Windows,WindowsUpdate

2019年2月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

Win7用『ロールアップ』で2018年5月度から2019年1月度まで長期にわたって発生していたネットワークドライバが死亡する不具合ですが、今月の既知の不具合には含まれていません。ついに直ったのかと思いきや、この不具合を 「修正した」 という記載もありません。書き忘れなのか、直ったのかは現状不明です。

あと、今月のWin7/8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

 

< Update 2: 元号関連に不具合 [2019/2/14更新]

Microsoftは2019年2月13日付けで、Win7用『ロールアップ』KB4486563適用後に元号関連で不具合が生じる可能性があることを既知の不具合に追加しました。具体的に影響を受けるアプリケーション等は不明なものの、元号を使用していて何かおかしくなったと思ったらこの不具合を疑ってみてください。犯人はWindowsUpdateです。

Microsoftは手動によるレジストリ編集での回避方法を案内していますが、レジストリの編集に自信がなければ『ロールアップ』KB4486563をアンインストールして、『セキュリティのみ』KB4486564の代用をご検討ください。『セキュリティのみ』ではこの不具合は発生しません。

 

< Update 4: 各パッチに不具合追加 [2019/2/19更新]

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887には、Spectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策『Retpoline』が含まれており、今後、有効化されることでパフォーマンスアップが謳われていましたが、皮肉なことにパフォーマンスアップとは正反対の新たな不具合が見つかりました。

Microsoftによると、この更新プログラムをインストール後、『Destiny 2』など、一部のゲームにおいてグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下する場合があるとのことです。

2019年3月9日時点で、この不具合に対する回避策はKB4482887のアンインストール以外にありません。もし、ゲームが重くなったと感じたらKB4482887のアンインストールをお試しくださいませ。

アンインストール後は再び入ってこないようにKB4482887を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

備考:
メッセージで頂いた情報によると以下のゲームでもフレームレートの低下や、マウスカーソルの吹っ飛びが発生したそうです。

  • オーバーウォッチ
  • Goat simulator
  • LEFT ALIVE

これらのゲームをされている方はご注意くださいませ。

2019/3/13追記
この不具合は2019年3月13日配信のKB4489899にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,Windows

デファクトスタンダード的なCPUベンチマークソフト、Cinebench R15の後継となる『Cinebench R20』がついに登場しました。以下、MAXONS公式発表の『Cinebench R20』の技術情報になります。

    ・Cinebench R20は、R15よりもはるかに大きく複雑なテストシーンを使用しているため、レンダリングに必要な計算パワーは約8倍です。このテストには約4倍のメモリが必要です。したがって、R15とR20の結果を比較することはできません。

    ・Cinebench R20とCinema 4D R20には、IntelのEmbree raytracingテクノロジーとAMDとIntelの最新CPU搭載されている高度な機能を使用する最新のレンダリングアーキテクチャが採用されているため、同じハードウェア上で同じシーンでも以前の2倍の速さでレンダリングできます。

    ・Cinebench R20は、現在のCPUと次世代CPUのベンチマークの精度を向上させ、高いCPU負荷でマシンが安定して動作するかどうかをテストします。デスクトップやノートブックの冷却装置は、CPUが長時間に渡って満足に動作するのか、要求の厳しい実際の業務で行われるような3Dタスクをこなせるかをテストします。

    ・Cinebench R20はGPUのパフォーマンスはテストしません。

    ・サポートされていないプロセッサでは、Cinebench R20は起動しません。テストシーンをロードするのに十分なRAMがないシステムでは、警告が表示され、CPUベンチマークは実行されません。

    ・バックグラウンドタスクが測定に大きな影響を与えるため、異なる結果を生むことがあります。テストにあたっては、すべての実行中のプログラムをシャットダウンし、ウイルスチェックやディスクインデックス作成を無効しておくのが良いでしょう。しかし、すべてのバックグラウンドプロセスを排除することは不可能です。現代のオペレーティングシステムは、結果に軽微な影響を与える可能性がありますが、無効にできない様々なバックグラウンドタスクが実行されています。

    ・オペレーティングシステムのすべてのバックグラウンドタスクを無効にすることは不可能であるため、テスト結果は多少異なる場合があります。これらのタスクは、測定にわずかな影響を与える可能性がある1つの要因です。また、現代のコンピュータおよびグラフィックスカードは、電力および温度のような環境条件に基づいてクロック速度を動的に調整します。たとえば、過度に高温になると冷却と損傷を防ぐためにプロセッサはクロック速度を低下させます。最新の多くのプロセッサでは、その逆のことも行います。温度が十分に低いときに自分自身をオーバークロックすることができます。したがって、比較的涼しい環境で新しく開始されたシステムは、一般に暖房されたオフィスで数時間のベンチマークを実行していたシステムよりも高速に動作します。

試してみたい方は以下のページよりダウンロードをどうぞ!

