Ryzen 7 8700Gのゲームベンチマーク公開!iGPUながらdGPUのGeForce GTX 1650に匹敵するグラフィック性能
海外メディアのMadBoxPCにより、Zen 4世代のAPUとなるRyzen 7 8700Gのゲームベンチマーク結果が公開されました。そのリザルトがこちら。
テスト環境
- APU / CPU
- Ryzen 7 8700G
8C16T (Zen 4 x8) ベース4.2GHz ブースト5.1GHz
L3キャッシュ合計16MB
iGPU: Radeon 780M 12CU - Ryzen 5 8600G
6C12T (Zen 4 x6) ベース4.3GHz ブースト5.0GHz
L3キャッシュ合計16MB
iGPU: Radeon 760M 8CU - Ryzen 7 7700
8C16T (Zen 4 x8) ベース3.8GHz ブースト5.3GHz
L3キャッシュ合計32MB
iGPU: 2CU - Ryzen 5 7600
6C12T (Zen 4 x6) ベース3.8GHz ブースト5.1GHz
L3キャッシュ合計32MB
iGPU: 2CU
- Ryzen 7 8700G
- グラボ
- GeForce GTX 1650
- GeForce GTX 1660 SUPER
- マザーボード
- ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI
- メモリ
- 16GB x2 DDR5-6000
Cinebench R23
Ryzen 7 8700GのCinebench R23ベンチマーク結果はシングルが1781、マルチが17209ポイント。同じ8C16TのRyzen 7 7700 (シングル1881 マルチ18072)よりも5%ほど低いCPU性能となっています。
これは、Ryzen 7 8700GがRyzen 7700よりブーストクロックが低く、L3キャッシュも半分の16MBになっていることに起因しているものと思われます。
ゲームベンチマーク
リザルトの言語はスペイン語となっており、『Medio』は『Medium』(中画質)を意味します。
3DMark Fire Strike
アサシンクリード ヴァルハラ
サイバーパンク2077
DIRT 5
F1 2022
ファークライ6
Shadow of the Tomb Raider
Strange Brigade
Watch Dogs: Legion
まとめ
Ryzen 7 8700GにはRadeon 780MというRDNA 3世代の12CUのiGPUが内蔵されています。その性能は素晴らしく、上記リザルトを見てわかるように、デスクトップ用グラボ(dGPU)のGeForce GTX 1650に勝ったり負けたりと、iGPUながらにdGPUに匹敵する性能を見せています。
AAAタイトルや高画質設定ではさすがに厳しい場面も見られますが、画質設定を下げたりカジュアルなゲームタイトルであれば十分にプレイアブルなフレームレートを得られます。
CPU部分はZen 4世代の8C16Tとなっており、CPU性能も申し分ありません。Ryzen 7 8700Gは、ワンチップでシンプルかつパワフルな小型PCを組みたい人に、優れた選択肢となってくれるでしょう。