AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1公開。Radeon RX 9070 XTやRX 9070、FSR 4などをサポート

RADEON

AMD Software: Adrenalin Edition

Radeon RX 9070 XTおよびRadeon RX 9070をサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。

新たにサポートされた機能

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバでは、新たに以下の機能がサポートされています。

▼新たにサポートされた機能

  • AMD FSR 4 (Fidelity FX Super Resolution 4)
    • FSR 4はRadeon RX 9070シリーズのみサポートされます。サポートされているゲームや詳細についてはこちらのページをご覧ください
  • AMD Fluid Motion Frames 2.1
  • AMD Software: Adrenalin EditionにおけるAI強化機能
    • Radeon RX 9070シリーズのみサポートされています
    • AMD Chat
      • テキストおよび画像生成機能を備えたローカルオフラインチャットボットです。
      • AMD ChatはユーザーのAMDハードウェアに関する一般的な質問に回答し、AMD Software: Adrenalin Editionの機能を有効にします
    • AMD Image Inspector
      • AMD Image InspectorはAIを活用して、テキストと画像の診断データを収集することで、AMDがゲーム品質を向上させるのを支援できます
  • AMD Install Manager
    • AMD Install ManagerはAMDのソフトウェアのインストールを簡単に管理できる新しいアプリケーションです
    • 新しいグラフィックスドライバやAMD Chat、チップセットドライバのインストールに対応しています
    • 自動的に最新の状態に保つオプションを選択することで、リアルタイムで自動更新します
  • AMD Radeon Image Sharpening 2
    • Radeon RX 9070シリーズのみサポートされています
    • より強力で応答性の高いシャープニングを提供するためにアップデートいたしました
    • AMD Radeon Image Sharpening 2は、ゲーム、動画、またはデスクトップ全体にシャープネス処理を適用できるようになりました

サポートの追加・最適化されたゲームタイトル

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。

▼新たにサポートされたゲーム

  • FragPunk
  • スプリット・フィクション(Split Fiction)

▼新たにHYPR-Tuneに対応したゲーム

  • Farming Simulator 25
  • S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
  • SILENT HILL 2 (サイレントヒル2)

その他のアップデート

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバには、以下のその他のアップデートが含まれています。

▼その他のアップデート

  • AMD ROCm on WSL for AMD Radeon RX 7000 Series 
  • AI Performance Improvements on AMD Radeon RX 7000 Series
  • Developer Updates
  • 追加されたVulkan拡張機能 (Expanded Vulkan Extension Support )

これらのアップデートの詳細についてはこちらのページをご覧ください。

新たにサポートされたグラフィックスカード・モバイルGPU

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバでは、新たに以下のグラフィックスカード・モバイルGPUがサポートされています。

  • Radeon RX 9070 XT
  • Radeon RX 9070
  • Radeon RX 7650 GRE
  • Ryzen Al Max+ 395
  • Ryzen AI 5 PRO 340 (AMD Radeon 840M)
  • Ryzen AI 7 PRO 350 (AMD Radeon 860M)
  • Ryzen AI 5 340 (AMD Radeon 840M)
  • Ryzen Al 7 350 (AMD Radeon 860M)
  • Ryzen 9 9955HX with AMD Radeon Graphics
  • Ryzen 9 9850HX with AMD Radeon Graphics
  • Ryzen 9 9955HX3D with AMD Radeon Graphics
  • Ryzen 9 9955HX3D with AMD Radeon Graphics

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバ対応製品

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバは、以下の製品をサポートします。

  • Radeon RX 9000シリーズ
  • Radeon RX 7000シリーズ
  • Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
  • Radeon iGPU内蔵CPU。対象かどうかはドライバ検索ページよりご確認ください

対応製品リストに以下のVega / Polarisグラボ・GPUは含まれていません。

  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 500 / 400シリーズ

これらの製品に対応したドライバも公開されていますが、RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム向けです。詳細は後述いたします。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバで修正された不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。

  • OBS StudioをTwitch Enhanced Broadcastingと一緒に使用していると、HEVCエンコーディングが正常に動作しない不具合を修正
  • AMD Ryzen AI 9 HX 370などの一部のAMDグラフィックス製品環境において、『Warhammer 40,000: Space Marine 2』をプレイ中に、ゲームがクラッシュしたり、ドライバのタイムアウトが発生する不具合を修正
  • Radeon RX 7000シリーズグラフィックス製品環境において、『Delta Force』のパフォーマンスが想定より低い不具合を修正
  • マーベル・ライバルズ(Marvel Rivals)において、FSR 3 Frame Generationを有効にしていると、スタッター(カクつき)が発生する不具合を修正

既知の不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。

  • AMD Image Inspectorを有効にして『Marvel’s Spider-Man 2』『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』をプレイすると、AMD Software: Adrenalin Editionがクラッシュする場合があります。一時的な回避策として、AMD Image Inspectorを無効にしてください
  • ドライバのインストール直後、Microsoft EdgeでYouTube動画を再生すると、想定よりもパフォーマンスが低下する場合があります。一時的な回避策として、Microsoft Edgeを再起動してください
  • ADL SDKを使ってROPをカウントするサードパーティツールにおいて、誤って64ROPと表示される場合があります。この不具合はドライバアップデートで修正を予定しています
  • Radeon RX 9070シリーズ環境において、Counter-Strike 2をMSAA x8でプレイすると、正常なガンマで表示されません
  • Marvel’s Spider-Man 2でFSR 4が有効化されているにもかかわらず、AMD Software: Adrenalin Edition上では有効化されていると表示されない場合があります
  • 『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』において、パストレーシングを有効にしてVery Ultra画質設定にしていると、ゲームがクラッシュする場合があります。修正されるまでの一時的な対処方法として、普通のレイトレーシング設定に変更してください
  • AMD Ryzen 7000シリーズ以上のプロセッサー + AMDグラフィックス製品の組み合わせ環境で、AMD Cleanup Utility for Windowsを使用した後、新しいドライバのインストール中にAMDバグ報告ツールが表示される場合があります。
  • 一部のノートPC環境において、ドライバアップデート後に内蔵カメラの起動に失敗する場合があります。この不具合が発生した場合は、AMD Cleanup Utility for Windowsを使用して、24.12.1ドライバへのロールバックをおすすめいたします
  • Windows Subsystem for Linux (WSL 2)のサポートに関する制限事項については、こちらのページをご確認ください。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1ドライバ ダウンロードリンク

ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

  AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1

ドライバのページには以下の2種類のドライバがあります。

  • AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1 Driver
  • AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1 Driver Including Vega and Polaris Series

前者はRDNA世代のRadeon RX 5000 / 6000 / 7000 / 9000シリーズのみのサポートして約892MB、後者はRDNA世代に加えVegaとPolaris世代のRadeon VII / RX Vega / 500 / 400シリーズもサポートして全部入りで約1.4GBとなっています。

後者の説明欄には「RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム用」と記されており、RDNAとVega / Polarisが混在するPC向けとして公開されています。そのため、Polaris / Vegaカードにアップデートはありません。

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Posted by にっち