CPU


(Source:New Ryzen Is Running Solid Under Linux, No Compiler Segmentation Fault Issue)

RYZENのSEGV問題に大きな進展がありました。 「SEGV問題ってなんぞ?」 という方は下記の記事を時系列順にどうぞ。

 2017/06/22
 【CPU】 Linuxカーネルなどをビルド中、RYZEN環境でのみ発生する不具合が話題に
 2017/08/08
 【CPU】 RYZEN SEGV問題に進展、THREADRIPPERとEPYCでは発生しないことを確認

この問題の検証をしているMichael Larabel氏は1800XをRMA申請し、2017年の30週目に製造された1800Xを受け取りました。検証した結果、このロットではSEGV問題が発生しなかったと報告しています。

つまるところRYZENのSEGV問題は、CPUそのもののハードウェア的な問題であり、最近のロットになって問題が解決したようです。AMDは公式に発表していませんが、各報告をまとめると、2017年の25週目以前に製造されたCPUでSEGV問題が起こるという説が濃厚となっています。

問題のあるロットかどうかを見分けるには、

CPU


(Source:Intel Xeon Scalable Processors Accelerate Creation ...)

Intelは2017年8月29日(現地時間)、Skylake Xeonの新製品となる『Xeon W』シリーズを発表しました。対応するチップセットはIntel C422、メモリはクアッドチャネルのDDR4-2666でECCをサポートしています。

Skylake-Wのコードネームを持ったこのCPUは、ワークステーション向けとなっており、『Core X』シリーズ(Skylake-X)よりも高価な価格設定がされています。ゲーマー勢が積極的にチョイスする理由はないでしょう。

参考程度に『Xeon W』と『Core X』の比較をどうぞ。

CPU

i9-7920Xの殻割画像が海外で上がってまいりました。

前情報どおり、12C24Tのi9-7920Xも安心と信頼のグリスバーガーです。悲しいなぁ……。

CPU

MSカタログでIntelディスプレイドライバ22.20.16.4758が配信されていて、このドライバの『igdlh64.inf』の中には、『CFL』、Coffee Lakeの項目があります。『CFL』の項目を見てみると、

CPU

Kaby LakeのiGPUは正式にはWindows10でしかサポートされておらず、Windows7で使用するにはマザーボードメーカーが公開しているVGAベータドライバが必要でした。

しかし、ベータドライバを使う以外にもIntel公式ドライバを書き換えて使う方法なんてのもありましたのでご紹介。

CPU

MSRP 999ドルの1950X税込157,464円、MSRP 799ドルの1920X税込125,064円という、頭のおかしい初値でTHREADRIPPERの販売を開始した国内代理店ですが、急遽、値下げが入りました。

2017年8月23日現在、多くのショップで下記の価格帯で販売されています。

 1950X 税込138,000円前後 (初値から約19,000円の値下げ)
 1920X 税込111,000円前後 (初値から約14,000円の値下げ)

同じく999ドルのi9-7900Xは初値が税込124,980円で、今では税込107,800円で販売されています。値下げされたとはいえ、THREADRIPPERの割高感を拭いきるにはまだまだ先は遠そうです。

2017/9/1追記
ツクモが値下げ前にTHREADRIPPERを購入した人に対して 「連絡が欲しい」 と呼びかけています。詳細は下記の記事へどうぞ。

【CPU】 ツクモがTHREADRIPPER購入者に「連絡が欲しい」と呼びかけ。返金対応か?

CPU


92mmファン『NH-U9 TR4-SP3』 / 120mmファン『NH-U12S TR4-SP3』 / 140mmファン『NH-U14S TR4-SP3』

THREADRIPPER用空冷CPUクーラー『Noctua NH-U TR4-SP3』シリーズのベンチマークが公開されました。比較対象は簡易水冷の

『Thermaltake Floe Riing RGB 360』になります。

『Noctua NH-U TR4-SP3』シリーズのベース部分は、

THREADRIPPERの大型ヒートスプレッダ全体をしっかりとカバーしており、まさにTHREADRIPPERのための空冷CPUクーラーとなっています。

この空冷CPUクーラーで簡易水冷とどこまで戦えるのか。サクッと結果をどうぞ!

CPU

Intelはi9-7960Xのサンプルをオーバークロッカーな方々に配布したようで、各所でi9-7960Xの極冷OCのスコアが上がってきています。それはともかく、i9-7960Xを受け取った一人、Splave氏が気になる発言をしています。

CPU

ENERMAXはTHREADRIPPER用の簡易水冷クーラー『LIQTECH TR4』シリーズを発表しました。このクーラー最大の特徴は、

THREADRIPPERの大型IHSを100%カバーする設計になっており、最大で500W+ものTDPに対応します。また、同社は、インストールガイドを動画で公開しています。

< Update 1 >
日本では2017年9月上旬発売予定で、市場想定価格は240mmモデルの『LIQTECH TR4 240』が17,000円前後、360mmモデルの『LIQTECH TR4 360』が20,000円前後とのこと。

CPU,メモリ

RYZEN 7 / 5 / 3シリーズではメモリの4枚挿しよりも2枚挿しの方が、より高速なメモリスピードを設定できました。では、THREADRIPPERではどうなのか。速度重視であれば8枚挿しよりも4枚挿しの方が良いのか。答えはYesです。

