GeForce GTX 1000や900などのDisplayPortの不具合を修正。ファームウェア1.1を公開
NVIDIAは、PascalおよびMaxwell環境でDisplayPort 1.3 / 1.4モニターを使用した際に起こる不具合を修正したファームウェアを公開しました。
GeForce GTX 1000シリーズや900シリーズなどのPascalおよびMaxwell環境でDisplayPort 1.3 / 1.4モニターを使用すると、OSがロードされるまで何も表示されない場合があります。
NVIDIAが公開したNVIDIA DisplayPort Firmware Updater 1.1はこの不具合を修正します。
対象となるグラボは以下。
- NVIDIA TITANシリーズ:
TITAN X (Maxwell)、TITAN X (Pascal)、TITAN XP - GeForce GTX 1000シリーズ:
GeForce GT 1030、GeForce GTX 1050、GTX 1050Ti、GTX 1060、GTX 1070、GTX 1070Ti、GTX 1080、GTX 1080Ti - GeForce GTX 900シリーズ:
GeForce GTX 950、GTX 950Ti、GTX 960、GTX 970、GTX 980、GTX 980Ti - GeForce GTX 700シリーズ:
GeForce GTX 745、GTX 750、GTX 750Ti - Quadroシリーズ:
MaxwellおよびPascal製品
NVIDIA DisplayPort Firmware Updater 1.1のダウンロードはNVIDIAのサイトよりどうぞ。
このFirmware Updaterは2018年にすでに公開済みですが、バージョン1.1となって2023年6月26日付けで再公開されました。2018年のものとどこがどう違うのかは記されていません。
ダウンロードしたファイルを実行すると以下のような画面が表示されますので、
『NEXT』を押して進めてください。また、実行中は決してPCの電源を切らないでください。なお、上記製品以外の環境で使用してもファームウェアはアップデートされません。
2023/7/20追記
NVIDIAによると、2018年版のものはWindows11で動作しなかったため、1.1でWindows11に対応したとのことです。