CPU,マザーボード

海外でZ370 / Coffee Lake環境にWindows7のインストールができたという報告が出てまいりました。何かしらの理由でCoffee Lake環境でWindows7を使いたいと思っていた人には朗報ですね。インストール手順は下記のページをご参照くださいませ。

Overclock.netフォーラム
How to install Windows 7 on Coffee Lake PC (Z370 chipset motherboard - Asus Maximus X Hero)

詳しくはフォーラムを見ていただくとして、以下、補足です。

フォーラムではASUS ROG Maximus X Heroを例に手順の説明がされていますが、投稿者によると

Windows10用ドライバとして公開されているIntel Chipset Driver (version 10.1.1.44 - 2017/08/30)はWindows7 / 8と互換性があります。

とのことで、ASUSだけでなく他社製品のマザーボードでもWindows7のインストールはできるようです。

ただし、各マザーボードメーカーが正式にサポートしているのはWindows10のみです。Windows7での動作目当てで購入して、万が一、上手くいかなかったとしても泣かない覚悟が必要です。不安であれば、ぐぐるなりしてWindows7での動作報告のあるマザーボードを選んておいた方が無難かと思います。

iGPUに関しては特に記載がないため、こっちはまだ打開できていないようです。Kaby LakeではマザーボードメーカーがVGAベータドライバを公開していたり、Inf書き換えなんて裏技がありました。Coffee Lakeでも何かしらの方法での打開報告が待たれます。

最後に、Coffee LakeもKaby Lakeと同様にWindowsUpdateは蹴られると思います。これに関してはいくつか打開策があるため、詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

【アプデ】 『最新CPUでWindows Updateお断り機能』をお断りする方法がさっそく見つかる

Good luck!

2018/11/8追記 ①
iGPUに関して少し進展がありました。Win7用ドライバとWin10用ドライバを合体させることで、いくつか問題点は残るもののWindows7である程度動作することに成功した模様です。合体ドライバの作り方など詳しくはこちらのMivas氏の書き込みをご覧くださいませ。

<合体ドライバの問題点>
・Windows Media Playerで動画再生すると音声のみ流れて映像が表示されない
・Intel Graphics Control Panelが正常に動作せず、設定が反映されない
・ハードウェアアクセラレーションが不安定で、これを使ったテストを行うとテストが停止する

<上手くいく動作>
・Media Player ClassicやVLC、GOMなどではちゃんと動画再生が可能
・ブラウザ上での動画再生にも問題なし
・エアロも完全に機能

2018/11/8追記 ②
Z390でもWindows7の動作報告が出てまいりました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU/マザボ】 朗報 Z390 / Core 9000シリーズ環境でもWindows7が動作。ただし別途USBカードが必要

CPU,マザーボード


(Source:ASUS Z370 Maximus X Apex Review)

前回のあらすじ、Z370もマザーボードによってはVRMの温度がヤバイと海外で報じらました。


(『OC』表記は5.0GHz時、何もなしは定格)

Gigabyte Z370 Ultra Gamingは5.0GHz時に100度超えという圧倒的な爆熱っぷり。

この件を報じた海外メディアのOC3Dが、新たにASUSのZ370マザーボード『ROG MAXIMUS X APEX』のレビューとVRM温度を公開しました。5.0GHzにOC時のVRM温度がこちら。

CPU,マザーボード


(Source:https://www.asus.com/us/Motherboards/PRIME-X370-PRO/HelpDesk_BIOS/)

ASUSはPRIME X370-PROなど、各AM4マザーボードのBIOSアップデートを公開しました。AGESA 1.0.7.1をベースとし、更新内容には『新しいプロセッサ』のサポートが表記されています。

この『新しいプロセッサ』が何かは書かれていませんが、ASUS ROGチームのElmor氏によるとAGESA 1.0.0.7にはRaven Ridgeのサポートが含まれているとのこと。AGESA 1.0.0.7以上となる1.0.7.1の『新しいプロセッサ』に、Raven Ridgeが含まれているのは間違いないでしょう。

注意点として、1.0.0.7から大規模なテコ入れが入るため、バグが発生する可能性があると言われています。現在お使いのBIOSで安定しているようでしたら、アップデートは慎重になった方が良いかもしれません。中国語圏では 「アップデート後、UEFIでのマウス動作がもっさりするようになった」 といった報告が出ています。

SSD,マザーボード

Ivy Bridge世代でもNVMeからOSブートが可能ってご存知でしょうか。

そう、ASRockならね。

IvyでもNVMeからOSブートが可能なのかぐぐっていたらヒットしました。てか、BIOS更新日が2017年9月21日て! このマザーボード、2012年発売ですよ! なんという変態長期サポート……。ASRock Z77 Extreme4ユーザでNVMeからOSブートを考えている人は、下記よりBIOSのダウンロードをどうぞ。

 ASRock > Z77 Extreme4
 http://www.asrock.com/mb/Intel/Z77%20Extreme4/index.jp.asp#BIOS

Windows7をインストールする場合はNVMeドライバとなるKB2990941のご用意をお忘れなく。Windows10のインストールは下記のお方の記事が参考になりますのでぜひご一読を。

 クアッドコアですよ
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 1.BIOS(UEFI)更新編
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 2. SSDを取り付ける
 z77 Extream4 をM2(NVMe)にOSブートさせてみた 3.OSブート編

CPU,マザーボード


(Source:Gigabyte Z370 Aorus Ultra Gaming Review)

Skylake-XのときにVRM温度が高くて問題になりましたが、Coffee LakeでもVRM温度は高いようです。海外メディアのOC3D.NETは、i7-8700Kの定格と5.0GHzのときのVRM温度を公開しました。それがこちら。

