GeForce RTX 4060 Ti 8GBのゲームベンチマーク公開!RTX 3070と比べて一長一短
海外メディアのTechPowerUpにより、NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GBのゲームベンチマークが公開されました。そのリザルトがこちら。
仕様
RTX 4060 Ti 8GB | RTX 4060 Ti 16GB | RTX 4060 8GB | |
Process | TSMC 4N | ||
アーキテクチャ | Ada Lovelace | ||
CUDA | 4352 | 4352 | 3072 |
Base Clock | 2310MHz | 2310MHz | 1830MHz |
Boost Clock | 2535MHz | 2535MHz | 2460MHz |
VRAM | 8GB GDDR6 18Gbps | 16GB GDDR6 18Gbps | 8GB GDDR6 17Gbps |
Memory Interface | 128bit | 128bit | 128bit |
Memory Bandwidth | 288GB/s | 288GB/s | 272GB/s |
消費電力 (TGP) | 160W | 165W | 115W |
PCIe | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
MSRP | $399 | $499 | $299 |
国内価格 | 69,800円 | 88,800円 | 52,800円 |
発売日 | 2023年 5月24日 | 2023年 7月 | 2023年 7月 |
※NVIDIAはクロックを四捨五入表記しているため、実クロックは-5MHzの場合があります。
テスト環境
CPU: Intel Core i9-13900K (PL1 = PL2 = 320W)
メモリ: 16GB x2 DDR5-6000 36-38-38-76
OS: Windows11 バージョン22H2
グラボ: GeForce RTX 4060 Ti 8GB Founders Edition
Resizable BAR: NVIDIA、AMD、IntelのグラボすべてでResizable BAR有効
GeForce RTX 4060 Ti 8GB ゲームベンチマーク
アサシンクリード ヴァルハラ
サイバーパンク2077
ELDEN RING (エルデンリング)
Dying Light 2
バトルフィールドV
Watch Dogs: Legion
25タイトルでの平均フレームレート
▼ 1920 x 1080
▼ 2560 x 1440
▼ 3840 x 2160
(Source:TechPowerUp)
まとめ
GeForce RTX 4060 Ti 8GBは、GeForce RTX 3070に勝つ場面も見られますが、ほとんどのシチュエーションにおいてGeForce RTX 3070以下のフレームレートとなっています。
25タイトルでの平均フレームレートは、GeForce RTX 4060 Ti 8GBが1080pで131.4 fps、1440pで96.5 fps、4Kで54.0 fps。一方、GeForce RTX 3070は1080pで132.1 fps、1440pで99.9 fps、4Kで58.5 fpsと、すべてにおいてGeForce RTX 4060 Tiを上回っています。
GeForce RTX 4060 Ti 8GBのゲーム性能は、GeForce RTX 3070寄りの、GeForce RTX 3060 Ti以上、GeForce RTX 3070以下の性能と言って差し支えないでしょう。
しかしながら、GeForce RTX 4060 Ti 8GBはDLSS 3 Frame Generationに対応しており、対応タイトルであれば有効にすることで以下のような大幅なフレームレートの向上が得られます。
RTX 4060 Ti 8GB DLSS 3 - ホグワーツ・レガシー
ホグワーツ・レガシーの場合、DLSS 3無効時は67 fpsのところ、有効にすることで109 fpsにもなります。
また、消費電力についてもGeForce RTX 4060 Ti 8GBに分があります。GeForce RTX 4060 Ti 8GBの消費電力は160Wですが、GeForce RTX 3070は220Wと、60Wの差があります。
とはいえ、DLSS 3非対応のゲームであればGeForce RTX 3070の方が若干高いフレームレートを得られるという事実は捨て置けません。
GeForce RTX 4060 Ti 8GBの希望小売価格は税込69,800円から。一方、2023年5月24日時点でのGeForce RTX 3070の最安値も税込69,800円となっています。
どちらにも一長一短があり、この価格帯のグラボの購入を検討されている方にとっては、中々に悩ましい選択肢となりそうです。