AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1公開。Windows11 24H2に対応

RADEON

AMD Software: Adrenalin Edition

『Once Human』『The First Descendant』やWindows11 24H2をサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。

サポート・機能の追加

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバには、以下のサポートの追加・機能の追加が含まれています。

▼新たにサポートされたOS

  • Windows11 24H2

▼新たにサポートされたゲーム

  • Once Human
  • The First Descendant

▼新たにHYPR-Tuneに対応したゲーム

  • 龍が如く8
  • オーバーウォッチ2
  • F1 24
  • Outpost: Infinity Siege
  • The First Descendent

▼その他の機能

  • Anti-Lag 2 Support for Counter-Strike 2
    • 2023年10月、レイテンシー低減技術であるAnti-Lag+を有効にすると、ゲームのアンチチートプログラムに引っかかってCounter-Strike 2 (CS2)Apex Legendsで誤BANされるという事件が起こりました。この問題を受け、AMDはAnti-Lag+を無効化しました。AMDは新たに、こういったことが起こらないように内部構造を変更し、Anti-Lag 2と名称を変えて復活させました。Anti-Lag 2ではゲーム開発者と協力して、ゲーム側にも実装する必要があります。現在、Anti-Lag 2はCounter-Strike 2でのみ使用できます。Anti-Lag 2の詳細はこちらのページをご覧ください
  • AI on Radeon
  • AI Development on Radeon

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバ対応製品

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバは、以下の製品をサポートします。

  • Radeon RX 7000シリーズ
  • Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
  • Radeon iGPU内蔵CPU。対象かどうかはドライバ検索ページよりご確認ください

対応製品リストに以下のVega / Polarisグラボ・GPUは含まれていません。

  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 500 / 400シリーズ

これらの製品に対応したドライバも公開されていますが、RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム向けです。詳細は後述いたします。

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバで修正された不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。

  • Fallout 3、Fallout: New Vegasの起動に失敗する不具合
  • Radeon RX 7900シリーズGPU環境でHELLDIVER 2をプレイしていると、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する不具合を改善
  • HELLDIVERS 2をプレイしていると、パフォーマンスメトリクスが更新されない負食い
  • FreeSync対応ディスプレイを搭載したハイブリッドグラフィックスノートPC環境において、システムがクラッシュしたりフレームレート(fps)が低下する不具合

既知の不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。

  • ドライバのアップデート後にVirtual Super Resolutionまたは Display Color Enhancementsが無効に設定される場合があります。この不具合は24.7.1で修正を予定しています
  • Radeon Boostを有効にしてDying Light 2 Stay Human: Reloaded Editionをプレイすると、表示がおかしくなる場合があります。一時的な回避策として、Radeon Boostを無効にしてください
  • AMD SoftwareのRecord & StreamingとHDRを有効にしてGhost of Tsushima DIRECTOR’S CUTをプレイすると、表示がおかしくなる場合があります
  • OriginまたはOriginProを使用すると、3Dモデルの表示が黒色になっておかしくなる場合があります。この不具合は24.7.1で修正を予定しています
  • AV1コーデックを使用してAMD Software: Adrenalin Editionで録画すると、音声とビデオが同期しない場合があります。この不具合は2024年7~9月頃の修正を予定しています

AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1ドライバ ダウンロードリンク

ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

  AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1

ドライバのページには以下の2種類のドライバがあります。

  • AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1 Driver
  • AMD Software: Adrenalin Edition 24.6.1 Driver Including Vega and Polaris Series

前者はRDNA世代のRadeon RX 5000 / 6000 / 7000シリーズのみのサポートして約716MB、後者はRDNA世代に加えVegaとPolaris世代のRadeon VII / RX Vega / 500 / 400シリーズもサポートして全部入りで約1.3GBとなっています。

後者の説明欄には「RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム用」と記されており、RDNAとVega / Polarisが混在するPC向けとして公開されています。そのため、Polaris / Vegaカードにアップデートはありません。

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Posted by にっち