CPU,メモリ

RYZEN 7 / 5 / 3シリーズではメモリの4枚挿しよりも2枚挿しの方が、より高速なメモリスピードを設定できました。では、THREADRIPPERではどうなのか。速度重視であれば8枚挿しよりも4枚挿しの方が良いのか。答えはYesです。

THREADRIPPERのレビュアーガイドにはこう書き記されています。


(Source:The AMD Ryzen Threadripper 1950X and 1920X Review)

オーバークロックを前提としない場合、4枚挿しでDDR4-2667、8枚挿しでDDR4-2133がサポートされる最大値となっています。速度を重視したい人は、シングルランクDDR4メモリの4枚挿しでやりくりした方が良いでしょう。

CPU,メモリ


(Source:http://hwbot.org/submission/3588222)

オーストラリアのオーバークロッカーnewlife氏は、RYZEN環境でDDR4メモリを4079.2MHz(2039.6MHz x2)にまでオーバークロックすることに成功しました。しかし、CPUクロックは

800MHzまで下げられており、このメモリクロックに達することがいかに厳しいかを物語っています。

RYZENの発売当初はメモリ周りが最適化されておらず、メモリクロックが伸びませんでした。実用性はともかく、ここまで伸びるようになったのは、6月に配信されたBIOSアップデート『AGESA v1.0.0.6』の効果が大きく出ているようです。

なお、2chによると、CPUをダウンクロックしたりせずに安定動作するメモリクロックはDDR4-3466~3600あたりが限界のようです。

マザーボード,メモリ

AMDはRYZENシリーズ / AM4マザーボード向けDDR4メモリキットの互換性リストを更新しました。リストには2133MHz~3200MHzの信頼性の高いメモリが含まれています。

リストのダウンロードは下記のアドレスからどうぞ。

 RYZEN / AM4マザーボード用DDR4メモリキット互換リスト
 https://www.amd.com/system/files/2017-06/am4-motherboard-memory-support-list-en.pdf

なお、このリストはBIOSアップデートでAGESA v1.0.0.6が適用されていることを前提に作られています。

CPU,メモリ


(Source:AMD Ryzen Memory Analysis: 20 Apps & 17 Games, up to 4K)

RYZEN環境でメモリクロックによってゲームパフォーマンスにどれほどの差が出るのか、計17タイトルのベンチマークが公開されました。

環境はGA-AX370-Gaming 5、1800X定格、GTX 1080になります。サクッと結果をどうぞ!

メモリ


(Source:JEDEC DDR5 & NVDIMM-P Standards Under Development)

<ザックリ意訳>
我々(JEDEC)はDDR5(Double Data Rate 5)のデザインスタンダードが急速に進んでいることを発表します。DDR5の策定は2018年を予定しています。

DDR5はDDR4よりも帯域幅と密度が2倍になり、チャネル効率が向上し、より優れた電力効率で改善された性能を提供します。


上記内容がJEDECから発表されました。さらなる詳細は2017年6月19日(現地時間)にカリフォルニア州で開催されるJEDECのServer Forumイベントと、2017年後半にJEDECのサイト上で公開予定とのこと。

CPU,PCゲーム全般


(Source:Tips for Building a Better AMD Ryzen System)

Windows10 + RYZENでのゲームパフォーマンス向上テクニックがAMDのブログに投稿されました。検証環境はRYZEN 7 1800X / DDR4 16GB (8GB x 2) / RX 480 / CROSSHAIR VI HERO (BIOS 5704)とのこと。

注目点は左から3つ目。電源オプションを『高パフォーマンス』に変更するだけと、誰でも簡単にできるチューニングとなっています。まだの方は試してみる価値はあるでしょう。

4つ目以降はメモリクロックをOCしたり、コアクロックをOCしたりと割とゴリ押し気味。他には、コア数が多いとパフォーマンスが出ないゲームもあります。詳細は↓をご参照くださいませ。

 【ゲーム】 多コアCPUユーザがPCゲームで遭遇するかもしれない問題

注意点があるとすれば、上記の図はあくまで『F1 2016』での効果のため、他のゲームだとどれほどの効果が表れるかはわかりません。『F1 2016』より効果があるかもしれませんし、ないかもしれません。

あと、RYZENが正式にサポートしているメモリクロックは

↑ですが、AMDが社内でテストしたところ、Samsung製の『B-die』というメモリチップを使ったDDR4メモリでは2933~3500MT/sで動作したとのこと。この速度を達成できるポテンシャルを持っているメモリは

 ・Geil EVO X - GEX416GB3200C16DC [16-16-16-36 @ 1.35v]
 ・G.Skill Trident Z - F4-3200C16D-16GTZR [16-18-18-36 @ 1.35v]
 ・Corsair CMK16GX4M2B3200C16 VERSION 5.39 [16-18-18-36 @ 1.35v]

上記の3製品だとAMDは案内しています。これから組もうと思っている人は参考になりそうですね。

PCゲーム全般,メモリ

OCメモリがどういうときにフレームレートに影響してくるのかは下記の記事をご参照くださいませ。

【ゲーム】 ゲームにおけるOCメモリの効果

んなもんいちいち見てらんねぇ!って人向けに一言で説明しますと、CPUボトルネック時に影響してきます。必要な前知識の説明おしまい。

ということでゲームにおけるDDR3L vs DDR4なんていう素晴らしい検証が海外で出て参りました。検証環境は6700K+Z170+980Tiになります。3Lと4でどれだけフレームレートに影響するのか、サクサクっと表をどうぞ。 (各画像はクリックで拡大)

PCゲーム全般,ベンチマーク

ファイナルファンタジーXIV(以下、FF14)の新しいベンチマークが出たということでさっそく。まずは最高画質から。i5 3570K 4.4GHz/RAM16GB 2133MHz/GTX780での結果。

DX11 1280x720 最高画質

DX11 1920x1080 最高画質

特に語ることもなく高画質でのベンチマークはこの2枚で終了。高画質ベンチは総合ゲームサイトにお任せしましょう。

ここからは「高画質なんてどうでもいいんだよ!俺ぁ低画質でいいから高FPS維持してえんだよ!最低画質のベンチ載せろや!」といった低画質高FPS重視勢向けの記事になります。

オーバークロック,メモリ


はい、OCメモリについて書き連ねたいと思います。ここでいうOCメモリとは、VRAMではなく、マザーに挿すPC用のメモリです。念のため。

メモリクロックって気にされてますか。気にされてる人は比較的少ないんじゃないでしょうか。ゲームにおけるOCメモリの検証動画を探しても、管理人は見つけられませんでした。ということで、撮影してきましたので動画を見ていただきましょう。