Synology NAS製品使用環境でネットワーク接続に不具合。リモートデスクトップに繋がらないなど。2023年7月のWindowsUpdateインストール環境で発生。修正を公開
Synologyは、同社NAS製品を使用している環境において、2023年7月12日のWindowsUpdate後からネットワーク接続に不具合が発生することを発表しました。
不具合概要・対処方法
Synology製のNAS製品使用環境において、以下の不具合が発生する場合があります。
- 特定のリモートサーバー管理ツール(RSAT)を開けない
- リモートデスクトップセッションへの接続に失敗する
これらの不具合は、以下の3つの条件を満たすと発生します。
- Synology Directory Serverパッケージがインストールおよび実行されている
- Windows PCがSynology Directory Serverによって作成されたドメインに参加している
- 2023年7月12日公開された以下のWindowsUpdate セキュリティ更新プログラムがインストールされている
- Windows Server 2022:KB5028171
- Windows11 22H2: KB5028185
(※Windows11 21H2のKB5028182については言及されていませんが、Windows10 22H2でも発生していることからWindows11 21H2でも発生する可能性あり) - Windows10 22H2: KB5028166
Synologyは、この不具合を修正したSynology Directory Serverパッケージを公開しました。アップデートすることで本不具合は発生しなくなります。詳細なアップデート手順はSynologyのサイトよりご確認ください。