Samsung 970 EVO Plusが仕様変更。キャッシュ切れ後の速度が大幅に低下
SamsungのNVMe M.2 SSD『970 EVO Plus』が、新ロットで仕様変更されました。
これまで、970 EVO Plus 1TBは、約40GBのSLCキャッシュがあり、キャッシュ切れ後の書き込み速度は1500MB/sを保っていました。新ロットではキャッシュが約115GBへと増加し、より多く高速書き込みができるようになりましたが、キャッシュ切れ後はわずか800MB/sへと速度が低下するようになりました。
Samsung 970 EVO Plus 1TB 新旧比較 [Source: 潮玩客]
キャッシュの増加により、115GBまでのワークロードであればこれまで以上に快適なパフォーマンスを得られるでしょう。しかし、問題はキャッシュ切れ後。
例えば、Dxtory Video Codecを使用してゲームプレイを1080p / 144fps / avi形式の超高画質で録画する場合、毎秒860MBの書き込み速度が必要になります。こういった連続書き込みを行う場合には、今回の仕様変更により、転送が間に合わなくなります。結果、動画にフレームドロップが発生します。
もちろん、そんな特殊な使い方をしている人は少ないでしょう。通常使用する分には大きな問題はありません。しかし、もし、そういった連続書き込み速度が重要な使い方をしている場合には注意が必要です。