Outlookの添付ファイル保存に異常に時間がかかる不具合 [Update 1: 修正情報を加筆]
Microsoftは、Outlookの添付ファイルを保存する際に、異常に時間がかかる不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2023/7/26] ① 記事下部に修正情報を加筆。 [2023/11/12] [New] |
不具合概要
Outlook for Microsoft 365 (デスクトップ版)において、添付ファイルのデフォルトの保存先がネットワークパスに設定されていると、『名前を付けて保存』のダイアログが表示されるまで、以下のダイアログがしばらくの間表示され続ける場合があります。
この不具合は、以下のビルド以降から発生しています。
- Current Channel: Version 2304 (Build 16327.20214)
- Monthly Enterprise Channel: Version 2304 (Build 16327.20324)
対処方法・回避策
この不具合にお困りの場合は、以下の手順で本不具合を回避できます。
- 上記ビルド以前にロールバックしてください。ロールバック手順はこちらをご覧ください。
- [Windows] + [R]キーを押して『ファイル名を指定して実行』を開き、『services.msc』と入力してエンター。『WebClient』を開いて、サービスを停止して『スタートアップの種類』を『無効』にしてください。
これで本不具合は発生しなくなります。
現在、Microsoftは本不具合を調査しており、進展がありこちらのページにて続報の案内を予定しています。
修正 [2023/11/12] [New]
Microsoftによると、25991.1000.rs_prerelease.231102-1335以降(おそらく、Windows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 25991以降のこと)でこの不具合は修正されたとのこと。通常版のWindowsではまだ修正されていません。特に問題がなければいずれ通常版のWindowsでも修正されるでしょう。