非対応CPUでも普通にWindows11 24H2をインストールできたという報告。ただし、メインPCとしての使用は推奨されない

WindowsUpdate

Windows11 24H2

非対応CPU環境でも、普通にWindows11 24H2のインストールができたという報告が出てきました。海外メディアのNeowinが報じました。

非対応CPU環境でもWindows11 24H2のインストールになぜか成功

非対応CPUでも、特別な対策を行わずにWindows11 24H2のインストールができたという報告が読者のAdam氏から寄せられた。Adam氏の使用しているCPUはIntel Core i5-6400と、Windows11対応CPUリストには掲載されていない。つまり、Windows11非対応CPUだ。しかし、この世代はTPM 2.0に対応している。TPM 2.0はWindows11の必須要件の1つだ。

Adam氏は、メディア作成ツール(Media Creation Tool)を使用してWindows11 24H2のインストールメディアを作成した。TPM 2.0を有効したところ、特にインストールメディアを改変することなく、そのままWindows11 24H2のインストールができたという。

Core i5-6400環境にWindows11 24H2のインストールができた
Core i5-6400環境にWindows11 24H2のインストールができた

しかし、PC正常性チェック(PC Health Check)アプリで確認したところ、このPCはWindows11と互換性がないと表示された。

PC正常性チェックではシステム要件を満たしていないと表示された
PC正常性チェックではシステム要件を満たしていないと表示された

― Neowin

上記はあくまでも実験的なものであることはご留意ください。本来であれば、非対応CPU環境にはWindows11をインストールすることはできません。もし、同様の環境で、インストールに成功したとしてもメインPCとしての使用は推奨しません。

非対応CPU環境だと、通常、大型アップデート時に「このバージョンの Windows では、プロセッサがサポートされていません」というエラーが表示されてインストールがキャンセルされます。

CPUがサポートされていないというエラーが表示される
CPUがサポートされていないというエラーが表示される

つまるところ、今回、Windows11 24H2をインストールできたとしても、今後、Windows11 25H2といった大型アップデートをインストールできない可能性があります。(=いずれセキュリティアップデートが降ってこなくなります)

Windows11を使用するにあたっては、基本的にはシステム要件を満たした環境での使用が推奨されます。

メインPCでの使用は推奨しないものの、サブPC等での実験用としてはあり

メインPCとしての使用は推奨しませんが、サブPC等で実験したりしたい場合は、以下の方法で非対応環境でもWindows11を使用できます。

繰り返しますが、メインPCとしての使用は推奨はしません。今はまだ非対応PCでも、例えば23H2から24H2へといった大型アップデートを適用する方法が残っていますが、24H2でその方法の1つがMicrosoftに潰されました。今、残っている方法もいつまで使えるかわかりません。

非対応PCにWindows11をインストールする場合は、あくまでも実験等を目的に、最悪いつ使えなくなってもいい・大型アップデートを適用できずセキュリティアップデートが降ってこなくなってもいい・毎回クリーンインストールしてもいいようなPCでご利用ください。