Windows,WindowsUpdate

Windows7のサポート終了を通知し、Windows10への移行を促すKB4493132を適用するとどうなるのか。海外メディアのBleeping Computerが調査を行ったところ、KB4493132をインストールすると『C:\Windows\System32\sipnotify.exe』というファイルが作成されて、上記のような通知ウィンドウが表示されるようになるとのことです。

また、ウィンドウ右下『microsoft.com/windows7』のリンク先は、Windows10への移行を促すページになっています。

このウィンドウが表示されるタイミングはタスクスケジューラにスケジュールが登録されており、

Windows,WindowsUpdate

2019年3月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

2019年7月16日(現地時間)より、Windows7のWindowsUpdateでSHA-2のサポートが必須になるのは既報のとおりですが、今回、そのSHA-2をサポートするための更新プログラムKB4474419および、SHA-2関連の不具合修正プログラムKB4490628が配信されてきています。詳細は記事本文(一番下の方)をご覧くださいませ。

< Update 1 [2019/3/13更新]
今回のWindowsUpdate、Windows7ユーザーの方は注意が必要かもしれません。理由は以下の記事をご覧くださいませ。

【アプデ/7】 Microsoft、2019年4月よりWindows10への移行を促す通知を表示させることを発表

< Update 2: IE等からアプリケーションが起動しない不具合 [2019/3/15更新]
Win7/8.1用『ロールアップ』KB4489878/KB4489881およびMSカタログ産IEパッチKB4489873に既知の不具合が追加されました。これらの更新プログラムをインストール後、Internet Explorer等からリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない場合があります。

とはいえ、対処方法は簡単で、Microsoftによると、リンクを右クリックして新しいウィンドウまたはタブで開くことでこの不具合を回避できる(アプリケーションが起動する)とのことです。対処方法を知っていればどうということはありませんが、知らなかったらハマるかもしれませんので頭の片隅に留めておいた方が良いかもしれません。

以下、2019年3月13日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① Windows10への移行を促す通知についてのリンクを加筆。
Win7/8.1用『ロールアップ』KB4489878/KB4489881およびMSカタログ産IEパッチKB4489873に既知の不具合を加筆。Internet Explorer等からアプリケーションが起動しない場合あり。
③ Win8.1用『セキュリティのみ』KB4489883、『ロールアップ』KB4489881に、グループポリシー、WDSサーバに関する既知の不具合を加筆。

 

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4489899にて、2019年3月1日配信のKB4482887で発生していたゲームパフォーマンスが低下する不具合が修正されました。KB4489899(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

しかし、Microsoftによると、KB4489899を適用後、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる場合があるとのこと。判明している範囲で動作しなくなる可能性のあるアプリケーションは以下になります。

  • Windows Media Player
  • Realtek HD Audio Manager
  • Sound Blaster Control Panel

Microsoftは一般的な解決策として、[設定] → [システム] → [サウンド] → [アプリの音量とデバイスの設定]で、アプリケーションごとのオーディオ設定を『既定』に変更するか、または各アプリケーションごとの設定で使用するオーディオデバイスを『デフォルトのオーディオデバイス』に変更するよう案内しています。

また、Microsoftによると、この不具合は2019年3月1日配信のKB4482887から発生していたとのこと。以前はKB4482887のページにこの不具合は掲載されていませんでしたが、ページの最終更新日が2019年3月13日になっており、この不具合が追加されていました。

過去にKB4482887を入れてこの不具合が発生した方は、今回のKB4489899でも同様の不具合が発生するものと思われます。DTMerの方や複数のオーディオデバイスを搭載されている方はお気をつけくださいませ。

2019/4/3追記
オーディオアプリが動作しなくなる不具合は2019年4月3日配信のKB4490481にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

更新履歴
① 上記不具合は以前はKB4482887のページには掲載されていませんでしたが、MicrosoftによりKB4482887でも発生する旨が加筆されました。それに伴い、記事内容を修正いたしました。

