NVIDIA、12VHPWRコネクタが溶ける不具合は修正済みと発表
特定条件下で12VHPWRアダプタケーブルが溶ける不具合が修正された模様です。NVIDIAは、12VHPWRアダプタケーブルについて、以下のQ&Aを公開しました。
Q: PCI-SIGは、非ATX 3.0電源とGen 5アダプタプラグを使用した際に、12VHPWRコネクタの過電流/過電圧時のリスクについて警告しました。PCI-SIGが警告をしたのはなぜですか? また、NVIDIAの新製品にはどのような影響がありますか? A: 当社(NVIDIA)の新製品には影響しません。当社は、開発およびテストの初期段階において、特定のサプライヤーが製造したプロトタイプのコネクタに潜在的な問題があることを確認いたしました。PCI-SIGのメンバーとして、この問題をサプライヤーに連絡し、修正を依頼し、修正されました。当社は、新しい規格を実装するサプライヤーを支援するために、私たちの調査結果を共有しました。PCI-SIGは、これらの検証結果を他のサプライヤーに伝えました。 [Source: NVIDIA] |
つい先日、12VHPWRアダプタケーブルは特定条件下(660Wの高出力状況でケーブルを曲げて使用するなど)で溶ける・融解することが判明し、PCI-SIGは同メンバーに注意喚起のPDFを送信しました。
NVIDIAの調査では、この問題は「特定のサプライヤーが製造したプロトタイプのコネクタ」に影響するとし、すでに修正済みで同社の新製品(GeForce RTX 4090やRTX 4080など)には影響しないとされています。
ただ、PCI-SIGの調査では「コネクタの接続部分が過熱し融解。複数のサプライヤー、デザインで発生」とも記されています。PCI-SIGおよびNVIDIAには、この問題がどこまで広がっていてどこまでちゃんと修正されたのか、問題露呈以前に発売された製品への影響の有無など、詳細を公表してもらいたいところです。