AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1公開。『Marvel Rivals』『MSFS2024』『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』などをサポート
『Marvel Rivals』『Microsoft Flight Simulator 2024』『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』『野狗子: Slitterhead』などをサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。
サポートの追加・最適化されたゲームタイトル
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。
▼新たにサポートされたゲーム
- Marvel Rivals
- Microsoft Flight Simulator 2024
- ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者(Dragon Age: The Veilguard)
- 野狗子: Slitterhead
- Delta Force
- S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
▼RadeonでのAI 開発
Windows Subsystem for Linux (WSL 2)の公式サポートにより、サポートされているハードウェアを搭載したユーザーは、Windowsシステム上でAMD ROCmソフトウェアを使用して開発できるようになりました。そのため、デュアルブートの設定が不要になりました。WSL 2に追加されたサポートは以下。
- ONNX Runtime
- TensorFlow
- Triton (ベータサポート)
ROCmのRadeon互換性に関する詳細情報はこちらのページを、Windows Subsystem for Linux (WSL 2)の設定に関する情報はこちらのページをご覧ください。
▼新たにHYPR-Tuneに対応したゲーム
- Horizon Zero Dawn Remastered
- MechWarrior 5: Clans
- Red Dead Redemption 2
▼追加されたVulkan拡張機能
- VK_EXT_fragment_shader_interlock
- VK_KHR_compute_shader_derivatives
- その他のVulkan拡張機能のサポートについてはこちらのページをご覧ください
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバ対応製品
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバは、以下の製品をサポートします。
- Radeon RX 7000シリーズ
- Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
- Radeon iGPU内蔵CPU。対象かどうかはドライバ検索ページよりご確認ください
対応製品リストに以下のVega / Polarisグラボ・GPUは含まれていません。
これらの製品に対応したドライバも公開されていますが、RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム向けです。詳細は後述いたします。 |
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバで修正された不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。
- llama.cppを使用していると想定よりパフォーマンスが低い不具合
- The Crew Motorfestのテクスチャが正常に表示されない不具合
- Radeon RX 6000シリーズのグラフィックス製品環境において、Valve Indexを144Hzで使用中にSteamVRを初めて起動すると、システムがクラッシュする不具合
- 『モンスターハンター:ワールド』のロード中にゲームがフリースする不具合
- Radeon RX 5000シリーズ以上の環境において、『フォートナイト』のプレイ中にゲームがクラッシュする不具合
- OBS StudioをTwitch Enhanced Broadcastingと一緒に使用していると、H.264エンコーディングが正常に動作しない不具合
既知の不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。
- AMD Ryzen AI 9 HX 370などの一部のAMDグラフィックス製品環境において、『Warhammer 40,000: Space Marine 2』をプレイ中に、ゲームがクラッシュしたり、ドライバのタイムアウトが発生する場合があります。この不具合が発生する場合、一時的な対処方法としてAMD SoftwareのVariable Graphics Memoryを有効にしてください(AMD Software → Performance → Tuning → Variable Graphics Memory)
- Marvel Rivalsにおいて、FSR 3 Frame Generationを有効にしていると、スタッター(カクつき)が発生する場合があります。一時的な回避策としてはFSR 3 Frame Generationを無効にしてください
- AMD Ryzen 7000シリーズ以上のプロセッサー + AMDグラフィックス製品の組み合わせ環境で、AMD Cleanup Utility for Windowsを使用した後、新しいドライバのインストール中にAMDバグ報告ツールが表示される場合があります
- OBS StudioをTwitch Enhanced Broadcastingと一緒に使用していると、HEVCエンコーディングが正常に動作しない場合があります
- Windows Subsystem for Linux (WSL 2)のサポートの制限は、こちらのページをご覧ください
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1
ドライバのページには以下の2種類のドライバがあります。
- AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1 Driver
- AMD Software: Adrenalin Edition 24.12.1 Driver Including Vega and Polaris Series
前者はRDNA世代のRadeon RX 5000 / 6000 / 7000シリーズのみのサポートして約773MB、後者はRDNA世代に加えVegaとPolaris世代のRadeon VII / RX Vega / 500 / 400シリーズもサポートして全部入りで約1.3GBとなっています。
後者の説明欄には「RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム用」と記されており、RDNAとVega / Polarisが混在するPC向けとして公開されています。そのため、Polaris / Vegaカードにアップデートはありません。