NVIDIA、次世代AI GPUの状況について語る。Blackwell Ultra、Vera Rubin、そして
NVIDIAは、次世代AI GPUの状況について語りました。
NVIDIAの2024年11月~2025年1月期の決算報告において、同社CEOであるジェンスン・フアン氏は以下のように述べています。
次の段階はBlackwell Ultraで、2025年後半に登場する予定です。新しいネットワーキング、新しい(HBM)メモリ、そしてもちろん新しいプロセッサーが搭載されます。私たちはすでにこれら明らかにしており、さらにその次の段階についてもパートナーと緊密に協力しています。 Blackwell Ultraの次はVera Rubinと呼ばれ、すべてのパートナーはVera Rubinへの移行に向けて準備を進めています。(Vera Rubinでは)非常に大きな飛躍を遂げるつもりです。 GTCにお越しいただけましたら、Blacwell UltraやRubinについてお話しいたします。Rubinの先に何が来るのかもお見せいたします。本当にエキサイティングな新製品です。 ― NVIDIA CEO, Jensen Huang |
NVIDIAは以前から同社のAI GPUロードマップを公開しています。そのロードマップがこちら。
2025年にはBlackwell Ultraが、そして、2026年にはVera Rubinが位置しています。今回のNVIDIAの発表によると、Blackwell Ultraは2025年後半に登場が予定されているとのことです。
そして、2026年予定のVera Rubinでは「非常に大きな飛躍を遂げる」と述べています。原文は「big, big, huge step up」で、『big』を2回も繰り返し、噛み砕いていうと「めちゃめちゃすごいことになる」ことを強調しています。
さらに2027年にはRubin Ultraが位置しています。NVIDIAの言う「Rubinの先」というのはこれのことを指しているのかもしれません。
2025年3月17~21日に米サンノゼで開催予定のNVIDIA主催イベント『GTC 2025』では、これらBlackwell UltraやVera Rubinについて語られることが予定されており、AI GPUに興味がある人にとっては注目のイベントとなるでしょう。