AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2公開。Stable Diffusionのパフォーマンスが2倍に向上
『Diablo IV』『Stable Diffusion 1.5』に最適化したAMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。
サポートの追加・最適化されたゲームタイトル・アプリ
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバには、以下のゲームタイトル・アプリのサポートの追加・最適化が含まれています。
・Diablo IV
・Stable Diffusion 1.5 - DirectML経由で使用すると、平均2倍のパフォーマンス向上 (例: Radeon RX 7900 XTX環境で、23.5.1と比較して)
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバ対応製品
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバは、以下の製品をサポートします。
・Radeon RX 7900シリーズ
(注: 本ドライバはRX 7600非対応の模様。対応と記されていません。ドライバ検索しても、RX 7600の最新は23.5.1で止まっています)
・Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
・Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
・Radeon VII
・Radeon RX Vegaシリーズ
・Radeon Pro Duo
・Radeon RX 600 / 500 / 400シリーズ
・with Radeon Vegaシリーズ
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバで修正された不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバで修正された不具合はありません。
既知の不具合
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバには、以下の既知の不具合があります。
・Radeon RX 7000シリーズ環境において、バーチャルリアリティゲームやアプリのパフォーマンスが想定よりも低い場合があります
・DaVinci Resolve Studioにおいて、AV1の動画を再生中にアプリケーションがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります
・Radeon RX 7000シリーズ環境で高解像度の高リフレッシュレートのモニターを使用すると、アイドル時の消費電力が高くなる場合があります
・Radeon RX 5700 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、RuneScapeをプレイ中にゲームがクラッシュする場合があります
・Radeon RX 6800 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、仁王2のプレイ中にウィンドウを切り替えると、表示がおかしくなる場合があります
備考: 23.5.1まであった「Radeon RX 7000シリーズを使用した一部のマルチモニター環境において、ゲームパフォーマンスの低下や、動画再生時に動画のカクつきが発生する不具合」が書かれていません。しかし、この不具合が修正されたというアナウンスも今までありません。書き忘れなのか、修正されたのかは不明です。マルチモニターユーザーにとっては割と致命的な不具合なため、詳細をハッキリしてもらいたいところです。
AMD Software: Adrenalin Edition 23.5.2ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。