GeForce RTX 5000シリーズのネイティブ性能(DLSS未使用)が判明。前世代からどれくらい向上しているのか [Update 1: 向上率修正]
DLSS未使用時のGeForce RTX 5000シリーズのネイティブ性能が判明しました。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
更新履歴 [記事初公開日: 2025/1/16] ① 当初、GeForce RTX 5090は、GeForce RTX 4090からネイティブ性能が15%向上したとされていましたが、これは誤りで、WCCF TECHは30%向上へと修正しました。それに伴い、記事を改訂(パーセンテージを修正、下部に追記)いたしました。 [2025/1/19] [New] |
GeForce RTX 5000シリーズ発表時、前世代から2倍の性能向上が謳われたが、これはDLSS 4 Multi Frame Generationを使用した場合の性能差だ。 では、DLSSを使用しない場合はどうなのだろうか。NVIDIAはCES 2025 Editor’s Dayにおいて、DLSSを使用せず、レイトレーシング有効時のネイティブパフォーマンスについても明らかにした。 NVIDIAによると、前世代と比較してGeForce RTX 5090は30%、GeForce RTX 5080は15%、GeForce RTX 5070 TiとGeForce RTX 5070は20%ほど、パフォーマンスが向上としているという。 ▼DLSSなし、レイトレーシング有効時のゲームパフォーマンス差
人によってはこれらの向上率をそれほど大きいとは感じないかもしれない。しかし、DLSS 4やNeural Rendering、Neural Shadingといった今後の技術サポート、さらにRTX Fur、RTX Hair、RTX Skinといった新しいRTX機能を考慮するなら、購入を検討する価値は十分にあると言える。 ― WCCF TECH |
NVIDIAは、GeForc RTX 5000シリーズ発売時点で75タイトルものゲームがDLSS 4 Multi Frame Generationに対応すると述べています。今後も対応タイトルは続々と増えていくでしょう。
GeForce RTX 5000シリーズは、DLSS 4 Multi Frame Generation対応ゲームにとっては非常に魅力的な製品です。フレームレートの向上が尋常じゃありません。その一方で、非対応ゲームにとってはそこまで魅力的に見えないかもしれません。
GeForce RTX 5000シリーズは、DLSS 4 Multi Frame Generationをどれだけ活用するかで、大きく評価が変わるグラボと言えそうです。
[Update 1: 2025/1/19追記] [New]
ただ、GeForce RTX 5090の+30%に関しては、十分に高い向上率と言えるため、非対応ゲームでも相応の満足感を得られるでしょう。
なお、上記はあくまでもNVIDIAによる測定であることはご留意ください。第三者によるベンチマークにおいては結果が異なってくる可能性があります。
直近のリークでは、GeForce RTX 5090は2025年1月24日、GeForce RTX 5080は1月29日~30日にベンチマークが解禁されるといわれています。
2025/1/24追記
第三者によるGeForce RTX 5090のベンチマーク結果が公開されました。詳細は以下の記事をご覧ください。