< Update 1: スタンドアローン版公開
残念ながら公式のWindows版はMicrosoftストアでのみの配信となります。しかし、海外メディアのTECH POWER UPによってMicrosoftストアを経由せずスタンドアローンで動作する『Cinebench R20 Portable』が作成・公開されました。Microsoftストアを使いたくない方はTECH POWER UPよりダウンロードをどうぞ!

< Update 2: スタンドアローン版公開停止
スターンドアローン版は公開停止となりました。公開停止となった経緯は以下の記事をご覧くださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2019年2月20日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

今回は珍しく予定日に配信されてきましたが、配信予定時間のAM03:00ではなく、朝方に配信とプチ遅刻ぎみだったようです。

今回の『ロールアップのプレビュー』では2019年2月度の『ロールアップ』『セキュリティのみ』『IE』で発生していた多くの既知の不具合が修正されています。とはいえあくまでまだプレビューのため、入れるかどうかの判断はお任せいたします。人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。

< Update 1: Win8.1に既知の不具合が追加 > [2019/3/5更新]
Windows8.1用KB4487016に新たな既知の不具合が追加されました。この更新プログラムをインストール後、一部のMSI / MSPファイルをインストールまたはアンインストール中に『Error 1309』が発生する場合があるとのことです。しかし、エラーが表示されるだけで特に何も影響はなく、表示されても無視して続行するようMicrosoftは案内しています。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。


更新履歴
Win8.1用KB4487016に、MSI / MSPファイルをインストールまたはアンインストール中にエラーが表示される不具合を加筆。

 

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 適用対象CPUを加筆。

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887ですが、Microsoftによると、この更新プログラムにはSpectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策として、『Retpoline』と呼ばれるGoogleが開発した技術が含まれており、これを有効にすることでパフォーマンスアップが見込めるとのことです。

これまでのSpectre Variant 2への緩和策だと、酷い場合でストレージに対して約40%ものパフォーマンスダウンが見られました。しかし、『Retpoline』を使用した場合、Googleによれば 「パフォーマンスへの影響は無視できるレベル」 と伝えられており、最大でも1.5%程度のパフォーマンスダウンに留まるそうです。

MicrosoftはKB4482887のページで 「『Retpoline』を有効にすることでパフォーマンスが向上する可能性があります」 と案内していますが、肝心の有効化の方法は書かれていません。Microsoftのブログでは 「現在、『Retpoline』はデフォルトで無効になっています。今後、数ヶ月の間に、クラウド設定を通じて段階的に『Retpoline』を有効にします」 と案内しているため、ユーザー側では制御できないのかもしれません。 (機能自体は実装されているものの無効化されており、今後、Microsoftの判断で有効化される感じでしょうか)

なお、Microsoftによると、『Retpoline』のWindowsへの実装は難しく、Windows10 v1809以降のみが実装対象になるとのことです。また、『Retpoline』の適用対象となるCPUは、全てのAMD CPUと、Broadwell以前のIntel CPUのみとなり、Skylake以降では安全に使用できないことから適用対象外とされています。

2019/3/8追記
KB4482887を適用後、ゲームが重くなるという不具合が発生しています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 2019年3月1日にv1809用KB4482887が配信されたので加筆。

2019年2月20日・3月1日に配信されたWindows10用更新プログラムにて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

OSバージョン
該当KB
『元号関連の不具合』の修正『IEで相対パスに『\』が含まれている画像を読み込めなくなる不具合』の修正『Access 95ファイル形式のデータベースがランダムに動作を停止する不具合』の修正
v1809
KB4482887 [New]
(2019年3月1日配信)
v1803
KB4487017
(2019年2月20日配信)
v1709
KB4486996
(2019年2月20日配信)
v1703
KB4487020
(2019年2月20日配信)
v1607
KB4487026
(2019年2月20日配信)
v1503
2019年2月20日時点で未配信
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該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは2019年2月度のWindowsUpdateに新たな既知の不具合を2点追加しました。2019年2月度のWindowsUpdateを適用後、全てのバージョンのWindows10にて以下の不具合が発生するようになります。

