AMD、Ryzen 7000シリーズにベイパーチャンバーのIHSを検討。しかし、実際には採用されず。その理由とは
AMDは、Ryzen 7000シリーズにベイパーチャンバーのヒートスプレッダ(IHS)の採用を検討していた模様です。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
AMDのラボに招待されたGamers Nexusによると、AMDはRyzen 7000シリーズにベイパーチャンバーのIHSの採用を検討していたという。 しかし、この案は見送られることとなった。ベイパーチャンバーはその構造が複雑なために製造コストが上昇するからだ。さらに重要なことは、普通の金属製IHSとベイパーチャンバーのIHSとを比較して、温度差はわずか3℃しかなかったという。これくらいの温度差であれば、上位のCPUクーラーを使えば簡単に達成できる。 コストと性能が改善されない限り、Ryzen 7000シリーズはもちろん、将来のCPUのIHSにもベイパーチャンバーが採用されることはないだろう。 [Source: WCCF TECH] |
ヒートスプレッダをベイパーチャンバーにすればさらに冷却効率のアップが期待できそうなものですが、あまり効果はなかったようで3℃の低下に留まったそうです。今までになかったおもしろいアイデアですが、なかなかに上手くいかないものですね。