Seagate FireCuda 540、ヒートシンクなしで使用するとクラッシュ。データ損失の恐れ。Phison PS5026-E26コントローラーに起因
SeagateのPCIe 5.0 NVMe M.2 SSD『FireCuda 540』を、ヒートシンクやクーラーなどの冷却なしで負荷をかけるとクラッシュすることが明らかになりました。ドイツメディアのComputer Baseが報じました
Phison PS5026-E26コントローラーを搭載したPCIe 5.0 NVMe M.2 SSDは、高温になるとSSDがクラッシュしてシステムから認識されなくなる場合がある。再びSSDを認識させるには一度PCの電源を切って再起動する必要がある。 この不具合が発生すると、最悪の場合、クラッシュ直前のデータが保存されず、データ損失の恐れがある。この不具合はPhison PS5026-E26コントローラーに起因する。Phisonはこの不具合を認識しており、修正を約束した。 PS5026-E26を搭載したSeagateのFireCuda 540も例外ではない。クーラーを使用せずにCrystalDiskMarkを実行したところ、すぐに80℃を超えてシステムから認識されなくなった。 本件についてSeagateに問い合わせたところ、2023年9月にこの不具合を修正したファームウェアを公開予定だという。 CorsairのMP700もこの不具合を抱えていたが、最近、修正したファームウェアをリリースした。 [Source: Computer Base] |
PCIe 5.0 NVMe M.2 SSDは基本的にヒートシンクやクーラーとの併用が想定されており、クーラーなしでの使用は推奨されていません。とはいえ、クラッシュするのはいただけません。修正ファームウェアの公開が待たれます。