128コア最大5.7GHz駆動の化物CPU『Prodigy T16128』。Tachyumから

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Tachyum Prodigy

半導体企業のTachyumは、ワンチップでCPU・GPU・TPUを担う、128コアプロセッサー『Prodigy T16128 Universal Processor』発表しました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。

Tachyum Prodigy

Tachyumが世界最強クラスのプロセッサーを作り上げた。それが『Prodigy T16128 Universal Processor』(以下、Prodigy T16128)だ。

Prodigy T16128は最大5.7GHzで動作し、コア数は128コア。メモリは最大DDR5-7200で動作し、16スロット、容量8TBまで対応。このほか、64レーンのPCIe 5.0を備える。

TachyumはProdigyを『ユニバーサルプロセッサー』(Universal Processor)と呼んでおり、HPCやAIワークロード、汎用計算など、すべてこのワンチップで処理できるとされている。

Prodigyは、HPCアプリケーションにおいて、Intel Xeonの最速モデルと比較して4倍、NVIDIA H100として3倍の性能を発揮するとされている。しかも電力効率は10倍以上だという。このような性能を実現するために、TachyumはProdigyを多目的CPUとしてゼロから設計したという。

Prodigy T16128のほかに、64コアモデルのProdigy T864、32コアモデルのProdigy T832が、ミドルレンジとエントリーレベル製品として登場を予定している。

Prodigyプロセッサーは、ゲームチェンジャーとなる可能性がある。量産開始時期は2023年前半。プロセスノードは5nm。来年には実際のベンチマークを見ることができるだろう。

[Source: Tom’s Hardware

ProdigyはあくまでもデータセンターやHPC向けのCPUですが、そのパフォーマンスは気になるものがあります。Tachyumの主張どおりであれば、IntelやAMD、NVIDIAに続く新たな選択肢となるでしょう。

Posted by にっち