ASRock製マザーボードでRyzen 7 7700Xが破損。CPUが膨張し、ソケットに焦げ跡のような変色
ASUS製マザーボード環境でRyzen 7 7800X3Dなどの3D V-Cacheモデルが焦げて破損するという報告が複数件出ていますが、ASRock製マザーボード環境でもRyzen 7 7700Xが破損したという報告が出てきました。その写真がこちら。
ASRock B650 PG Lightning - ソケット中央が変色
上記写真を投稿したのはRedditユーザーのartdekdok氏。ASUS製マザーボードでの破損は3D V-Cacheモデルでしたが、こちらは通常モデルのRyzen 7 7700X。YouTubeを見たり、Webサイトを見ていると突然PCの電源がオフになり、PCをバラしたところ、AM5ソケット中央には焦げ跡のような変色が見られ、CPU中央部分が膨張していました。こうなるに至った原因は判明していません。
artdekdok氏の使用環境は以下。
- マザーボード: ASRock B650 PG Lightning
- BIOS: 1.18 (AGESA ComboAM5 1.0.0.5c)
- メモリ: DDR5-5800
- CPU設定: オーバークロックはしておらず、PBO2のCurve Optimizerを-20にして低電圧化のみ
気になる点があるとすれば、Curve Optimizerをマイナス設定にして低電圧化しているところでしょうか。ただ、これが原因であるならもっと多くの報告が出ているでしょうし、ここに原因があるとは考えにくいものがあります。
また、ASUS製マザーボードの焦げ跡とは場所が違うため、こちらは別問題かもしれません。ただ、膨張しているという点はどちらも同じです。
今のところ、ASRock製マザーボードでCPUが死亡したという報告はこの1件のみなので、初期不良かユーザー側の過失かもしれませんが、膨張して破損するという点は一致しているため、どこかに共通した原因があるのかもしれません。