GeForceドライバセキュリティ情報 June 2024 公開。Windows用ドライバに計4件の脆弱性

GPU

NVIDIA

NVIDIAは、2024年6月6日(現地時間)付けで、GeForceドライバのセキュリティ情報June 2024を公開しました。

NVIDIAによると、Windows用GeForceドライバには、コード実行、サービス拒否、権限の昇格、データ改ざんなど、計4件の脆弱性があるとのこと。公開された脆弱性は以下。

  • CVE-2024-0090 / CVSS: 7.8 / 深刻度: 重要
    コード実行、サービス拒否、権限の昇格、情報漏えい、データ改ざん
  • CVE-2024-0089 / CVSS: 7.8 / 深刻度: 重要
    コード実行、情報漏えい、データ改ざん
  • CVE-2024-0091 / CVSS: 7.8 / 深刻度: 重要
    サービス拒否、情報漏えい、データ改ざん
  • CVE-2024-0092 / CVSS: 5.5 / 深刻度: 警告
    サービス拒否

CVSSスコア(最大10点)はもっとも高いもので7.8。深刻度『重要』が3件、『警告』が1件。『緊急』はありません。

CVSSスコアと深刻度
CVSSスコアと深刻度

これらの脆弱性は、以下のドライババージョン(以降)へとアップデートすることで修正されます。

  • Windows10 64bit / Windows11 64bit
    • GeForce Game Readyドライバ: 555.99
    • NVIDIA Studioドライバ: 555.99
    • Kepler専用(GTX 600 / 700等。750 TI、750、745除く)
      セキュリティアップデートドライバ: 475.06(標準) / 475.06(DCH)
  • Windows7 64bit / Windows8.1 64bit
    • Windows7 64bit / 8.1 64bit用セキュリティアップデートドライバ: 475.06