NVIDIA、GeForce RTX 2060を299ドルへと値下げ
NVIDIAは、発売当初349ドルだったGeForce RTX 2060 Founders Editionを299ドルまで値下げしました。これにより、NVIDIAとAMDのミドルレンジ帯のグラフィックスカード価格は以下のようになります。
NVIDIA | MSRP | AMD |
$329 | RX 5700 | |
RTX 2060 | $299 | |
GTX 1660 Ti | $279 | RX 5600 XT |
GTX 1660 SUPER | $229 |
このタイミングでの値下げは2020年1月21日に発売を控えたRX 5600 XTを意識したものと思われます。ただ、競合とされるGTX 1660 Tiに関しては今のところ動きはありません。
AMDによると、RX 5600 XTは、GTX 1660 Tiよりも高性能とされており、以下のゲームタイトルでの優位性をアピールしています。
上記以外のゲームタイトルではどうなるかはわかりませんが、GTX 1660 Tiと同価格に設定してきたことから、多くのゲームタイトルでGTX 1660 Tiと勝負ができるというAMDの自信の表れが窺えます。
では、今回、NVIDIAが行ったRTX 2060の値下げにはどういう意味があるのか。279ドルのカードにわずか20ドル足すだけで、ワンランク上のカードが手に入るというNVIDIAからの提案に思えます。ただ、このままではGTX 1660 Tiの立場が危ういことには変わりないため、後日、こちらも値下げされるかもしれません。
価格競争はユーザーにとっては喜ばしいことなので、是非とも値下げ合戦を繰り広げていただきたいですね。