DirectX12,Windows

MicrosoftはWindows7でDirectX 12が使用可能となったことを発表しました。最初の対応タイトルとなるのはWorld of Warcraft 8.1.5で、今後もいくつかの『DirectX 12 for Windows7』タイトルが登場予定とのことです。

Microsoftによると『DirectX 12 for Windows7』によってフレームレートの向上が謳われています。しかし、より高速にDirectX 12の最高パフォーマンスを発揮できるのはWindows 10であることも主張しています。今回の唐突な対応は、おそらく、Windows7からWindows10への移行を促すための宣伝も含めた対応かと思われます。

以下、ちょっと不確かな部分ですが、どうも『DirectX 12 for Windows7』は全てのDirectX 12アプリケーションが動くといったわけではなく、アプリケーション側が『DirectX 12 for Windows7』に対応している必要があるようなニュアンスに受け取れます。(だとすれば、Windows7ユーザーにDirectX 12の良さを知ってもらうための『体験版』といったような感じでしょうか)

ハッキリとはわかりませんが、いずれにしても、いくつかのゲームでパフォーマンスアップの可能性があるなら非常に歓迎される対応と言えるでしょう。

Windows,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年4月より、Windows7マシンにWindows10への移行を促す通知を表示させることを発表しました。Microsoftによると、今回の通知は、

  • 2020年1月14日のWindows7サポート終了日が迫っているため、Windows10に移行するための情報提供のみを目的としている
  • 再度通知しないオプションを用意している

とのことです。

しかしながら、Microsoftは、過去にWindows7上にWindows10への無料アップグレードを促す通知を表示し、望んでもいないのにWindows10へと勝手にアップグレードさせた前科があります。

今回は以前のような愚行は犯さないものと思いたいところですが、どこまでMicrosoftを信じられるかは人によるでしょう。本当にただの通知『だけ』であれば良いのですが。

気になるのは通知機能が仕込まれた年月。2019年3月度のWindowsUpdateに仕込まれているのか、それとももっと以前から仕込んでいたのか、どの段階で仕込まれているのかは不明です。一応、警戒するなら直近の2019年3月度のWindowsUpdateは様子見しておいた方が良いかもしれません。しかし、脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

2019/3/20追記
2019年3月20日にWin10への移行を促す通知表示パッチKB4493132が配信されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,Windows


(Source:TECH POWER UP)

MAXON公式のWindows版Cinebench R20は、Microsoftストア経由でしかダウンロードができません。しかし、海外メディアのTECH POWER UPによって、Microsoftストアを経由せずスタンドアローンで動作する『Cinebench R20 Portable』が作成・公開されました。

どうもMAXONはこのことが気に入らなかったようで、TECH POWER UPはMAXONから『Cinebench R20 Portable』の公開停止要求および聞き入れられない場合は法的措置に出るといった内容のメールを受け取りました。

TECH POWER UPは 「極冷環境などでベンチマークを行う場合、わざわざインターネットに接続するような時間はありません。また、フリーウェアを使用するためにわざわざDRMプラットフォームを経由することを嫌う人は多くいます。今回のMAXONの対応により、Cinebenchは、一部のPCエンスージアストから敬遠されるでしょう」 と述べ、『Cinebench R20 Portable』の公開を停止しました。

理由はわかりませんがMAXONはどうしてもMicrosoftストア経由で使ってもらいたいようです。現在、Windows版Cinebench R20はMicrosoftストアでのみダウンロードが可能となっています。

2019/3/27追記
MAXON自らスタンドアローン版『Cinebench R20』を公開しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2019年2月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

Win7用『ロールアップ』で2018年5月度から2019年1月度まで長期にわたって発生していたネットワークドライバが死亡する不具合ですが、今月の既知の不具合には含まれていません。ついに直ったのかと思いきや、この不具合を 「修正した」 という記載もありません。書き忘れなのか、直ったのかは現状不明です。

あと、今月のWin7/8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

 

< Update 2: 元号関連に不具合 [2019/2/14更新]

