時に『0x8000FFFF』エラーが発生する場合があります。 また、Microsoftはこのパッチをスタンドアロンインストーラーでインストール時の注意点を公開しています。
KB3177467だけを先にインストールすれば良いとのことです。 |
< Update 1: 修正 >
この記事の不具合は2018年11月14日に公開されたISOファイルにて修正されました。それ以降のISOファイル、もしくはWindowsUpdate経由でv1809 October 2018 Updateを適用した場合にはこの不具合は発生しません。
以下、初出時の内容になります。
(Source:Windows Experience Blog)
2018年10月9日、MicrosoftはWindows10 v1809 October 2018 Update適用時に発生した勝手にファイル削除バグの原因を特定したことを発表しました。
原因は既知のフォルダ(Documents、Pictures、Videos、他)をOneDriveへとリダイレクトする機能『Known Folder Redirection』の欠陥によるもので、意図しない動作によってファイルが削除されてしまったとのこと。この不具合の修正は既に完成しており、今後は勝手にファイルが削除されることはないという。
Microsoftは今回の被害に遭った人に対して、引き続きサポートに連絡するよう呼びかけており 「どこまで復元できるかはわかりませんが、できるかぎりの回復を試みます」 と伝えています。
Microsoftへの連絡先は下記になります。
MicrosoftのWindows Insider Program責任者Dona Sarkar氏は、Windows10 v1809 October 2018 Update適用後に勝手にファイル削除バグの被害を受けた人々に対して、下記の呼びかけをしています。
更新履歴 ① Microsoftの発表に伴って記事タイトルと内容を加筆・修正。 ② 2018年11月14日からISOファイルが再公開されました。 |
MicrosoftはWindows10 v1809 October 2018 UpdateのISOファイルの公開およびWindowsUpdate経由での配信を停止しました。本件について、Microsoftは下記の発表をしています。
私たちは 「Windows10 v1809 October 2018 Updateを適用後にユーザーのファイルが消えている」 というレポートを受けて調査をしています。それに伴い、全てのユーザーに対してv1809 October 2018 Updateの公開を停止しました。 v1809 October 2018 Updateの適用後に問題があると思われる場合は[+1-800-MICROSOFT]へ直接ご連絡いただくか、下記URLよりお住まいの地域の電話番号へお問い合わせください。 PCを使用できる場合は下記URLへご連絡ください。 もし、v1809 October 2018 Updateのインストールメディアをダウンロードしている場合、インストールせずに新しいメディアが利用できるようになるまでお待ちください。 私たちはv1809 October 2018 Updateの展開を再開後、ユーザーにアップデートを提供いたします。 (Source:Microsoft) |
例の勝手にファイルが削除される件に伴って取り下げたとのことです。また、未インストールの人はインストールしないよう促していますのでご注意ください。にしても、既に手遅れの人に対してはどういった対応を取るのでしょうね。Microsoftの今後の動向が注目されます。
2018/10/10追記
被害に遭った人に対してMicrosoftがファイルの復元を試みてくれるそうです。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
< Update 2: ISOファイルが再公開 >
2018年11月14日からISOファイルが再公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。