AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1公開 [Update 1: Vega / Polarisドライバを加筆]
『龍が如く8』(Like A Dragon: Infinite Wealth)、『鉄拳8』(TEKKEN 8)に最適化し、Radeon RX 7600 XTやAMD Fluid Motion FramesなどをサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。
本ドライバは、Radeon RX 5000シリーズ以上用(RDNA用)と、Radeon VII以下用(Vega、Polaris用)の2種類あります。記事内の対応製品をご確認ください。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/1/24] ① AMDがVega / Polaris用ドライバページの公開し忘れに気づいて公開しました。Vega / Polaris用ドライバを加筆。 [2024/1/24] [New] |
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Radeon RX 5000シリーズ以上用(RDNA用)
サポートの追加・最適化されたゲームタイトル
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。
- 龍が如く8 (Like A Dragon: Infinite Wealth)
- 鉄拳8 (TEKKEN 8)
追加された機能・改善
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバには、以下の機能や改善が含まれています。
- AMD Fluid Motion Frames (AFMF)
- フレーム生成機能。AFMFはRadeon RX 7000 / 6000 / 700Mシリーズに対応します
- AMD Video Upscaling
- 動画アップスケーリング機能。AMD Video UpscalingはRadeon RX 7000デスクトップシリーズに対応します。詳細はこちらのページをご覧ください。
- 動画の改善。より鮮明に、品質向上
- AMD Smart Technology Tabを追加。1つの場所からA+A機能にアクセスできます
- AMD Assistantを追加。状況に応じてAMD Software機能を自動的に有効化/無効化することでバッテリーのもちを良くします
- Windows11 22H2以降において、Radeon RX 7600シリーズで『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)をサポート
留意事項
- AMD Fluid Motion Frames (AFMF)
- AFMFは、HYPR-RXを使用してDirectX 11および12のタイトルで有効にすることができます
- AFMFを有効にすると遅延(レイテンシー)が発生する場合があります。動きの速い対戦ゲームでは良好なエクスペリエンスとならない場合があります。遅延を改善するため、AMD Radeon Anti-Lagと組み合わせることを推奨します。また、最低60 fps以上フレームレートが出る環境での使用を推奨します
- グローバルでAFMFが有効になっていたとしても、特定のゲームタイトルでは手動で有効にする必要があります
- ショートカット[ALT]+[Shift]+[G]キーでAFMFの有効/無効をその場で切り替えられます
- AFMFを使用するにはV-SYNC (垂直同期)を無効にして、ゲームをフルスクリーンにする必要があります
- ボーダーレスフルスクリーンとの互換性を向上させるために、Windows11環境の場合はOptimizations for windowed gamesを有効にすることができます
- 良好な映像体験のために、AFMFを使用する際は可変リフレッシュレートも有効にすることを推奨します
- AMD Software: Adrenalin Editionのゲーム内オーバーレイを使用してフレーム生成のステータスを確認できます
- AFMFは、ゲームエンジンの外部でフレームレートを向上させるフレーム生成技術です。フレームレートを確認するにはその結果得られるFPSを確認するにはAMD Software Performance Metrics Overlayを使用してください
- 現時点では、サードパーティ製のモニタリングツールをサポートしていません
- Hybrid Graphics環境でAFMFを有効にするには、使用するGPUがAFMFに対応している必要があります
- AFMFは、HYPR-RXを使用してDirectX 11および12のタイトルで有効にすることができます
- AMD Video Upscaling
- AMD Video UpscalingはほとんどのDirectX 11アプリケーションで画質を向上させることができます
- Google ChromeとMicrosoft Edgeは『chrome://flags/』または『edge://flags/』から『Media Foundation for Clear』を有効にする必要があります
- Graphicsタブのスライダーでシャープネスのレベルを調整できます
- AMD Video UpscalingはほとんどのDirectX 11アプリケーションで画質を向上させることができます
新たにサポートされたグラフィックスカード
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバでは、新たに以下のグラフィックスカードがサポートされています。
- Radeon RX 7600 XT
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバ対応製品
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバは、以下の製品をサポートします。
- Radeon RX 7000シリーズ
- Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
- Radeon iGPU内蔵CPUはドライバ検索ページよりご確認ください
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバで修正された不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。
- 一部のDirectMLのワークロードで想定よりパフォーマンスが低くなる不具合
- Radeon RX 7000シリーズ + 特定のモニター(Nixeus NX-EDG274Kなど)環境において、ドライバアップデート後に断続的にグレーの画面が表示される不具合
- 特定のUWPアプリケーションにおいて、Graphics APIメトリックが『N/A』と表示される不具合
- Warframeで異常なカクつき(スタッター)が発生する不具合
- Call of Duty: Modern Warfare IIIにおいて、煙のエフェクトに黒いアーティファクトが発生する不具合
- Radeon RX 5600 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、Starfieldをプレイ中に、黒いテクスチャのちらつきが発生する不具合
- 『工場リセット』にチェックを入れてインストールすると、インストールに失敗する不具合
既知の不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。
- Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品環境において、Deathloopのロード時間が長くなる場合があります。この不具合は、24.2.1で修正を予定しています
- Radeon RX 6800など一部のAMDグラフィックス製品環境において、RTAOを有効にするとアプリケーションがクラッシュする場合があります
- オーバーウォッチ2において、最初のマッチ時に異常なカクつきが発生する場合があります。この不具合は24.2.1で修正を予定しています
- AV1コーデックを使用してAMD Software: Adrenalin Editionで録画すると、音声とビデオが同期しない場合があります。この不具合は2024年4~6月頃の修正を予定しています
- Radeon RX 7000シリーズ環境において、Oculus Rift Sの表示が緑色になる場合があります
- Radeon RX 7900 XTXなど一部のAMDグラフィックス製品環境において、システム再起動後にParsecホストアプリケーションがクラッシュする場合があります
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Radeon VII以下用(Vega / Polaris用) [New]
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバ対応製品
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバは、以下の製品をサポートします。
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 500 / 400シリーズ
- Radeon iGPU内蔵CPUはドライバ検索ページよりご確認ください
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバで修正された不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバでは、以下の不具合が修正されています。
- さまざまなゲームでパフォーマンスメトリクスオーバーレイのFPSがN/Aと表示される不具合
- Radeon RX Vega 64など一部のAMDグラフィックス製品環境において、Tuning Presetを変更すると、システムがクラッシュしたり、AMD Software: Adrenalin Editionが応答しなくなる不具合
- Radeon RX 590など一部のAMDグラフィックス製品環境において、Halo InfiniteやThe Last of Us Part Iなどのさまざまなゲームをプレイしていると、ドライバが断続的にタイムアウトする不具合
- AMD Audio CoProcessorが正常にインストールされない不具合
既知の不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバには、以下の既知の不具合があります。
- AMD Ryzen 5 PRO 6650Uプロセッサーなどの一部のAMD製品仕様環境において、Microsoft Teamsを使用中にカメラが断続的にループした映像を表示する場合があります
- Hybrid Graphics環境において、Adobe Premiere ProでGPUアクセラレーションを使用できない場合があります
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Vega / Polarisドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。