Microsoftは2019年2月13日付けで、Win7用『ロールアップ』KB4486563適用後に元号関連で不具合が生じる可能性があることを既知の不具合に追加しました。具体的に影響を受けるアプリケーション等は不明なものの、元号を使用していて何かおかしくなったと思ったらこの不具合を疑ってみてください。犯人はWindowsUpdateです。

Microsoftは手動によるレジストリ編集での回避方法を案内していますが、レジストリの編集に自信がなければ『ロールアップ』KB4486563をアンインストールして、『セキュリティのみ』KB4486564の代用をご検討ください。『セキュリティのみ』ではこの不具合は発生しません。

 

< Update 4: 各パッチに不具合追加 [2019/2/19更新]

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887には、Spectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策『Retpoline』が含まれており、今後、有効化されることでパフォーマンスアップが謳われていましたが、皮肉なことにパフォーマンスアップとは正反対の新たな不具合が見つかりました。

Microsoftによると、この更新プログラムをインストール後、『Destiny 2』など、一部のゲームにおいてグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下する場合があるとのことです。

2019年3月9日時点で、この不具合に対する回避策はKB4482887のアンインストール以外にありません。もし、ゲームが重くなったと感じたらKB4482887のアンインストールをお試しくださいませ。

アンインストール後は再び入ってこないようにKB4482887を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

備考:
メッセージで頂いた情報によると以下のゲームでもフレームレートの低下や、マウスカーソルの吹っ飛びが発生したそうです。

  • オーバーウォッチ
  • Goat simulator
  • LEFT ALIVE

これらのゲームをされている方はご注意くださいませ。

2019/3/13追記
この不具合は2019年3月13日配信のKB4489899にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,Windows

デファクトスタンダード的なCPUベンチマークソフト、Cinebench R15の後継となる『Cinebench R20』がついに登場しました。以下、MAXONS公式発表の『Cinebench R20』の技術情報になります。

    ・Cinebench R20は、R15よりもはるかに大きく複雑なテストシーンを使用しているため、レンダリングに必要な計算パワーは約8倍です。このテストには約4倍のメモリが必要です。したがって、R15とR20の結果を比較することはできません。

    ・Cinebench R20とCinema 4D R20には、IntelのEmbree raytracingテクノロジーとAMDとIntelの最新CPU搭載されている高度な機能を使用する最新のレンダリングアーキテクチャが採用されているため、同じハードウェア上で同じシーンでも以前の2倍の速さでレンダリングできます。

    ・Cinebench R20は、現在のCPUと次世代CPUのベンチマークの精度を向上させ、高いCPU負荷でマシンが安定して動作するかどうかをテストします。デスクトップやノートブックの冷却装置は、CPUが長時間に渡って満足に動作するのか、要求の厳しい実際の業務で行われるような3Dタスクをこなせるかをテストします。

    ・Cinebench R20はGPUのパフォーマンスはテストしません。

    ・サポートされていないプロセッサでは、Cinebench R20は起動しません。テストシーンをロードするのに十分なRAMがないシステムでは、警告が表示され、CPUベンチマークは実行されません。

    ・バックグラウンドタスクが測定に大きな影響を与えるため、異なる結果を生むことがあります。テストにあたっては、すべての実行中のプログラムをシャットダウンし、ウイルスチェックやディスクインデックス作成を無効しておくのが良いでしょう。しかし、すべてのバックグラウンドプロセスを排除することは不可能です。現代のオペレーティングシステムは、結果に軽微な影響を与える可能性がありますが、無効にできない様々なバックグラウンドタスクが実行されています。

    ・オペレーティングシステムのすべてのバックグラウンドタスクを無効にすることは不可能であるため、テスト結果は多少異なる場合があります。これらのタスクは、測定にわずかな影響を与える可能性がある1つの要因です。また、現代のコンピュータおよびグラフィックスカードは、電力および温度のような環境条件に基づいてクロック速度を動的に調整します。たとえば、過度に高温になると冷却と損傷を防ぐためにプロセッサはクロック速度を低下させます。最新の多くのプロセッサでは、その逆のことも行います。温度が十分に低いときに自分自身をオーバークロックすることができます。したがって、比較的涼しい環境で新しく開始されたシステムは、一般に暖房されたオフィスで数時間のベンチマークを実行していたシステムよりも高速に動作します。

試してみたい方は以下のページよりダウンロードをどうぞ!

