Outlook.comの障害はDDoS攻撃によるものか。アクセスできない不具合が断続的に発生
2023年6月6日頃から発生しているOutlook.comにアクセスできない不具合・障害は、DDoS攻撃の可能性がある模様です。海外メディアのBleeping Computerが報じました。
昨日、今日と、Outlook.comが断続的にダウンしている。この障害により、世界中のOutlookユーザーに広範囲な混乱をもたらした。 Anonymous Sudanと呼ばれるハクティビスト(政治的ハッカー)が、Outlook.comへのDDoS攻撃を行っていることを主張している。Anonymous SudanはTelegramにて「私たちはどのような米国企業でも標的にできる。アメリカ人よ、私たちを責めるべきではない。スーダンの内政に介入しようとしている米政府を非難するべきだ。私たちは米国の大企業や政府、インフラをターゲットにし続ける」と述べている。
Anonymous SudanはOutloo.com WebサービスのメインURLである『https://outlook.live.com/mail/0/』を標的にしているという。 [Source: Bleeping Computer] |
Microsoftは、2023年6月6日AM9時半時点で復旧したと述べていましたが、その数時間後に障害が再発したことをアナウンスしました。
そして、2023年6月7日AM7時、Microsoftは「サービスはほぼ安定した状態を維持していますが、完全に解決したわけではありません。問題を検知した場合には、直ちに対処していく予定です」とアナウンスしました。
Microsoftは完全に解決していないと述べており、まだしばらくは断続的な障害の発生が懸念されます。