AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1公開

RADEON

AMD Software: Adrenalin Edition

『Avatar: Frontiers of Pandora』をサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。

サポートの追加・最適化されたゲームタイトル

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。

  • Avatar: Frontiers of Pandora

その他のアップデート

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバには、以下アップデートが含まれています。

  • UIのデザインを変更
  • 省電力機能のAMD HYPR-RX Ecoをサポート
    • まずはRadeon RX 7000シリーズおよびRDNA 3でサポート
  • FRTC、Radeon Super Resolution、オーバーレイ、Record and StreamをOpenGLデームでもサポート
  • Radeon RX 7900 / 7800 / 7700シリーズで『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)をサポート。HAGSの詳細はMicrosoftのページをご覧ください
  • Vulkanの拡張機能を追加。詳細はこちらのページをご覧ください
  • Radeon RX 6000 / 7000 / 600M / 700MシリーズにおけるTopaz AIとDaVinci ResolveのDirectMLを改善・最適化

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバ対応製品

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバは、以下の製品をサポートします。

  • Radeon RX 7000シリーズ
  • Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
  • Radeon iGPU内蔵CPU

対応製品リストに以下のVega / Polarisグラボ・GPUは含まれていません。

  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 500 / 400シリーズ

これらの製品に対応したドライバも公開されていますが、RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム向けです。詳細は後述いたします。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバで修正された不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。

  • 高解像度・高リフレッシュレートのモニターが混在するマルチモニター環境において、Radeon RX 7000シリーズのアイドル時の消費電力が高くなる不具合
  • Radeon RX 7000シリーズ + Ryzen 7000シリーズ環境において、CPUのiGPUにサブモニターを接続していると、Chromiumベースのブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)で断続的なカクつきが発生する不具合
  • Crysis Remasteredのプレイ中、星が表示されない不具合
  • Radeon RX 7000シリーズ環境において、FINAL FANTASY X HD Remasterをプレイ中に特定のテクスチャが表示されない不具合
  • EA Sports WRCのプレイ中、表示がおかしくなる不具合
  • Radeon RX 6900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、オーバーウォッチ2が断続的にカクつく不具合 (※筆者注: AMDは「6900 XTX」と書いていますが6900 XTか7900 XTXの誤植と思われます)

既知の不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。

  • AV1コーデックを使用してAMD Software: Adrenalin Editionで録画すると、音声とビデオが同期しない場合があります
  • Radeon RX 7000シリーズ環境において、特定のモニター(Nixeus NX-EDG274K)を使用していると、ドライバのアップデート後に断続的に灰色の画面が表示されます
  • 軽いDirectMLの処理において、想定よりパフォーマンスが低くなる場合があります
  • 特定のUWPアプリケーションにおいて、Graphics APIのメトリクスがN/Aと表示される場合があります
  • Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、War Thunderを4x SAAAでプレイすると、地上のテクスチャがチラつく場合があります

AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1ドライバ ダウンロードリンク

ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

  AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1

ドライバのページには以下の2種類のドライバがあります。

  • AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1 Driver
  • AMD Software: Adrenalin Edition 23.12.1 Driver Including Vega and Polaris Series

前者はRDNA世代のRadeon RX 5000 / 6000 / 7000シリーズのみのサポートして約680MB、後者はRDNA世代に加えVegaとPolaris世代のRadeon VII / RX Vega / 500 / 400シリーズもサポートして全部入りで約1.2GBとなっています。

後者の説明欄には「RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム用」と記されており、RDNAとVega / Polarisが混在するPC向けとして公開されているようです。

昨今のAMDはVega / Polaris向けのアップデートがあれば、別途にVega / Polaris専用ドライバを公開しています。上記全部入りドライバをインストールしてもVega / Polaris環境だとドライババージョンは23.12.1にはならず、専用ドライバの最終バージョンとなります。

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Posted by にっち