< Update 1: スタンドアローン版公開
残念ながら公式のWindows版はMicrosoftストアでのみの配信となります。しかし、海外メディアのTECH POWER UPによってMicrosoftストアを経由せずスタンドアローンで動作する『Cinebench R20 Portable』が作成・公開されました。Microsoftストアを使いたくない方はTECH POWER UPよりダウンロードをどうぞ!

< Update 2: スタンドアローン版公開停止
スターンドアローン版は公開停止となりました。公開停止となった経緯は以下の記事をご覧くださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2019年2月20日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

今回は珍しく予定日に配信されてきましたが、配信予定時間のAM03:00ではなく、朝方に配信とプチ遅刻ぎみだったようです。

今回の『ロールアップのプレビュー』では2019年2月度の『ロールアップ』『セキュリティのみ』『IE』で発生していた多くの既知の不具合が修正されています。とはいえあくまでまだプレビューのため、入れるかどうかの判断はお任せいたします。人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。

< Update 1: Win8.1に既知の不具合が追加 > [2019/3/5更新]
Windows8.1用KB4487016に新たな既知の不具合が追加されました。この更新プログラムをインストール後、一部のMSI / MSPファイルをインストールまたはアンインストール中に『Error 1309』が発生する場合があるとのことです。しかし、エラーが表示されるだけで特に何も影響はなく、表示されても無視して続行するようMicrosoftは案内しています。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。


更新履歴
Win8.1用KB4487016に、MSI / MSPファイルをインストールまたはアンインストール中にエラーが表示される不具合を加筆。

 

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 適用対象CPUを加筆。

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887ですが、Microsoftによると、この更新プログラムにはSpectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策として、『Retpoline』と呼ばれるGoogleが開発した技術が含まれており、これを有効にすることでパフォーマンスアップが見込めるとのことです。

これまでのSpectre Variant 2への緩和策だと、酷い場合でストレージに対して約40%ものパフォーマンスダウンが見られました。しかし、『Retpoline』を使用した場合、Googleによれば 「パフォーマンスへの影響は無視できるレベル」 と伝えられており、最大でも1.5%程度のパフォーマンスダウンに留まるそうです。

MicrosoftはKB4482887のページで 「『Retpoline』を有効にすることでパフォーマンスが向上する可能性があります」 と案内していますが、肝心の有効化の方法は書かれていません。Microsoftのブログでは 「現在、『Retpoline』はデフォルトで無効になっています。今後、数ヶ月の間に、クラウド設定を通じて段階的に『Retpoline』を有効にします」 と案内しているため、ユーザー側では制御できないのかもしれません。 (機能自体は実装されているものの無効化されており、今後、Microsoftの判断で有効化される感じでしょうか)

なお、Microsoftによると、『Retpoline』のWindowsへの実装は難しく、Windows10 v1809以降のみが実装対象になるとのことです。また、『Retpoline』の適用対象となるCPUは、全てのAMD CPUと、Broadwell以前のIntel CPUのみとなり、Skylake以降では安全に使用できないことから適用対象外とされています。

2019/3/8追記
KB4482887を適用後、ゲームが重くなるという不具合が発生しています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 2019年3月1日にv1809用KB4482887が配信されたので加筆。

2019年2月20日・3月1日に配信されたWindows10用更新プログラムにて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

OSバージョン
該当KB
『元号関連の不具合』の修正『IEで相対パスに『\』が含まれている画像を読み込めなくなる不具合』の修正『Access 95ファイル形式のデータベースがランダムに動作を停止する不具合』の修正
v1809
KB4482887 [New]
(2019年3月1日配信)
v1803
KB4487017
(2019年2月20日配信)
v1709
KB4486996
(2019年2月20日配信)
v1703
KB4487020
(2019年2月20日配信)
v1607
KB4487026
(2019年2月20日配信)
v1503
2019年2月20日時点で未配信
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該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。