THREADRIPPERのレビュアーガイドにはこう書き記されています。


(Source:The AMD Ryzen Threadripper 1950X and 1920X Review)

オーバークロックを前提としない場合、4枚挿しでDDR4-2667、8枚挿しでDDR4-2133がサポートされる最大値となっています。速度を重視したい人は、シングルランクDDR4メモリの4枚挿しでやりくりした方が良いでしょう。

CPU


(Source:AMD Threadripper Thermal Paste Application Methods Tested)

海外メディアのGAMERS NEXUSで、THREADRIPPERには↑どういうグリスの塗り方が適しているのかという実験が行われました。結果、

CPU


(Source:AMD Confirms Linux Performance Marginality Problem... / AMD Confirms Ryzen Marginality Performance Issue ...)

RYZENのSEGV問題について少し進展がありました。AMDと直接のやり取りをしているMichael Larabels氏は、AMDに連絡を入れたところ、AMDもSEGV問題の再現を確認し、影響を受けた顧客と協力して解決にあたっているそうです。

また、この問題はTHREADRIPPERとEPYCでは発生せず、RYZEN固有の問題であることも判明しました。この問題の影響を受けるユーザの方は、AMDカスタマーケアに連絡してほしいとのことです。

 AMDカスタマーケア
 http://support.amd.com/en-us/contact/email-form(英語フォーム)
 http://support.amd.com/ja-jp/contact/email-form(日本語フォーム)

連絡した結果、どういう対応になるかはわかりませんが、お困りの方は一報入れてみては如何でしょうか。

< Update 1 >
この問題に大きな進展がありました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 RYZEN SEGV問題に大きな進展。しかし、根本的な解決方法はCPUの交換のみ

CPU


(Source:14- to 18-Core Processors Available Starting in September)

記事タイトルで完結していますが、IntelはSkylake-Xの12~18コアモデルの発売日を正式に発表しました。12コアモデルのi9-7920X2017年8月28日に発売、14コアモデルのi9-7940Xと16コアモデルのi9-7960X、そして18コアモデルのi9-7980XEの3製品は9月25日に発売が決定しました。

また、上記のスライドショーも同時に公開されました。これは7月末にリークされた内容と一致しています。はたして、この中にソルダリングが採用されているモデルはあるのでしょうか……。

[Skylake-X 10~18コアモデル]

Model
number
Cores
(Threads)
Base clockTurbo Boost
2.0 / 3.0
L3
cache
TDP
Core i9-7980XE18 (36)2.6 GHz4.2 / 4.4 GHz24.75 MB165W
Core i9-7960X16 (32)2.8 GHz4.2 / 4.4 GHz22.00 MB165W
Core i9-7940X14 (28)3.1 GHz4.3 / 4.4 GHz19.25 MB165W
Core i9-7920X12 (24)2.9 GHz4.3 / 4.4 GHz16.50 MB140W
Core i9-7900X10 (20)3.3 GHz4.3 / 4.5 GHz13.75 MB140W

< Update 1 >
余談ですが、PC Gamerによると

Turbo Boost 2.0は上記のような挙動になるそうです。

CPU,マザーボード


(Source:AMD X399 Supports Bootable ... / AMD X399 Platform Lacks ...)

海外メディアのTom's Hardwareによると、X399マザーボードはNVMeのRAIDでのOSブートに対応していないようです。これは特定のマザーボードだけではなく、全てのマザーボードがそういう仕様とのこと。

AMDは 「いずれこの機能を有効にする」 と言ったそうですが、それがいつになるのかは定かではありません。なお、SATAのRAIDはOSブートが可能な模様。

このニュースを見た海外勢からは

「クソッ。X399のために購入したNVMeドライブ2台を使ってRAID 0にしようと思ったのに」

といった悲しみの書き込みも出ています。構成を考える際はお気をつけくださいませ。

2017/9/1追記
AMDがNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告しました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【マザボ】 AMD、X399でNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告

CPU

NoctuaはTHREADRIPPER用空冷CPUクーラーを3種発表しました。

画像左の『NH-U9 TR4-SP3』は92mmファンを採用し、その小ささからPCIeスロットとの干渉は100%起こらず、4Uサイズのラックマウントにも対応しています。

画像真ん中の『NH-U12S TR4-SP3』は120mmファンを採用し、ほとんどのマザーボードのPCIeスロットと干渉は起こらず、高さ158mm、幅125mmと、一般的なタワーケースに対応しています。

画像右の『NH-U14S TR4-SP3』は140mmサイズのファンを搭載し、最高のパフォーマンスを売りにしています。

また、リテンションモジュールのSecuFirm2は、極力干渉を抑えるために

3~6mm、CPUクーラーをマザーボード上部にズラすことが可能となっています。

お値段は

 NH-U9 TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U12S TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U14S TR4-SP3 79.9ドル

となり、それぞれ2017年8月末に発売予定とのことです。

2017/8/23追記
『Noctua NH-U TR4-SP3』シリーズのベンチマーク記事を書きました。詳細はこちらへどうぞ。