GeForceドライバ、古いCPUのサポート復活。POPCNT非対応でも動作するように。いったい何が
NVIDIAは、古いCPU環境におけるGeForceドライバのサポートを復活させました。
ここで言う古いCPUとは、POPCNT命令(SSE 4.2)に非対応のCPU。AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のCPUが該当します。
2024年6月、NVIDIAは「R555ドライバから、NVIDIAディスプレイドライバは、POPCNT命令をサポートしない古いCPUをサポートしなくなりました」とアナウンスしました。以降、555番台以降のGeForceドライバを古いCPU環境にインストールするとブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)や再起動ループが発生するようになりました。
しかし、NVIDIAは、古いCPUのサポートを復活させました。NVIDIAの新たなアナウンスによると、古いCPU環境でブルースクリーンが発生していたのはMicrosoft Visual Studio 2022 (MSVC 2022) バージョン17.8.6の不具合が原因で、566.03ドライバ以降はこの不具合が修正されたMicrosoft Visual Studio 2022 バージョン17.8.8以降を使用しているとのこと。
566.03以降であればPOPCNT非対応の古いCPU環境でもGeForceドライバが再び動作するようになったとのことです。
- 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
- 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する
- 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも再び動作するように
もし、最新ドライバを使用したいのに不具合のせいで552.44以前に留まっていた方は、566.03以降をご利用ください。GeForceドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。