GeForce

CPUの脆弱性について、当初、NVIDIAはセキュリティ情報のページで

Variant 2: NVIDIA GPUディスプレイドライバがこのvariantの影響を受ける可能性があることを示しています。

(Source:Googleキャッシュ)

と、NVIDIAの製品が影響を受けることを示した内容を掲載していました。しかし、それは誤りであるとジェンスン・ファンCEOは伝えています。

同氏曰く、NVIDIAのGPUハードウェアに問題があるからパッチを当てているわけではなく、CPU側の問題のためにパッチを当てているという。また、NVIDIAのGPU自体はMeltdownとSpectreの影響は一切受けないと明言しました。

当初掲載されていた内容は誤りだったようで、セキュリティ情報のページは、

Variant 2: 影響を受けるCPU上で実行されているNVIDIAソフトウェアが、更なる更新を必要とする可能性があることを示しています。

(Source:http://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/4611)

CPUのために更新が必要になる、といった内容に変更されました。

GeForce

海外のGeForce公式フォーラムに投稿された不具合情報です。目に付いた不具合書き込みをざっくり意訳。真偽のほどは定かではありません。ご覧いただいた方の判断にお任せします。同様の不具合をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。

GeForce


(Source:NVIDIA GeForce 390.65 Driver with Spectre Fix Benchmarked in 21 Games)

GeForceドライバのバージョン390.65でSpectre (Variant 1 / CVE-2017-5753)の修正が入りましたが、ここで気になってくるのが脆弱性を修正したことによるゲームパフォーマンスへの影響。海外メディアのTECH POWER UPは390.65 vs 388.71のグラフを公開しました。


(環境: i7-8700K@4.8GHz / DDR4-3866 16GB / Win10FCU64bit / WU・BIOSアップデート適用済)

イーサリアムのマイニングと、21ゲーム3解像度での結果は上記のようになりました。振れ幅は最大でも-2.5 ~ +2.5%となっており、TECH POWER UPは 「イーサリアムのマイニングには影響せず、ゲームパフォーマンスにも大きな違いはありません」 と伝えています。

GeForce

GeForce 390.65ドライバが公開されました。このドライバではNVIDIA Freestyleへのサポートが追加されています。NVIDIA Freestyleとは、プレイ中のゲームに

白黒やナイトモードなど、フィルタをかけることができるGeForce Experienceの最新機能とのことです。

CPU,RADEON

IntelはRADEON搭載CPUとなる『8th Gen Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphics』(以下、8000Gシリーズ)を正式に発表しました。

 i7-8809Gi7-8709Gi7-8706G
(vProモデル)
i7-8705Gi5-8305G
コア/スレッド4C8T
ベースクロック3.1GHz2.8GHz
ターボクロック4.2GHz4.1GHz3.8GHz
GPURadeon RX Vega M GH GraphicsRadeon RX Vega M GL Graphics
CU2420
SP1,5361,280
ベースクロック1,063MHz931MHz
ターボクロック1,190MHz1,011MHz
VRAM4GB HBM2
TDP
(全パッケージ)
100W65W

RX Vega M GL搭載モデルではGTX 1050 4GB以上、RX Vega M GL搭載モデルではMax-Q版GTX 1060 6GB以上であることをスライドショーでアピールしています。

これらのCPUが搭載された多くの製品は2018年春頃に登場すると言われており、Intel NUCからはNUC8i7HVK、NUC8i7HNKの2つの製品が予定されています。

また、DELLやHPからも近いうちに8000Gシリーズ搭載製品が発表予定とのことです。

以下、公開されたスライドショーになります。

RADEON

Radeon Software Adrenalin Edition 18.1.1 Alphaドライバが公開されました。17.12.1以降で、一部の古いゲームが動かなくなる不具合が出ていましたが、このドライバではその不具合が修正されています。

ただし、注意点として 「このAlphaドライバはAMDによって完全にテストされていないため、一般的な使用には推奨されません」 と記載されています。Alphaドライバということもあり、安定性がどれほどのものかは未知数ですが、試してみたい方は下記よりダウンロードをどうぞ。

2018/1/19追記
Alphaの取れた18.1.1ドライバが公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

PCゲーム全般,RADEON

Radeon Software Adrenalin Edition 17.12.1以降で一部の古いゲームが動作しなくなった問題について、当初、テクニカルサポートエンジニアのray_m氏は

    これらのタイトルは2007年のものです。この問題は古いAPIモジュールによって引き起こされた可能性が高く、貴重なエンジニアリングリソースを割くことはまずありません。

と述べていましたが、ソフトウェアディレクターのTerry Makedon氏は下記のツイートをしました。

    私は 「AMDは古いゲームをサポートしない」 という記事を目にしましたが、これは真実ではありません。私たちはバグを特定し、修正を急いでいます。『Command & Conquer 3』シリーズや『The Witcher: Enhanced Edition』などが再び動くでしょう。

ray_m氏の対応は不具合を 「修正しない」 と言い、ユーザの最後の書き込みからわずか25分後に、臭いものには蓋をするかのごとく当該スレッドをロックしたりと、どこからどう見ても塩対応でした。今回のTerry Makedon氏の発言はそれとは180度異なり 「修正する」 と明言しています。

良い方向に捉えるならray_m氏との間に何かしらの齟齬があったのか、邪推するなら炎上したから対応を変えたのか、あるいはray_m氏が言動や行動に問題のある人物なのか、真相はわかりませんが、モヤっとしたものは残りつつもAMDが方針を改めてくれたことは古いゲームファンにとっては朗報と言えるでしょう。

2018/1/5追記
修正されたドライバが公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,RADEON


(Source:Intel)

