GeForce 531.18 WHQLドライバ公開。RTX Video Super Resolutionに対応。Atomic Heartへの最適化やAdobe製品の不具合修正など
『THE FINALS (クローズドベータ)』『Atomic Heart』に最適化し、RTX Video Super Resolution (RTX VSR)をサポートしたGeForce 531.18ドライバが公開されました。
サポートの追加・最適化されたゲームタイトル
GeForce 531.18ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。
・THE FINALS (クローズドベータ)
・Atomic Heart - DLSS 3をサポート。DLSS 3を有効にすると、以下のようなパフォーマンスアップがあるとされています
RTX Video Super Resolutionに対応
GeForce 531.18ドライバでは、新たに『RTX Video Super Resolution』に対応しています。
『RTX Video Super Resolution』とは、GeForce RTX 3000 / 4000シリーズ(今後2000番台も対応予定)で利用できる超解像技術(アップスケーリング技術)。Google ChromeやMicrosoft Edgeで動画を視聴する際、低解像度なソースでも、以下の動画のように鮮明な映像を表示できるとされています。(2024/5/16追記: Firefoxも対応しました)
本機能を利用するには、『NVIDIA コントロール パネル』を開き、『ビデオ イメージ設定の調整』 → 『RTX ビデオ強調』の『スーパー解像度』にチェックを入れて、クオリティを1~4で選択してください。
クオリティは、1がもっとも低く、4がもっとも高くなります。クオリティが高くなるほどGPU使用率も高くなります。
なお、『RTX Video Super Resolution』が動作しているかどうかを確認できるインジケーターはありません。NVIDIAによると、今後のアップデートで追加を検討しているとのことです。
デスクトップPC環境は以上で設定完了ですが、ノートPC環境の場合は、別途以下の設定も行う必要があります。
ノートPC用設定 ▼Windows11
▼Windows10
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GeForce 531.18ドライバ対応製品
GeForce 531.18ドライバは、以下の製品をサポートします。
・GeForce RTX 4000シリーズ
・GeForce RTX 3000シリーズ
・GeForce RTX 2000シリーズ
・GeForce GTX 1600シリーズ
・GeForce GTX 1000シリーズ
・GeForce GTX 900シリーズ
・GeForce GTX 800シリーズ
・GeForce GTX 700シリーズの一部(Maxwell GPUコア)
GTX 750 Ti、GTX 750、GTX 745
・NVIDIA TITANシリーズ
TITAN RTX、TITAN V、TITAN Xp、TITAN X (Pascal)、TITAN X
・GeForce MX100~MX500シリーズ
GeForce 531.18ドライバで修正された不具合
GeForce 531.18ドライバでは、以下の不具合が修正されています。
・Steam版のForza Horizon 4をプレイしていると15~30分ほどでゲームがフリーズする不具合
・Call of Duty: Modern Warfare IIが不安定な不具合
・Dead SpaceのResizable Barプロファイルが有効にならない不具合
・Adobe After Effects / Media EncoderにおけるProRes RAWファイルの問題
・Adobe Premiere Proが不安定な不具合
GeForce 531.18ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
531.18 WHQL Windows10 / Windows11用 64bit DCH版
不具合情報 [2023/3/2追記]
本ドライバの不具合情報を書きました。不具合については以下の記事をご覧ください。
GeForce 531.18 ドライバ 不具合情報。アイドル時にCPU使用率が上昇したり、フォートナイトやCoD等がクラッシュするなど