CPU,マザーボード


CFD販売株式会社はASRockのX299 Mini ITXマザーボード『X299E-ITX/ac』の取り扱いを発表しました。2017年11月3日発売予定で店頭想定売価は52,500円前後(税別)。

メモリはDDR4-4000までのSO-DIMMに対応し最大64GB。4スロットあるためしっかりとクアッドチャネルを保てます。また、M.2は表面にx1、裏面にx2という半端ない仕様になっています。X299でITXというだけでも変態なのに、この妥協なき仕様は変態すぎでしょう(褒め言葉)

ただ、VRMのヒートシンクがかなり小さいため、あまり無茶なことはしない方が良さそうです。

なお、Bitspowerから

CPUとVRMを冷却できるモノブロックも登場予定とのことです。

CPU,マザーボード


(Source:Asus Interview ... / ASUS Confirms Z270 Platform ...)

<ザックリ意訳>
ASUS ROGマザーボードプロダクトマネージャのAndrew Wu氏はbit-techのインタビューでZ270とCoffee Lakeの互換性について語った。Andrew Wu氏いわく、 「ME(Management Engine)とBIOSのアップデートでZ270とCoffee Lakeに互換性を持たせることが可能だ。しかし、Intelがそれを許可しない」 とのこと。また、 「物理的な制限はなく、電力供給についても大した違いはない」 とも述べた。


上記内容がbit-techのインタビューで明らかになりました。Kaby LakeとCoffee Lakeでピンアサインは若干異なっており、Coffee Lakeは電圧ピンが増えていましたが、ASUSによるとそれは大した違いではなく、Z270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応できるようです。

マザーボード屋がここまでキッパリと断言するなら間違いないでしょう……。これは酷い……。

2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。

CPU

↑はマイナビに掲載されているi7-8700KのCinebench R15スコアですが、1542cbと異常に高いため話題になっています。全コアターボが効く4.3GHzだと

CPU,マザーボード

AMDは以前から予告していたX399でNVMe RAIDでのOSブートに対応したことを発表しました。対応ドライバはAMDのページで、対応BIOSは各マザーボードメーカーから入手が可能となっています。まだBIOSが公開されていない場合は、マザーボードメーカーにお問い合わせくださいとのことです。

使用するための詳しい手順やFAQは下記のページで公開されています。Englishですが、Google翻訳でも割と綺麗に翻訳してくれるので意味は通じるかと思います。NVMeでRAIDを使いたい人は下記のページへどうぞ!

 [English]
 Now available: Free NVMe RAID upgrade for AMD X399 chipset!
 [Google翻訳を通したページ]
 Now available: Free NVMe RAID upgrade for AMD X399 chipset!

CPU,マザーボード


(左:Kaby Lake 右:Coffee Lake)
(Source:VideoCardz / TECH POWER UP / Intel 1 / Intel 2 / David Schor)

David Schorなる人物によると、Kaby LakeとCoffee Lakeのピンアサインは

Kaby LakeCoffee Lake
VSS377391
VCC128146
RSVD (未使用ピン)4625

上記のように異なっているとツイートしました。

この件は海外メディアの各所で報じられ、TECH POWER UPによると 「ファームウェアでのロックだけでなく、ハードウェア的にも互換性がないだろう」 と伝えていますが、コメント欄では 「追加された電圧ピン(VSS / VCC)は、以前からある未使用ピン(RSVD)のため互換性は保てます」 という突っ込みも出ています。

これまでに出てきた情報をまとめると、下位互換についてはGuru3Dが以前に暴露したようにファームウェアロックで、上位互換については電圧ピンが足りなくて無理といった感じでしょうか。

(Z270/Z170マザボ側で論理的に未使用ピンを電圧ピンとして割り当てる、なんてことができるのであれば上位互換もできるのかもしれませんが、どうなんでしょう……)

2017/10/19追記
ASUSがZ270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応可能ということをバラしました。なお、Intelが許可しない模様。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 ASUS、Z270でCoffee Lakeに対応可能とバラす。やっぱり対応可能なんじゃないか!

2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【マザボ/CPU】 Z170でCoffee Lakeの動作を成功させた猛者が現れる。やっぱり動くじゃないか!!

CPU,マザーボード

少し前にASRockがツイッター上で、


 Evan Jensen「Z270でCoffee Lakeを使えますか?」
 ASRock「いいえ。Coffee Lakeと200シリーズに互換性はありません」

と、発言しました。この時点で200シリーズとCoffee Lakeに互換性がないことは明らかになっています。

では、300シリーズとKaby Lakeに互換性はあるのか。海外メディアのHardware.Infoは実際にZ370にKaby Lake Celeron G3930を乗せてテストを行いました。結果、

マザーボード


(Source:Please Read: Faulty F5 BIOS Update For Ryzen Gigabyte Aorus AX370 Gaming K7 motherboard)

GigabyteのX370マザーボード『GA-AX370-Gaming K7』のF5 BIOSにとんでもない不具合があるようです。なんでも、CPU電圧が過剰に盛られて、1.7Vなんてことになる場合があるとか。おっそろしい……。現在、F5 BIOSは公開が停止されてます。

もし、F5 BIOSを適用した記憶のある方は、この問題が修正されたF6 BIOSの適用をおすすめいたします。ダウンロードは下記よりどうぞ。

 GA-AX370-Gaming K7用 F6 BIOS
 http://download.gigabyte.eu/FileList/BIOS/mb_bios_ga-ax370-gaming-k7_f6.zip