RADEONを搭載したIntel CPU『i7-8809G』がIntelのサイトに掲載されました。

ベースクロックは3.1GHz、コアは4C8Tとなり、以前にリークされた情報と一致していることが確認されました。このリストはIntelのサイトの

オーバークロック対応CPUのページに掲載されており、8000Gシリーズもオーバークロックが可能であることが明らかになりました。

今回、掲載されたのはi7-8809Gだけですが、他にもi7-8705Gとi7-8706Gがラインナップされると言われています。

CPUCore i7-8809GCore i7-8705GCore i7-8706G
CPU Clock3.1 GHz3.1 GHz
Cores / Threads4C8T4C8T
GPU Device ID694C:C0694E:C0
SP1536SP (24CU)
GPU Clock
1000 ~ 1200 MHz

2018/1/8追記
Intelが正式に発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU】 Intel、RADEON搭載CPU 8000Gシリーズを正式に発表

PCゲーム全般,RADEON


(Source:AMD Forum 12 / Reddit)

Radeon Software Adrenalin Edition 17.12.1以降で2007~2008年のゲーム『Command & Conquer 3』シリーズや『The Witcher: Enhanced Edition』などでエラーが出たり起動しないといった不具合が出ており、AMDのフォーラムで話題になっています。

この問題に対してAMDは下記の回答を行いました。

CPU,GPU

Intelは第6世代のSkylakeから第8世代のCoffee Lakeまでを対象にしたiGPUドライバ『Intel Graphics Driver for Windows 15.60.1.1.4901』を公開しました。このドライバにはBattlefield 1、Star Wars Battlefront II、Rise of the Tomb Raiderなどのゲームへの最適化が含まれています。

と言っても、iGPUでこの辺のゲームをやりこんでいる人はあまりいないかと思われます。注目はゲーム以外の以下の改善点。

  • バランスモードまたはパワーセービングモードでのフレームレートのレポート精度の向上
  • DX12またはVulkanを使用した場合のMSAAパフォーマンスの大幅な向上
  • 7th Gen Coreプロセッサー以上でのH.265/HEVC動画再生パフォーマンスの向上
  • Intel Media SDK(MSDK)の改良により、PowerDirectorやMAGIXなどでのエンコーディング品質の向上

第7世代のKaby Lake以降のiGPUをお使いの方で、H.265/HEVCの動画再生がイマイチと感じている人はアップデートしてみる価値があるかもしれません。

ダウンロードは下記サイトよりどうぞ。対応OSはWindows10 64bit v1607 Anniversary Update以降となります。

GeForce

先日、中国語圏で噂になったGTX 1060の5GBモデルですが、早くもGigabyteが『GTX 1060 WINDFORCE OC 5G GV-N1060WF2OC-5GD』を公開しました。



(Source:Gigabyte (ページ削除済) / Googleキャッシュ)

スペックは1280CUDA、VRAM5GB、最大クロックはベース1582MHz / ブースト1797MHz(OCモード)で動作し、インターフェイスはDVI x2、DP x1、HDMI x1を備えています。

理由はわかりませんが、現在、Gigabyteのページからこのカードの情報は削除されており、Webキャッシュからその存在を確認することができます。

GeForce


(Source:NVIDIA将推出网吧“吃鸡”专用显卡GTX 1060 5G,GPU核心曝光)

GTX 1060には3GBモデルと6GBモデルがありますが、中国語圏メディアのEXPreviewによると、GTX 1060の5GBモデルが登場するとのことです。3GBモデルではVRAMが少なく、6GBモデルは値段が高い、という状況を緩和するための製品だとか。

主な違いは下記になります。

GTX 1060 6GBGTX 1060 5GBGTX 1060 3GB
GPUGP106-400-A1GP106-350-K3-A1GP106-300-A1
Cores128012801152
VRAM6GB5GB3GB

3GBモデルは1152CUDA、6GBモデルは1280CUDAとコアスペックに差異がありますが、5GBモデルは1280CUDAを搭載し、6GBモデルから1GB減っただけの仕様となっています。

なお、このカードは中国のインターネットカフェ向け製品とされており、一般に流通するかは定かではありません。

追記
GigabyteがGTX 1060 5GBモデルを公開しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

GeForce


(Source:How the NVIDIA Ruler Measures Up)

NVIDIA公式ブログでNVIDIAの定規が紹介されました。

エンジニア向けのこの定規にはGPUに使われる部品がレイアウトされており、ピン数やサイズなどが一目でわかるようになっています。基板とかを見てわくわくする人ならこれはグッとくるものがあるかも!

この定規はNVIDIA社内の売店に登場するたび、販売開始から数分で売り切れる人気商品となっており、これまでに5000本が売れたそうです。

残念ながら一般向けには販売されていませんが、NVIDIA公式ブログで入手する唯一の方法が案内されています。その方法がこちら。

    この定規を入手する唯一の方法: NVIDIAの誰かとお友達になりましょう。

これはハードルが高い/(^o^)\

GeForce


(Source:End of NVIDIA Driver Support for 32-bit Operating Systems)

NVIDIAはドライババージョン390以降、32bit OS用ドライバのリリースは行わないことを発表しました。32bit OS用ドライバは380番台で終了となり、390以降は64bit OS用ドライバのみがリリースされます。

対象となるOSは下記になります。

  • Microsoft Windows 7
  • Microsoft Windows 8 / 8.1
  • Microsoft Windows 10
  • Linux
  • FreeBSD

なお、32bit OS用ドライバの重要なセキュリティアップデートは2019年1月までサポート予定とのことです。

2018/4/9追記
なんやかんやで390番台も32bit OS用ドライバがリリースされていましたが、2018年4月に終了となるようです。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。