2020年1月6日、IntelはCES 2020にて、同社のモバイル向けプロセッサー『Core i7-1065G7』は、AMDの『Ryzen 7 3700U』よりも優れていることをアピールしました。そのグラフがこちら。
Intel Tiger Lake-U ES vs Ice Lake-U
中国語圏のフォーラムにて、ノートPCのプロダクトマネージャーを務めると称するユーザーJZWSVIC氏が、IntelのモバイルプロセッサーTiger Lake-U ESとIce Lake-Uの比較をリークしました。それがこちら。
【CPU/GPU】 Intel、10nmと7nmの今後の見通しを発表
Intelは同社製品の今後の見通しについて発表しました。まず、10nm製品となるモバイル向けIce Lakeを2019年6月より出荷し、ホリデーシーズンにはOEMからIce Lakeベースの製品が店頭に並ぶ予定。ここは以前の発表と変わりなく、順調のようです。
【CPU/GPU】 Intel、次世代CPUアーキテクチャ『Sunny Cove』、GPU『Xe』などを発表
(Source:ANAND TECH)
Intelは同社の次世代CPUアーキテクチャやGPUについて各種発表を行いました。わかりやすく要点を絞ってサクッと見てまいりましょう!
【CPU】 Intel、全コアに掛かるターボクロックの公表を廃止
(Source:TECH POWER UP / AnandTech)
IntelはCoffee Lakeから、全コアに掛かるターボクロックの公表を廃止しました。公開されるターボブーストのクロックは、1コアに掛かる最大クロックのみとなります。
理由は 「ターボクロックはシステム構成や作業負荷に依存するため」 としていますが、より詳細な説明はされていません。つまるところ、今後、1コアターボクロック以外は保証されなくなり、CPUの品質によっては全コアや2コア以上に掛かるターボクロックに差異が生じてくる可能性が懸念されます。
しかし、実際のところ、AnandTechの調査によると
Coffee Lakeでは前情報どおり上記のターボブースト結果を得たとのことです。
また、他のレビューや報告などを見ても 「この個体は6コアTB4.2GHzまでしか上がらない」 や 「うちの個体は6コア4.5GHzまでいった!」 といったような、CPUの個体差でターボクロックが変わったという報告は見かけないため、Coffee Lakeに関しては上記のリストで間違いなさそうです。
(Enhanced Multi-Core Performanceでの全コア4.7GHzブーストは除く。というかこちらはCPUの個体差ではなくマザボ制御でのお話)
Coffee Lakeではあまり考える必要もなさそうですが、Cannon LakeやIce Lakeでは最悪『TBおみくじ』なんてことになるのかもしれません/(^o^)\ はたして、Cannon LakeやIce Lakeでもターボブーストの仕様は個体差に影響なく保たれ続けるのでしょうか……。
【CPU】 Skylake⇒Kabylake⇒Icelake、あれ、Cannonlakeは?
2017年予定のIntel 10nm世代CPUはIcelakeというコードネームになった。Haswellで電圧レギュレータがCPUに統合されたが、SkylakeとKabylakeでは電圧レギュレータはCPUには統合されていない。しかし、Icelakeでは再び電圧レギュレータがCPUに統合されることになる。SkylakeとKabylakeはマザーボードに互換性があるが、Icelakeでは新しいマザーボードが必要になるだろう。
(ソース:Intel readies 'Ice Lake' processors with integrated voltage regulator)
FIVRを付けたり外したり付けたりと、インテルさんどないしてしもたん…
今後の予定は
Skylake ⇒ Kabylake(2016年) ⇒ Icelake(2017年) (⇒Cannonlake(2018年?完全消滅?))
こんな感じでしょうか。