Outlookが起動時にクラッシュする不具合

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Microsoftは、Outlookが起動時にクラッシュする不具合が発生していることを発表しました。

不具合概要

2024年8月1日リリースのバージョン2407 Build 17830.20138以降にアップデートしたOutlook for Microsoft 365において、起動時にOutlookが予期せず終了する場合があります。また、セーフモードにおいてもOutlookが終了する場合があります。この不具合は、Outlookの表示スタイルをクラシックにしている環境で発生する場合があります。

この不具合が発生した場合、イベントビューアーにイベントID 1000または1001で以下のようなイベントエラーが記録されます。

Fault Bucket 1620625936954482602, Type 4
Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.17830.20138, time stamp: 0x66aaad8c
Faulting module name: ucrtbase.dll, version: 10.0.22621.3593, time stamp: 0x10c46e71
Exception code: 0xc0000005
Fault offset: 0x000000000005137c
Faulting process id: 0x0x5A00
Faulting application start time: 0x0x1DAE741D3515015
Faulting application path: C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\OUTLOOK.EXE

この不具合は、Microsoft 365メールアカウントのサーバーベースルールが破損しているか、処理できなかった場合に発生することが確認されています。

対処方法・回避策

Microsoftによると、この不具合が発生している場合、以下の手順を実行することで不具合の発生を回避できるとのこと。

  1. [Windows] + [R]キーを押して『ファイル名を指定して実行』を開いてください。
  2. 『Outlook.exe /cleanrules』と入力してエンターキーを押してください。このコマンドにより、すべてのクライアントベースルールとサーバーベースルールが削除されます。削除しても問題ないかどうかは慎重にご判断ください。
  3. 必要に応じて新しいOutlookプロファイルを作成してください。詳細手順は『Create an Outlook profile』のページをご覧ください。
  4. もし、問題が解決しない場合はOutlook Web Accessにログインして、手動でルールを削除してください。

さらに詳しい情報や質問がある場合は、本不具合のスレッドを見るよう、Microsoftは案内しています。

Posted by にっち