Windows,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年7月16日(現地時間)より、Windows7のWindowsUpdateでSHA-2のサポートが必須になることを発表しました。

Microsoftによると、2019年3月12日(現地時間)にSHA-2をサポートしたアップデートの公開を予定しており、7月16日以降にWindowsUpdateを行うには、このパッチを適用しておく必要があるとのことです。

まだしばらく先のことですが、もし、7月16日以降にWindowsUpdateができない事態が発生したら(例えばクリーンインストール直後など)、このアップデートが適用されているかどうかをご確認くださいませ。

なお、これはあくまでWindows7の話で、8.1 / 10ユーザーの方は特に何もする必要はありません。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは、2019年2月13日に配信されたWindowsUpdateを適用後、ほぼ全てのバージョンのWindows10で元号関連に不具合が生じる可能性があることを発表しました。該当KBおよび詳細は以下になります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年2月13日に配信されたWindows10用更新プログラムにて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

OSバージョン
該当KB
『ローカルIPアドレスのページが見られなくなる不具合』の修正『Access 97形式のファイルが読み込めなくなる不具合』の修正
v1809
KB4487044
×
v1803
KB4487017
v1709
KB4486996
v1703
KB4487020
v1607
KB4487026

(※v1607でこの不具合は発生しないものの『修正済み』と書かれています)
v1503
KB4487018
-

該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

Windows,WindowsUpdate

2019年1月9日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今月のWin7用『ロールアップ』も2018年5月度6月度7月度8月度9月度10月度11月度12月度に引き続き、ネットワークドライバが死亡する不具合入りです。不具合放置9ヶ月目に突入です。MSさんやる気なさすぎわろえない。

過去にこのネットワークが死亡する不具合にやられた人は、今月も発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。この不具合はWin7の『ロールアップ』でのみ発生します。Win8.1およびWin7用『セキュリティのみ』では発生しません。

Windows,WindowsUpdate

2019年1月18日、Windows7のWindowsUpdateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4480955が配信されました。

本来、2019年1月16日(水)が配信予定日で、Win8.1用は遅れずに配信されましたが、Win7用は2日遅れでの配信となりました。2018年は4月度以外全遅刻、2019年も相変わらずやる気のなさを見せています。

そして、Win7用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には2018年5月度6月度7月度8月度9月度10月度11月度に引き続き、未だにネットワークドライバが死亡する不具合入りです。過去にこの不具合にやられた人はこのパッチでも発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。

< Update 1: 仮想マシンの復元失敗バグ [2019/2/13更新]
Microsoftは2019年2月12日付けで、AMD Bulldozer、Jaguar、Puma環境で仮想マシンの復元に失敗する不具合を追加しました。この不具合は2019年2月中旬のアップデートで修正予定とのことです。

以下、KB4480955のザックリ説明になります。

Windows,WindowsUpdate

2019年1月16日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、Windows8.1に同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。今回、Windows7用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』はありません。

Windows8.1用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4480969には、2019年1月9日配信のKB4480963で発生していたホットスポットの認証が失敗するバグの修正が含まれています。

< Update 1: 仮想マシンの復元失敗バグ [2019/2/13更新]
Microsoftは2019年2月13日付けで『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4480969に、AMD Bulldozer、Jaguar、Puma環境で仮想マシンの復元に失敗する不具合を追加しました。この不具合は2019年2月中旬のアップデートで修正予定とのことです。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。

Windows,WindowsUpdate

2018年秋、Microsoftは企業や組織向けに、ボリュームライセンス版Windows7を対象にした有料延長サポート『Windows7 Extended Security Updates』(ESU)を発表しました。

Windows7は2020年1月14日にサポート終了となりますが、ESUの契約を行うことで、2023年1月まで追加の延長サポートが受けられます。

契約価格は既にMicrosoftのパートナー等の間で共有されており、ZDNetはその契約価格をリークしました。そのお値段がこちら。