Ryzen 5000シリーズのCinebench R20スコアがCPU-Monkeyに掲載
AMD Ryzen 5000シリーズのCinebench R20のスコアが、CPUデータベースサイトのCPU-Monkeyに掲載されたとRedditやGuru3Dなどで話題になっています。そのリザルトがこちら。
モデル コア/ベース/ターボ | R20 Single | R20 Multi |
Ryzen 9 5950X 16C32T/3.4/4.9 | 641 | 10360 |
Ryzen 9 3950X 16C32T/3.5/4.7 | 531 | 9148 |
Ryzen 9 5900X 12C24T/3.7/4.8 | 629 | 8168 |
Ryzen 9 3900X 12C24T/3.8/4.6 | 521 | 7178 |
Ryzen 7 5800X 8C16T/3.8/4.7 | 618 | 5724 |
Ryzen 7 3800X 8C16T/3.9/4.5 | 509 | 4960 |
Ryzen 5 5600X 6C12T/3.7/4.6 | 604 | 4312 |
Ryzen 5 3600X 6C12T/3.8/4.4 | 501 | 3751 |
Ryzen 9 5950Xのマルチは10,360ポイントとなっており、10,000ポイントの大台を突破しています。前世代のRyzen 3000シリーズと比較しても良好な伸びを見せています。
ただし、このリザルトの確度は微妙です。CPU-Monkeyの英語ページには注意書きとして、
この情報はプリサンプルに基づいており、最終バージョンでは仕様やベンチマーク結果が異なる場合があります。 |
と書かれており、量産前のサンプルやES版等でのリザルトを匂わせています。また、日本語ページでは、
「前シリーズのモデルに基づいたもの」と書かれています。翻訳上の誤りということも考えられますが、英語と日本語とでかなり意味が違ってきており、何かしらのサンプルを使用してのスコアなのか、それとも前シリーズに基づいた予想なのかはわかりません。
いずれにしても、過去に公開されたRyzen 3000XTシリーズのリザルトは、
AMDからの正式発表前に掲載されたスペックは当時の誤ったリーク情報に基づいており、発売後はスペックもスコアも書き変わっています。 (発売後もベースクロックは誤ったままですが)
確証は持てませんが、レビュー公開前や発売前のリザルトは、リーク等に基づいて、クロックやコア数などから単純計算で割り出した数字なのではないかと思われます。そのため、レビュー公開前や発売前のCPU-Monkeyのリザルトは鵜呑みにはせず、『予想スコア』程度に見ておいた方が良さそうです。
ただ、AMDはRyzen 5000シリーズの正式発表時にRyzen 9 5900XのCinebench R20のシングルスコアを公開しているため、当たらずと雖も遠からずとなっているかもしれません。