Ryzen 7000シリーズが熱いのはIHSの厚みが原因か。IHS研磨で温度が7~9度低下

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Ryzen 9 7950Xを研磨

Ryzen 7000シリーズの温度が高いのは、最大95度で動作という仕様だけでなく、IHS (ヒートスプレッダ)の厚みにも原因がある模様です。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。

Ryzen 9 7950Xを研磨

Ryzen 7000シリーズは3.6mmという非常に厚いIHSを採用している。これは一般的なIHSよりも1mm以上厚く、熱伝導率に悪影響を及ぼす。

YouTubeチャンネルのJayzTwoCentsによると、Ryzen 9 7950Xを全コア5.1GHzにしてCinebench R23を実行すると94~95度だったのが、IHSを0.8mm研磨したところ85~88度へと低下したという。また、全コア5.4GHzへと上げても90.65度に留まった。

Ryzen 9 7950X - 上: 研磨前 / 下: 研磨後

[Source: Tom’s Hardware

Ryzen 9 7950XのIHSを0.8mm研磨すると、温度が7~9度低下する模様です。この温度の低下は魅力的ですが、研磨するための工具と真っ直ぐ綺麗に研磨する技術が必要なため、一般人には中々難しいところです。

また、こういった改造は、言うまでもなく保証がなくなることにも注意が必要です。

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Posted by にっち